第39回浦和記念。
トーセンデュークとシュテルングランツの逃げ争い。1周目の向正面では並んでいましたが,3コーナーからのコーナーワークでトーセンデュークが前に出てシュテルングランツは2番手に。3番手にグリム。4番手にアポロケンタッキーとクリソライトでここまでが先行集団。2馬身差でオールブラッシュ。3馬身差でトキノエクセレント。1馬身差でブレイズアトレイル。2馬身差でヤマノファイト。1馬身差でガリバルディ。4馬身差の最後尾にコスモマイギフトといった隊列で1周目の正面に。逃げ争いが決着したためここで縦長だった馬群も凝縮してきました。前半の1000mは62秒2のミドルペース。
2周目の向正面に入るとグリムがじわじわと上昇。トーセンデューク,シュテルングランツ,グリムは概ね半馬身差の間隔に。この後ろにアポロケンタッキーとクリソライトで直後にオールブラッシュ。さらにその後ろのトキノエクセレントまでが勝負圏内に。3コーナーでは前3頭の外からグリムが先頭。しかし3コーナー手前から動いていったオールブラッシュが勢いよくグリムの外を進出。グリムは対応しようとしたものの瞬時に加速はできず,捲り切ったオールブラッシュが直線の入口ではセーフティリードを奪って優勝。懸命に追おうとしたグリムが4馬身差で2着。グリムの外から追い縋ったクリソライトが1馬身差の3着。

優勝したオールブラッシュは昨年の川崎記念以来の勝利で重賞2勝目。ここは相手関係は弱化してましたので,入着なら有望と考えていましたが,優勝はあまり想定していませんでした。今日は早めにスピードに乗せて動いていった騎手の判断が的確で,それが勝利に大きく貢献したのではないかと思います。出し抜けを食わせるような形でしたから,2着馬との着差ほどの能力差はないと考えるべきでしょうが,右回りよりは左回りの方が走りやすい面があるのかもしれません。今日のようなレースができるのなら,小回りの方がよりチャンスが高くなるような気はします。母はブラッシングプリンセス。姪に昨年のスパーキングレディーカップ,今年のエンプレス杯,マリーンカップ,JBCレディスクラシックを勝っている現役のアンジュデジール。
騎乗した田辺裕信騎手と管理している村山明調教師は浦和記念初勝利。
僕がストレッチャーに横になっている間にも,看護師がたびたび病室を訪れ,母の様子を窺ってくれました。看護師は,母はよく頑張っているという意味のことを何度か言いました。これは逆にいったらもう死んでしまっておかしくはないという意味であり,看護師からみて母がそのような状況に陥っているということなのだと僕は解しました。
正午になっても母の状況は変化がありませんでしたので,僕は再び1階のコンビニエンスストアまで行き,昼食を買いました。家族控室で眠っていた妹を起こし,病室に戻ってふたりで昼食を摂りました。食事を終えると妹は再び家族控室に移動し,また横になって眠りました。
午後2時15分に看護師が来て,また血圧を計測しました。このときは59まで下降していました。この段階に至ると,人間の身体は血流を脳に優先的に送るように作用するようになるのだそうです。その影響か,母の脚はかなり冷えていましたし,変色もしていました。
前日に妹を迎えに行っていたからこの日は妹と病院に来ることになったのですが,これはこの日が妹の歯科検診に該当していたからでした。これが午後3時からです。歯科,正確にいうと歯科口腔科は1階にありますから,移動をするとしても直前で大丈夫です。ただ心配なのは,妹が治療を受けている間に母の容態が急変してしまうことでした。どうするか迷うところがありましたが,同じ院内にいるわけですから,最悪のことがあっても歯科の治療であればすぐに中止してもらい,緩和病棟に戻ることは可能と思えましたので,看護師にその旨を話し,この日のうちに検診を受けてしまうことにしました。そもそも中止にすると次にいつ検診を受けることができるか決定できない状況でしたから,この日のうちに受けてしまえるなら受けたかったのも事実です。看護師もそれで了解してくれましたので,家族控室の妹を起こし,検診へ向いました。
