春の古馬女王決定戦,第8回ヴィクトリアマイル。
ヴィルシーナが好発。そのまま逃げることもできそうでしたが内からアイムユアーズが上昇してくると,こちらに行かせて2番手。マイネイサベルとメーデイアが続き,ドナウブルーとサウンドオブハートまでが先行集団。オールザットジャズ,ザッハトルテ,アドマイヤセプターが好位に続き,ハナズゴール,ホエールキャプチャ,イチオクノホシが中団から。最初の800mが46秒3で,スローペースといっていいでしょう。
ペースもあったでしょうし,どうも東京競馬場の馬場は内側から乾くという傾向があるようで,外に出した馬は上位争いには加われず。まずアイムユアーズとヴィルシーナの間を突いたマイネイサベルが先頭に立ちましたが,ヴィルシーナが再び交わして先頭に。襲い掛かったのは馬群を割って差してきたホエールキャプチャでこの2頭はほとんど並んで入線。写真判定となりましたが,ハナ差で凌いだヴィルシーナの優勝。ホエールキャプチャが2着。マイネイサベルは半馬身遅れて3着。
優勝したヴィルシーナは昨年2月のクイーンカップ以来の4勝目。重賞は2勝目で大レースは初勝利。とはいっても牝馬三冠とエリザベス女王杯はいずれも2着でしたから,実績的には上位。きわどくなりましたが,並んでからしぶといのはこの馬の特徴で,今日はそれが生きました。本番前の一叩きとして大阪杯を選んだのもこの馬にとってはよかったのではないかと思います。牡馬の一線級が相手だと苦しそうですが,牝馬同士の戦いでは大きく崩れるようなことはないでしょう。父はディープインパクト。叔父に一昨年のラジオNIKKEI賞を勝っている現役のフレールジャック。Verxinaはロシア語表記でВершинаとなり,頂上。
騎乗した内田博幸騎手は昨年の有馬記念以来の大レース制覇でヴィクトリアマイル初勝利。管理している友道康夫調教師は2009年の皐月賞以来の大レース制覇でヴィクトリアマイル初勝利。
第一部定理二六証明は,神Deusによる決定についての言及です。第一部定理一八は,神が内在的原因causa immanensであるということを示しています。働くagereということが内在的原因と関連し,作用するということが超越的原因と関連するのであれば,神は作用するのではなく働くものであるということが帰結します。したがって第一部定理二六証明の神による決定というのも,神の働きactioであると理解しなければなりません。つまり,ものは神の働きの結果として,ある作用をなすということになります。
実際にはこれは,神がものが作用するということの原因であるということが,どのような意味であるのかということについての考察なのであって,そこで積極的ということばが用いられることについての考察とは関係ないかもしれません。ただ,定理の配置という側面から考慮するならば,第一部定理二五備考において,神が自己原因causa suiであるということと,神は万物の原因であるということは同一の意味を有するということが示された直後に,神がものが作用することの原因であるということが証明されているのですから,この点はこの点でやはり重要な要素であるとはいえるでしょう。
さらにこの主張は,ここでの考察では簡略化して証明した,第一部定理二六の後半部分の意義というのも浮き彫りにさせているといえます。つまりこの部分は,この観点の下に理解するならば,もしも神による働きが介在しないのであれば,ものは作用するということはないという意味に解釈できるようになるからです。つまり,ものが作用するといわれる場合にも,そこには必ず神の働きがあるのであって,いってみるならものが作用するということ自体が,神による働きそのもの,あるいはそのひとつの側面であるということになります。
このことは,神がものの原因,起成原因causa efficiensであるということ,とくにものが作用するということの起成原因であるということの具体的な意味というものをよく示していると思います。そして今回の考察との関連でも,重要な点が含まれていると思えます。決定されなければものは作用できないということが,何らかの欠陥を示すような言及ではないということになるからです。
ヴィルシーナが好発。そのまま逃げることもできそうでしたが内からアイムユアーズが上昇してくると,こちらに行かせて2番手。マイネイサベルとメーデイアが続き,ドナウブルーとサウンドオブハートまでが先行集団。オールザットジャズ,ザッハトルテ,アドマイヤセプターが好位に続き,ハナズゴール,ホエールキャプチャ,イチオクノホシが中団から。最初の800mが46秒3で,スローペースといっていいでしょう。
ペースもあったでしょうし,どうも東京競馬場の馬場は内側から乾くという傾向があるようで,外に出した馬は上位争いには加われず。まずアイムユアーズとヴィルシーナの間を突いたマイネイサベルが先頭に立ちましたが,ヴィルシーナが再び交わして先頭に。襲い掛かったのは馬群を割って差してきたホエールキャプチャでこの2頭はほとんど並んで入線。写真判定となりましたが,ハナ差で凌いだヴィルシーナの優勝。ホエールキャプチャが2着。マイネイサベルは半馬身遅れて3着。
優勝したヴィルシーナは昨年2月のクイーンカップ以来の4勝目。重賞は2勝目で大レースは初勝利。とはいっても牝馬三冠とエリザベス女王杯はいずれも2着でしたから,実績的には上位。きわどくなりましたが,並んでからしぶといのはこの馬の特徴で,今日はそれが生きました。本番前の一叩きとして大阪杯を選んだのもこの馬にとってはよかったのではないかと思います。牡馬の一線級が相手だと苦しそうですが,牝馬同士の戦いでは大きく崩れるようなことはないでしょう。父はディープインパクト。叔父に一昨年のラジオNIKKEI賞を勝っている現役のフレールジャック。Verxinaはロシア語表記でВершинаとなり,頂上。
騎乗した内田博幸騎手は昨年の有馬記念以来の大レース制覇でヴィクトリアマイル初勝利。管理している友道康夫調教師は2009年の皐月賞以来の大レース制覇でヴィクトリアマイル初勝利。
第一部定理二六証明は,神Deusによる決定についての言及です。第一部定理一八は,神が内在的原因causa immanensであるということを示しています。働くagereということが内在的原因と関連し,作用するということが超越的原因と関連するのであれば,神は作用するのではなく働くものであるということが帰結します。したがって第一部定理二六証明の神による決定というのも,神の働きactioであると理解しなければなりません。つまり,ものは神の働きの結果として,ある作用をなすということになります。
実際にはこれは,神がものが作用するということの原因であるということが,どのような意味であるのかということについての考察なのであって,そこで積極的ということばが用いられることについての考察とは関係ないかもしれません。ただ,定理の配置という側面から考慮するならば,第一部定理二五備考において,神が自己原因causa suiであるということと,神は万物の原因であるということは同一の意味を有するということが示された直後に,神がものが作用することの原因であるということが証明されているのですから,この点はこの点でやはり重要な要素であるとはいえるでしょう。
さらにこの主張は,ここでの考察では簡略化して証明した,第一部定理二六の後半部分の意義というのも浮き彫りにさせているといえます。つまりこの部分は,この観点の下に理解するならば,もしも神による働きが介在しないのであれば,ものは作用するということはないという意味に解釈できるようになるからです。つまり,ものが作用するといわれる場合にも,そこには必ず神の働きがあるのであって,いってみるならものが作用するということ自体が,神による働きそのもの,あるいはそのひとつの側面であるということになります。
このことは,神がものの原因,起成原因causa efficiensであるということ,とくにものが作用するということの起成原因であるということの具体的な意味というものをよく示していると思います。そして今回の考察との関連でも,重要な点が含まれていると思えます。決定されなければものは作用できないということが,何らかの欠陥を示すような言及ではないということになるからです。