(つづき)
福岡市東区の「香椎浜四丁目」バス停。
都心方面(天神、博多駅方面行き)のバス停の背面にわざわざ「天神 博多駅」の文字があるのは、かつては、天神、博多駅方面の乗り場が反対側だったため、誤乗を防ぐための「工夫」である。
…と、ずっと勝手に解釈していたのだが、よくよく考えると、ここにバスが通り始めた当初の経路は
「香椎浜営業所~香椎浜四丁目~運輸支局(かつては陸運支局)~香椎浜二丁目~海岸通り~香椎浜中央~香椎浜ランプ~都市高速~呉服町ランプ~天神方面」
であり、「海岸通り側」(香椎浜二丁目~香椎浜中央間)ではたしかに都心行きと郊外行きが今とは逆なのだが、ここ香椎浜四丁目を含む「運輸支局側」(御幸公園前~香椎浜一丁目間)では都心行きと郊外行きの方向は今と変化がないため、私の長年にわたる思い違いだったようだ。
現在は、「海岸通り側」と、「運輸支局側」では、系統が分離されている。
「香椎浜南公園前」の記事で、
“「海岸通経由」と「運輸支局経由」に分散させたほうがより多くの利用が見込めるということなのだろう。
そして、そういった状態が長らく続いているということは、「海岸通経由」「運輸支局経由」のそれぞれが、「単独でも成り立っている」ことを示していると言え、このことは、アイランドシティ及び香椎浜地区から千早駅へのバス路線がなかなか充実しないことにもつながっていく話だと思う。
ただし最近は、香椎台、みどりが丘方面に向かう運輸支局経由の「27N」、若宮田、舞松原方面に向かう海岸通経由の「24N」が登場しており、「単独で成り立っている」という状態からはやや後退しているのかもしれない。
もし仮に、「単独では成り立たない」ということになれば、「一つの系統で複数の需要に応える」ことが求められ、東部地区の都市高速路線にアルファベットが付いた当初(まだ「名島ランプ」がなかった頃)のように、「香椎浜ランプ~香椎浜中央~海岸通り~陸運支局(当時)~香椎浜営業所」のような「小文字のe」ルートになったり、もしくは、「香椎浜南公園経由」に集約、などということが起きるかもしれない。
そうなれば、都心までの所要時間や家からバス停までの距離が長くなり、結果的にバスは不便なものとなってしまう。
裏返せば、「より多くの人がバスを利用すれば、バス路線はより便利なものになる。ただし、鉄道の最寄り駅までが便利になるとは限らない」ということが言えるのかもしれない。”
…と書いたのだが、その後、香椎浜営業所発着の「22N 運輸支局経由」は激減し、その多くが香椎台、みどりが丘方面に向かう「27N」に集約されてしまっており、「単独でも成り立っている」とは言えない状態になった。
「運輸支局側」で都心行きのバスを待つ人にとっては、香椎浜営業所始発のバスが来る確率が以前に比べて大幅に低下(=定時性が低下)しており、利便性は大きく低下したと考えられ、この記事で懸念した方向に向かっている。
都心方面の乗り場。
時刻表には、特定の便に丸印が付いており、何らかの「工夫」と思われるのだが、その注釈が見当たらない。
おそらく、みどりが丘団地入口発の「27N」だった便に印が付いていると推測される(香椎浜営業所始発ではないので、遅れる可能性が高いですよ!という意味でしょうか?)。
郊外方面の乗り場。
黒テープの下は、
おそらくこれ。
ちなみに、ここ「香椎浜四丁目」には、都市高速経由ではない「22番」などが停車していた「幻の9ヶ月間」があった。
全く関係ない話だが、「長年にわたる思い違い」つながりで。
バスの車内で流れる女性の声の自動アナウンス。
以前はカセットテープだったが(今でもカセットは残っていますが)、現在は、カセットテープを使わない装置が使われている。
この装置のことは「音声合成装置」などと呼ばれているようだが、私は最近まで、「音声合成」というのを誤解して、バス車内の自動アナウンスは機械が声を作り出しているのだと思い込んでいた。
でも実際は、バラバラに録音した人の声を機械がつなぎあわせる、という意味のよう(皆さんの中ではきっと常識なのでしょうが、私のバスの設備に関する知識はこんなものなのです…)。
でもこれって「音声合成」ではなく「文章合成」なのでは?というのは負け惜しみ(笑)。
