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福岡のバスのことなど・・

近い遺産(32)

2010年01月16日 |    ┣ 近い遺産
(つづき)
福岡県福津市の「第2朝日ケ丘団地」バス停。

もともとはJR九州バス(この路線)のバス停だったが、一昨年の4月から地元のコミュニティバスが引き継いでいる。
コミュニティバスへ移管される際、停留所名を一から付け直す(もしくは実態に即して大幅に見直す)ケースも多いが、ここは前事業者の時代の名称をそのまま受け継いでおりかつてJR九州バスが走っていた事実を間接的に今に伝えている。

以前、「第一高田町」を取り上げた際、“地名の前に「第○」が付くパターンは、北九州地区特有”と書いたのだが、ここは「例外」である。
現在は福岡都市圏に属する福津市だが、かつては新日鉄八幡製鉄所の社宅もあったことから、北九州都市圏の文化がここに残っている…というのは考え過ぎだろうか?

なお、「第2」はあるものの、「第1朝日ケ丘団地」というバス停はなく、「朝日丘団地」というバス停があるのみである(ここには現在もJR九州バスが停車する)。

西鉄バスの行先番号の「枝番」は、福岡地区の「3番」と「3-1番」、「23番」と「23-1番」「45番」と「45-1番」のように「本線」と「支線」の関係がはっきりしているものもあれば(福岡地区の「4番」と「4-1番」「69番」と「69-1番」のように、「本線」と「支線」が逆転しているものもあり)、二日市地区の「1-1番」~「1-3番」、「2-1番」~「2-3番」のように「枝番」路線のみしかなくそれらが「並列」して存在しているものもある(宗像市の「8番」と「8-1番」~「8-4番」のように、その線引きが微妙なケースもある)。

この「第2朝日ケ丘団地」は、主たるバス停「朝日丘団地」に対する従たるバス停という位置付けだったようであり、行先番号的には「朝日丘団地-2」ではなく「朝日丘団地-1」と言えるのかもしれない(実のない考察ですみません…)。
(つづく)
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