INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

2013年3月16日ダイヤ改正(4)

2013年03月07日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・茶山線の再編
「14番」「114番」「140番」がさらに縮小へと向かう。

まず、現在、平日に都心行き2本、郊外行き2本(深夜バスを含む)が運行されている「14番」が、都心行き(西油山ハイツ→那の津四丁目)の1本だけとなり、


深夜バスは「114番」に振り替えとなる。
「14」の頭に「1」を付けた「114番」、末尾に「0」を付けた「140番」と、茶山線の“原形”たる「14番」だが、もうその原形をほとんど留めていない。

次に、「114番」に西油山ハイツを複乗して早良営業所に向かう系統が新設となり、郊外行きで見ると、
 金山団地を複乗する片江営業所行き
 金山団地を複乗せず、西油山ハイツを複乗する早良営業所行き
 金山団地を複乗せず、西油山ハイツを複乗しない早良営業所行き
 金山団地を複乗しない西油山ハイツ行き
 金山団地を複乗しない片江営業所行き(深夜バス。「14番」から振り替え)
という5パターンとなる。

約4年半前の記事で、
“バス路線を新たに展開していくという「攻め」の姿勢から、現存する路線だけはなんとかして維持するという「守り」の姿勢への転換傾向がより強くなれば、少ない本数でより多くの場所を結ぶ必要が出てくるため、このような「寄り道」路線はまた増えていくものと思われる。
福岡市郊外の人口減少がもし顕著になれば、何十年か先には、都心から来た「3番」が星の原団地やさわら台団地に「寄り道」してから脇山方面に向かうような時代がやって来るかもしれない”
と書いたことがあったのだが、星の原団地は既に昨年複乗化されており(本数的にはわずかですが)、「複乗」の波が押し寄せるスピードは予想以上に速い。
次はどこが複乗化されるでしょうか??

140番」については、郊外行きが、現在の3系統から1系統のみに集約され(全便が「金山団地を複乗する片江営業所行き」に)、都心行きについても、平日と土曜は吉塚営業所行きのみ、日曜祝日は天神行きのみとなる。

そして、全体的に減便となり、平日の「茶山から六本松」で見ると、現在の平日92本から73本へ、約2割の減となっている。

郊外に大学や病院があることから、これまでは、多くの本数を走らせても往路・復路ともに座席が埋まっていた片江営業所管内の路線だが、地下鉄七隈線開業で事態は大きく変わり、「効率化」が至上命題となっている感じだ。
片江営業所の存続自体が危ぶまれる状況になることもありそうである。


・「97番」の廃止


「姪浜駅南口~都橋~下山門~中村~拾六町団地~野方」を運行する「97番」が廃止となる。

「507番」が姪浜駅南口を経由するようになり、“姪浜駅から「97番」じゃなきゃ行けない場所”というものがなくなったため、合理性の観点からは致し方ないのかもしれないが(野方~下山門は直通がなくなるので、全く問題がないというわけではありません)、運行時間帯や本数を考慮すれば、利便性は低下する。

また「507番」は、昭和バスの下山門線(城の原線)を引き継ぎ、試行期間の延長を繰り返しながら運行を継続している路線であることから、「97番」廃止により、旧昭和バスのエリア(十郎川西岸)だけでなく、対岸のこれまでずっと西鉄バスが走ってきたほうの「下山門」地区にまで路線存続の危機が波及すると捉えると大問題ということになる(まあ「507番」がもし廃止になるようなことになっても、「97番」を復活させるだけのことなのかもしれませんが)。

旧西区が分割された昭和57年に、金武羽根戸地区と新西区役所がある姪浜地区(内浜)を結ぶことを目的として運行を開始した「97番」。
幾度もの使命の変化、それに伴うルートの変更を繰り返しながら今日(こんにち)まで運行を継続した。
私のバスへの関心の歴史ともほぼ符合する路線だったのだが、ついに31年の歴史にピリオドである。

・「202番」の野方行き廃止


2年前に、それまでの「原北中学校前」起終点から、一部が「~小田部五丁目~壱岐農協前~橋本~木の葉モール橋本北口~大河原~野方」へと延長されていた「202番」だが、今回その延長部分なくなり、全てが「原北中学校前」起終点へと逆戻りである。

当時の記事では、
“「202番」の新たな系統は、博多駅や六本松でも時刻表では「野方行き」として案内されている。
野方が終点なので間違いではないのだが、「野方」に行くには明らかに遠回りなので、時刻表の「行先」欄は「むろみ団地方面」や「むろみ団地・野方」とでもしないと、室見団地に行きたい人をとりこぼして、かつ、野方に行きたい人が間違って乗って迷惑を被るという踏んだり蹴ったりな状態にもなりかねない気がする”
と書いていた。
それが理由で廃止という訳ではないのかもしれないが、乗り間違いが多かったことは確かなようだ。

・小ネタ2


「22N」に運輸支局経由土井営業所行きが、「77番」には土井営業所行きが登場。
「多様な選択肢提供のためのYKF」というよりは「運用の都合によるYKF」という感じ。
(つづく)
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年3月16日ダイヤ改正(3)