(つづく)
福岡市東区の「香椎浜四丁目」バス停。
都心方面(天神、博多駅方面行き)のバス停の背面にわざわざ「天神 博多駅」の文字があるのは、かつては、天神、博多駅方面の乗り場が反対側だったため、誤乗を防ぐための「工夫」である。
…と、ずっと勝手に解釈していたのだが、よくよく考えると、ここにバスが通り始めた当初の経路は
「香椎浜営業所~香椎浜四丁目~運輸支局(かつては陸運支局)~香椎浜二丁目~海岸通り~香椎浜中央~香椎浜ランプ~都市高速~呉服町ランプ~天神方面」
であり、「海岸通り側」(香椎浜二丁目~香椎浜中央間)ではたしかに都心行きと郊外行きが今とは逆なのだが、ここ香椎浜四丁目を含む「運輸支局側」(御幸公園前~香椎浜一丁目間)では都心行きと郊外行きの方向は今と変化がないため、私の長年にわたる思い違いだったようだ。
現在は、「海岸通り側」と、「運輸支局側」では、系統が分離されている。
「香椎浜南公園前」の記事で、
“「海岸通経由」と「運輸支局経由」に分散させたほうがより多くの利用が見込めるということなのだろう。
そして、そういった状態が長らく続いているということは、「海岸通経由」「運輸支局経由」のそれぞれが、「単独でも成り立っている」ことを示していると言え、このことは、アイランドシティ及び香椎浜地区から千早駅へのバス路線がなかなか充実しないことにもつながっていく話だと思う。
ただし最近は、香椎台、みどりが丘方面に向かう運輸支局経由の「27N」、若宮田、舞松原方面に向かう海岸通経由の「24N」が登場しており、「単独で成り立っている」という状態からはやや後退しているのかもしれない。
もし仮に、「単独では成り立たない」ということになれば、「一つの系統で複数の需要に応える」ことが求められ、東部地区の都市高速路線にアルファベットが付いた当初(まだ「名島ランプ」がなかった頃)のように、「香椎浜ランプ~香椎浜中央~海岸通り~陸運支局(当時)~香椎浜営業所」のような「小文字のe」ルートになったり、もしくは、「香椎浜南公園経由」に集約、などということが起きるかもしれない。
そうなれば、都心までの所要時間や家からバス停までの距離が長くなり、結果的にバスは不便なものとなってしまう。
裏返せば、「より多くの人がバスを利用すれば、バス路線はより便利なものになる。ただし、鉄道の最寄り駅までが便利になるとは限らない」ということが言えるのかもしれない。”
…と書いたのだが、その後、香椎浜営業所発着の「22N 運輸支局経由」は激減し、その多くが香椎台、みどりが丘方面に向かう「27N」に集約されてしまっており、「単独でも成り立っている」とは言えない状態になった。
「運輸支局側」で都心行きのバスを待つ人にとっては、香椎浜営業所始発のバスが来る確率が以前に比べて大幅に低下(=定時性が低下)しており、利便性は大きく低下したと考えられ、この記事で懸念した方向に向かっている。
都心方面の乗り場。
時刻表には、特定の便に丸印が付いており、何らかの「工夫」と思われるのだが、その注釈が見当たらない。
おそらく、みどりが丘団地入口発の「27N」だった便に印が付いていると推測される(香椎浜営業所始発ではないので、遅れる可能性が高いですよ!という意味でしょうか?)。
郊外方面の乗り場。
黒テープの下は、
おそらくこれ。
ちなみに、ここ「香椎浜四丁目」には、都市高速経由ではない「22番」などが停車していた「幻の9ヶ月間」があった。
全く関係ない話だが、「長年にわたる思い違い」つながりで。
バスの車内で流れる女性の声の自動アナウンス。
以前はカセットテープだったが(今でもカセットは残っていますが)、現在は、カセットテープを使わない装置が使われている。
この装置のことは「音声合成装置」などと呼ばれているようだが、私は最近まで、「音声合成」というのを誤解して、バス車内の自動アナウンスは機械が声を作り出しているのだと思い込んでいた。
でも実際は、バラバラに録音した人の声を機械がつなぎあわせる、という意味のよう(皆さんの中ではきっと常識なのでしょうが、私のバスの設備に関する知識はこんなものなのです…)。
でもこれって「音声合成」ではなく「文章合成」なのでは?というのは負け惜しみ(笑)。
(つづく)