(つづき)
30日の記事ということで福岡市早良区の「三十田橋」(さんじゅうだばし)を取り上げてみる。
「三十田橋」バス停は、「橋」を挟んで北側に上り(写真)、南側に下りのバス停があり、両者はやや距離が離れている。
下りバス停は地下鉄七隈線「賀茂駅」に距離的に近いことから、駅の最寄バス停として扱われているが、上りバス停まではやや距離がある。
そこで、七隈線開業時に上りのみ「次郎丸中学校前」のバス停が新設され、上りについてはこちらが駅への最寄バス停となった。
このため、地下鉄賀茂駅への最寄バス停は、上りと下りでは異なるという状態になっており、「地下鉄開業は我々とは全く関係ない話なので、従来の枠組みは変えませんよ」とでも言っている感じである。
本来なら、上りの「次郎丸中学校前」と下りの「三十田橋」を、それぞれ「賀茂駅入口」などに改称するのがスマートのような気がするのだが…。
なお、「三十田橋」の南に位置する「田隈新町」についても、上りのみ「田隈新町第二」というバス停が存在する。
この付近は、上りと下りでは停車停留所数が2つも違う(上りのほうが2つ多い)という事態が生じている。
田隈新町交差点北側に、上りのみ存在する「田隈新町第二」は、もともとは「本家」の「田隈新町」であった。
「209番」が運行を開始した際、田隈新町交差点の南側に、「田隈新町」の「209番」上り専用乗り場ができ、その後そのバス停に「209番」だけでなく「2番」「201番」なども停車するようになった。
その際、交差点南側の乗り場が「本家」の「田隈新町」となり、北側の乗り場は「田隈新町高石公園前」という「分家」扱いとなり、その後「田隈新町第二」に改称され現在に至っている。
私が幼い頃は、この「三十田橋」バス停がある三十田橋北詰交差点~講倫館南口(かつての西高南口)交差点間の道路はまだなく、今から30年くらい前に、暫定供用の砂利道を車で通った記憶がある。
道路供用開始後は、まず「2番」の田隈経由がここを通るようになった(1980年頃ではないかと思う)。
路線開通前、この「三十田橋」や「平田」のバス停に黒ビニールがかかっているのをワクワクしながら見に行った思い出がある。
なお、その後しばらくして、「三十田橋」バス停が電照式となり、はじめて英字表記が付いた際には「MITODABASHI」と表示されていた。
小さな頃からこういう例をいろいろと目にしてきたので、西鉄のバス停の英字表記に対して、「間違っていて当たり前」「正しい表記を期待するのは酷」という寛容さ(?)が自然と身についてきたのかもしれない(笑)。
(つづく)
30日の記事ということで福岡市早良区の「三十田橋」(さんじゅうだばし)を取り上げてみる。
「三十田橋」バス停は、「橋」を挟んで北側に上り(写真)、南側に下りのバス停があり、両者はやや距離が離れている。
下りバス停は地下鉄七隈線「賀茂駅」に距離的に近いことから、駅の最寄バス停として扱われているが、上りバス停まではやや距離がある。
そこで、七隈線開業時に上りのみ「次郎丸中学校前」のバス停が新設され、上りについてはこちらが駅への最寄バス停となった。
このため、地下鉄賀茂駅への最寄バス停は、上りと下りでは異なるという状態になっており、「地下鉄開業は我々とは全く関係ない話なので、従来の枠組みは変えませんよ」とでも言っている感じである。
本来なら、上りの「次郎丸中学校前」と下りの「三十田橋」を、それぞれ「賀茂駅入口」などに改称するのがスマートのような気がするのだが…。
なお、「三十田橋」の南に位置する「田隈新町」についても、上りのみ「田隈新町第二」というバス停が存在する。
この付近は、上りと下りでは停車停留所数が2つも違う(上りのほうが2つ多い)という事態が生じている。
田隈新町交差点北側に、上りのみ存在する「田隈新町第二」は、もともとは「本家」の「田隈新町」であった。
「209番」が運行を開始した際、田隈新町交差点の南側に、「田隈新町」の「209番」上り専用乗り場ができ、その後そのバス停に「209番」だけでなく「2番」「201番」なども停車するようになった。
その際、交差点南側の乗り場が「本家」の「田隈新町」となり、北側の乗り場は「田隈新町高石公園前」という「分家」扱いとなり、その後「田隈新町第二」に改称され現在に至っている。
私が幼い頃は、この「三十田橋」バス停がある三十田橋北詰交差点~講倫館南口(かつての西高南口)交差点間の道路はまだなく、今から30年くらい前に、暫定供用の砂利道を車で通った記憶がある。
道路供用開始後は、まず「2番」の田隈経由がここを通るようになった(1980年頃ではないかと思う)。
路線開通前、この「三十田橋」や「平田」のバス停に黒ビニールがかかっているのをワクワクしながら見に行った思い出がある。
なお、その後しばらくして、「三十田橋」バス停が電照式となり、はじめて英字表記が付いた際には「MITODABASHI」と表示されていた。
小さな頃からこういう例をいろいろと目にしてきたので、西鉄のバス停の英字表記に対して、「間違っていて当たり前」「正しい表記を期待するのは酷」という寛容さ(?)が自然と身についてきたのかもしれない(笑)。
(つづく)