2013年03月06日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・「天神ライナー」の縮小

JR博多シティの開業に合わせ、鳴り物入りで運行を開始した「天神ライナー」だったが、今回の改正で平日の運行が休止となり、土日祝日のみの運行となる。

また、現在「かろのうろん」の前の「キャナルシティ博多前」に停車して祇園町交差点から博多駅に向かっていたものが、「100円循環バス」と同様、はかた駅前通りの「キャナルシティ博多前」に停車することになるようだ。

なお、はかた駅前通りの「キャナルシティ博多前」は、「キャナルイーストビル前」に改称されるとのこと。
でも、キャナルシティ博多に一番近いワシントンホテル前の乗り場と、一番遠い「かろのうろん」前の乗り場が同じ「キャナルシティ博多前」で、その中間のはかた駅前通り上の乗り場だけが、「キャナルイーストビル前」に改称というのは、なんかちぐはぐな感じもする。


そして、現在は、「内回り」のみの運行だが、新たに「外回り」も登場する。
こちらも「100円循環バス」と同ルートで、停車停留所が少ないということになるもよう。

なので、改正のお知らせには「快速100 天神ライナー」という表記も見られ、「100円循環バス」と一体感が強まることになる。

土日祝日は、「各停」「快速」×「内回り」「外回り」=4種類の都心循環バスが走る訳だが、「わかりやすさ」という観点からは、もう少し名称を整理すべきではないかと思う。


この標柱も撤去されるかも。


これは、「天神コア前」の改正後の時刻表。
「100円循環バス」に「キャナルシティ経由」と「イーストビル経由」の2系統があるようになっているのだが、これは何かの間違いではないでしょうか??

・小ネタ1


「天神~博多駅~福岡空港国際線」の新路線の行先番号は、時刻表では「A」となっている。
“Airport”の意味だと思うのだが、実際、どんな表示でやってくるでしょうか。


平日朝1本運行されている“広義のエコルライナー”「天神→六本松→堤→早良高校」が、「野芥三丁目」までで打ち切りとなる。
エコルカードを持っていれば、乗り換えたとしても費用はかからないのでいいのもしれないが、もし「直通バスがある」ことを理由にエコルカードを購入した早良高校の学生さんが居たとしたら、ノレノレ詐欺に遭った気持ちなのではないだろうか…。
(つづく)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年3月16日ダイヤ改正(2)

2013年03月05日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・「4番」がルート変更
2012年3月に「石堂大橋、昭和通り経由」から「石城町、明治通り経由」に変更となった「4番」だったが、このたび「石城町、昭和通り経由」に変更となる(コメントでも情報をいただきました。ありがとうございます!)。

「4番」の明治通り経由への変更については、「分散によるデメリット」が「多様性の提供によるメリット」を上回る感があったので、東行きについては昭和通り経由に戻したほうが合理的なのでは?という主旨のことを以前の記事でも何度か書いたのだが、今回、東行きだけでなく、西行きも含めて昭和通り経由に戻るとのこと。
なお、依然「石城町経由」であることは変わらないため、2012年3月以前の状態に逆戻り…というわけではない。

また、朝に運行されている都心行きの「快速」のみ、引き続き明治通り経由で運行されるとのこと。
これは将来、「呉服町」交差点を石城町→土居町方向にバスが右折することを認めない指導が県警から出されることを回避するための、既得権の公示というか、「免許維持」的な意味があるのかな?などと考えるのだがいかがでしょう。

ちなみに、2012年3月以降、「呉服町」の交差点は、全ての方向からやってくるバスに「直進、右折、左折」のパターンがある(4方向×3=12パターン)という珍しい交差点になっていたのだが、今回の改正で、「土居町→石城町方向」がなくなり、全11パターンとなる。

もともとは旧「24番」が福岡タワーまで行かなくなるのを機に、「香椎浜営業所~御幸町~名島~貝塚~石堂大橋~昭和通り~天神~唐人町~地行~福岡タワー南口」というルートでスタートした「4番」だったが、ルート変更を繰り返し、方向性が定まらないまま存在価値が薄れていく感があるのは非常に残念だ。

・「12-1番」の廃止と「12番」福大病院行き復活


2011年の4月に、「福大前」が「福大東口」に改称され、「12番」が「福大前経由」から「福大正門前経由」になったのだが、そのわずか3ヶ月後の2011年の7月に、「福大東口」が「福大前」に戻され、「12番」が「福大正門前経由」から「福大前経由」に戻った

その際、「福大正門前経由」もわずかに残り、それが「12-1番」として運行されていたのだが、その路線も今回廃止となり、2011年4月まであった「福大前経由福大病院行き」が復活し、2011年4月以前の状態にほぼ逆戻りとなる。
「負け惜しみ」感が強かった「12-1番」だったが、今回の改正を機に“フェードアウト”である。
なお、当時の「福大病院行き」は倉瀬戸(現在の西片江二丁目)経由であるのに対し、新系統は福大正門前(当時は深夜バス用の「福大病院東口」→「福大正門前」)経由なので、全く同じという訳ではない。

