カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

あまりに懐かしいプロレス

2018-10-15 19:22:24 | 日常あれこれ
 昨日は、窓の外から変に元気な音楽が聞こえてきたりマイクで喋っているような声が聞こえてきた。

 隣のオヤジさんのカラオケにしては元気が良すぎるし、だいいち声がはるかにデカイ。

 道路の方を覗くと、西側のスーパーの予備駐車場も車が沢山入っている。

 

 何事かと、表に出てみるとどうやら賑やかさの元は、地震で撤退したドラッグストアの後に出来た自動車屋さんらしい。

 のんびり腕組みなどしながら眺めている、若い男性に「何事ですか」と訪ねると、レスリングだという。

 「え~!レスリング?」

 確かに店の前の駐車場にリングが出来ている。

 ただし、リングの上では中学生くらいの女の子が軽快なリズムに乗ってダンスをしている。

 

 いつも饅頭を買う、饅頭屋のオヤジさんに「これって、今日ここでやるって話はあったんですか?」と話しかけると、自分の店の前にテーブルと椅子を持ち出して、甘栗をぽりぽり食べながら「チラシがきましたよ。テレビでも言ってましたよ」と楽しそうにポリポリ。

 「じゃ女子プロレスですか。女の子が踊っているようですが・・」と聞くと、「あれは町内のダンスチームで、試合は後で始まりますよ」とまたポリポリ。

 用事があったのでその場を去った後に、再び覗いてみたら試合が始まろうとしていた。

 タッグマッチらしく、予定通り場外乱闘から始まって、あの懐かしいプロレスシーンが展開しはじめた。

 

 力道山だの、エンリキ・トーレスだのが活躍していた頃、テレビにかじりついて観戦していたものだ。

 いわゆる文字通りの手に汗を握りながら見ていた。

 学校でも友達とプロレスごっこばかりしていたのを思い出す。

 あの頃と比べれば、プロレスも下火にはなったものの、一部の熱烈なファンはちゃんと居て、今日もリングサイドで応援している。

 技の切れもいいし、昔のプロレスに比べれば圧倒的に今の方が技術的にも高度な技を使っているような気がした。

 テレビでは今でも深夜にやっているようだが、生のリングでのファイトを見るのは今日が初めてだった。

 特に、マットに叩きつけたり、ロープから飛び降りたりするときのマットのタ~ンという高い音が迫力があった。

 ただ、どうしても見続けることが出来なかった。

 子供の頃の思い出は、そのままそっとして置きたかった。

 リアルな試合の迫力の前に、以前の英雄たちを置き去りには出来なかったのだ。

 2軒隣が我が家なので、しばらくの間はリングアナウンサーの声やドタン・バタンや激しい音楽が聞こえ続けていた。

 
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