午前中が気温が高く、午後はだんだんと冷えてくるという予報。
夕方から天気は下り坂のようだから、思い切って午前中に歩きに出た。
帰りには買物もして帰るつもりで、体育館の駐車場に車を駐めて里山の麓へ。
(船野山)
わずか300mちょっとの船の底のような山だが、10万年以上前には火山だったらしい。
なんだこの丘は、と思っていたのに急に尊敬するようになってしまった。
(里山の麓の集落)
里山にへばり付くように、長い集落が続いている。
この集落に沿って歩くことにした。
(河川掘削作業)
途中で河川を整備する重機に出会ったが、今まで見たことのない動作をしていた。
地表面をなぞるように、ユンボの先を動かしている。
前方にはススキなどの雑草があるが、ユンボの後方はなくなっている。
不思議に思って見ていたら、どうやらユンボのアタッチメントは草刈り用に交換されているらしい。
ススキや小さな柳などバリバリと音を立てて刈り取っている。
この後、河川に溜った泥を削り取っていくのである。
さてさて、いよいよ集落に入る。
(川のせせらぎ)
小さな川が流れている。
ただ、この下流は時々洪水に見舞われ、この上流は崖崩れや土石流危険地域。
ノンビリ里山の麓も、意外と危険と隣り合わせなのである。
(薔薇の実)
以前、船野山の中腹まで登ったときに見たことのある、道路脇の薔薇には赤い実が成っていた。
もう少し昇ってみようと思ったが、既に5000歩を超えていたので引き返す。
(麓の集落のお寺)
もう後10日もしないうちに、このお寺の鐘もゴ~ンと鳴るはず。
今日は冬至なので、ゆず湯の準備もしなければ・・。
赤井城祉のある集落を通る頃には、エネルギーランプが黄色に変わった。
(湧水に揺らぐ梅花藻)
彼方こちらから水が湧き、梅花藻やヒラモが水面にゆれる。
ここは、ヒラモが自生している珍しい地域で、江津湖の湧水地帯とともに名が知れている。
てな事を考えながら、ヘロヘロ状態の気をまぎらすのが精一杯。
真っ直ぐ車に向かい、途中で相方注文の買物を終えて、あたふたと帰宅する。
そそくさと昼食となり、やっと人間に復帰した。
里山探訪も良いが帰り道もあることを忘れてはいけない。
特に、食前のウオーキングは、ガス欠に要注意。
「屈託も少しはあって恙ない」・・・しろ猫