・いろんな「お知らせ」

このほかにも書きたいことが次々と頭の中にあふれ出ているのだが、如何せん時間がないため、とりあえず写真をいくつか。


時刻表には、「福岡空港まで降車できません」の文字。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年3月16日ダイヤ改正(1)

2013年03月03日 |   ┣ ダイヤ改正2013
今年もやってまいりました、このシーズンが(笑)。
今年は「3月16日」が改正日のよう。

冒頭の画像は「新宮急行」車内における掲示。
これだけ見ると、新宮営業所管内では、新路線開設や経路変更は行われない…ということだろうか。
ただ、他の地区ではあれこれと変更があるようなので、このブログでも例年の如くぼちぼち追いかけてみたいと思う。

そんな中、福岡空港と福岡市内を結ぶ路線の拡充について、既に公式にも発表されている。

「国際線ターミナル~博多駅線」の天神地区までの延長、
及び、
香椎浜・千早駅地区と国内線ターミナルを結ぶ路線の新設
がその内容。

国際線の充実もあり、福岡空港と市内を結ぶバス路線開設については各方面から要請もなされていたので、何らかの新路線が登場すること自体は容易に予測できたのだが、その内容はやや意外な感じも。

現在運行中の「国際線ターミナル~博多駅」は、便によっては立ち客も出ているようなので、「だったら博多駅だけじゃなく天神も!」という流れだろうか。
「天神から地下鉄で国内線ターミナルまで行き、そこから連絡バスに乗り換え」という手間がなく、直接国際線ターミナルまで行けるのは確かにメリットではあると思う。
ただ、天神から渡辺通り、住吉通り、博多駅、筑紫通りを通り、かつ、全ての停留所に停車して国際線に向かうというのは、かなり長い道のりであり、また、定時性にも難があるように思える。

例えば、
「国際線←→博多駅」と、
「国際線→博多駅→天神→都市高速→国際線」
2系統体制にしてみては?などということも考えるのだが、それだと逆に供給過剰になってしまうだろうか。
空港連絡バスだと、トランクから荷物の出し入れを行ったりする必要があることから、往路と復路を兼ねる「ループ運行」はあまり適さないのかもしれないが、今回の新路線は、


現行の高速バスタイプの車両ではなく、一般の路線バスタイプとのことなので、そういう心配はないのでは?という気も。


香椎浜・千早駅地区と福岡空港を結ぶ路線のほうは9月30日までの試行運行であり、
「香椎浜営業所~留学生会館前香椎浜四丁目~御幸公園前~御幸町千早駅~若宮五丁目~火の見下~原田一丁目~松田~二又瀬公園前二又瀬~福岡空港国内線」というルート。
かつて9ヶ月間のみバスが走っていたルート、かつ、この路線で想定したルートに久々にバスが走ることになる。
なお、こちらも一般の路線バスの車両で運行されるにもかかわらず、当然のごとく(笑)、留学生会館前~千早駅間や、千早駅~火の見下間のみの利用はできない。
でも、こんな意地悪をすることで、「西鉄香椎~マリノアシティ」とか「福岡空港~のこ渡船場」の二の舞になってしまったら身も蓋もない気がする(これらの路線はクローズドドアではありませんでしたが)。

福岡空港と千早駅を結ぶ路線の可能性については、以前の記事で触れたことがあり、方向性としては「アリ」だと思う。
また将来、国道3号の香椎バイパスが全線開通した暁には「森林都市~福岡空港」のような路線も考えられるかもしれない。

ただ、「優先順位」として考えた場合、「千早駅」よりももっと需要がありそうな場所があるのでは?と思うのは私だけだろうか。
(つづく)
コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛をください(65)

2013年03月01日 |    ┣ 愛をください
(つづき)
キリン」「」「」「」「」「鹿」「」「」「」「なまず」「」「」「」「」「」「ライオン」「鮟鱇」「千鳥」「」「ハブ」「海老」「かわせみ」「アマガエル」「怪獣」「」「チキン」「ひばり」「」「」「「ペンギン」「アザラシ」「アシカ」ひよ子」「」「」「ハリセンボン」「イクラ」「」「」「」「」「」「河童」「カラス」「」「ゾウ「ノミ」「サイ」」「イカ」「さざえ」「」「ダチョウ」「ハト」「インコ」「くじら」「子牛」「ツナ」「カモシカ」「カブトムシ」「ヤゴ」「リス」「フェレット」「うさぎ」「ゴリラ」に引き続き、福岡県柳川の水面を滑走する「あめんぼ」。

「あめんぼセンター」とは、現代のあめんぼが抱える諸問題について研究する施設…


ではなく、図書館や水の資料館などで構成される公共施設

 
停車するのは、西鉄バスでも堀川バスでもなく、柳川市のコミュニティバス。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする