INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

近い遺産(21)

2009年06月15日 |    ┣ 近い遺産
(つづき)
福岡市博多区の「堅粕一丁目」バス停。

行先として貼られている「15番」の「千鳥橋行き」と「ゆめタウン博多行き」の下に隠れている「85」と「橋」の文字が少しだけ見える。
「85」とは、「85番 福博循環線」、「橋」とは「千鳥橋」のことである。

85番」の末期は、千鳥橋を起点とする1周運行だったので、ここから、千鳥橋を超えて博多ふ頭入口→天神方面に行くことはできなかった。
しかし、「85番」が千鳥橋を跨いで運行しなくなり、さらには「85番」や「80番」自体が廃止された後も、県庁九大病院前→千代町においては「博多駅、石城町方面へお越しの方は次でお乗換えです」という車内アナウンスを一部のバスで聞くことができた。
いいかげんといえばいいかげんなのだが、見方をかえれば、市内電車から受け継がれる「85番」の存在感や影響力の大きさを示していたということができるのかもしれない。

なお、「堅粕一丁目」バス停前の道路には、今回廃止となった「41番」の吉塚営業所系統が走っていたが、このバス停には停車していなかった。
同様に「41番」は「駅前一丁目」にも停車せず、ちょっとした「快速気分」を味わえる路線でもあった。
(つづく)
コメント (5)
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