この日もクリーニングをしただけだったのですが,いつもより出血が多かったとのことでした。クリーニングをすると歯茎が引き締まり,その影響で歯の隙間が大きくなるので,そこをよく磨くようにとの指示を受けました。
トーセンデュークとシュテルングランツの逃げ争い。1周目の向正面では並んでいましたが,3コーナーからのコーナーワークでトーセンデュークが前に出てシュテルングランツは2番手に。3番手にグリム。4番手にアポロケンタッキーとクリソライトでここまでが先行集団。2馬身差でオールブラッシュ。3馬身差でトキノエクセレント。1馬身差でブレイズアトレイル。2馬身差でヤマノファイト。1馬身差でガリバルディ。4馬身差の最後尾にコスモマイギフトといった隊列で1周目の正面に。逃げ争いが決着したためここで縦長だった馬群も凝縮してきました。前半の1000mは62秒2のミドルペース。
2周目の向正面に入るとグリムがじわじわと上昇。トーセンデューク,シュテルングランツ,グリムは概ね半馬身差の間隔に。この後ろにアポロケンタッキーとクリソライトで直後にオールブラッシュ。さらにその後ろのトキノエクセレントまでが勝負圏内に。3コーナーでは前3頭の外からグリムが先頭。しかし3コーナー手前から動いていったオールブラッシュが勢いよくグリムの外を進出。グリムは対応しようとしたものの瞬時に加速はできず,捲り切ったオールブラッシュが直線の入口ではセーフティリードを奪って優勝。懸命に追おうとしたグリムが4馬身差で2着。グリムの外から追い縋ったクリソライトが1馬身差の3着。

優勝したオールブラッシュは昨年の川崎記念以来の勝利で重賞2勝目。ここは相手関係は弱化してましたので,入着なら有望と考えていましたが,優勝はあまり想定していませんでした。今日は早めにスピードに乗せて動いていった騎手の判断が的確で,それが勝利に大きく貢献したのではないかと思います。出し抜けを食わせるような形でしたから,2着馬との着差ほどの能力差はないと考えるべきでしょうが,右回りよりは左回りの方が走りやすい面があるのかもしれません。今日のようなレースができるのなら,小回りの方がよりチャンスが高くなるような気はします。母はブラッシングプリンセス。姪に昨年のスパーキングレディーカップ,今年のエンプレス杯,マリーンカップ,JBCレディスクラシックを勝っている現役のアンジュデジール。
騎乗した田辺裕信騎手と管理している村山明調教師は浦和記念初勝利。
僕がストレッチャーに横になっている間にも,看護師がたびたび病室を訪れ,母の様子を窺ってくれました。看護師は,母はよく頑張っているという意味のことを何度か言いました。これは逆にいったらもう死んでしまっておかしくはないという意味であり,看護師からみて母がそのような状況に陥っているということなのだと僕は解しました。
正午になっても母の状況は変化がありませんでしたので,僕は再び1階のコンビニエンスストアまで行き,昼食を買いました。家族控室で眠っていた妹を起こし,病室に戻ってふたりで昼食を摂りました。食事を終えると妹は再び家族控室に移動し,また横になって眠りました。
午後2時15分に看護師が来て,また血圧を計測しました。このときは59まで下降していました。この段階に至ると,人間の身体は血流を脳に優先的に送るように作用するようになるのだそうです。その影響か,母の脚はかなり冷えていましたし,変色もしていました。
前日に妹を迎えに行っていたからこの日は妹と病院に来ることになったのですが,これはこの日が妹の歯科検診に該当していたからでした。これが午後3時からです。歯科,正確にいうと歯科口腔科は1階にありますから,移動をするとしても直前で大丈夫です。ただ心配なのは,妹が治療を受けている間に母の容態が急変してしまうことでした。どうするか迷うところがありましたが,同じ院内にいるわけですから,最悪のことがあっても歯科の治療であればすぐに中止してもらい,緩和病棟に戻ることは可能と思えましたので,看護師にその旨を話し,この日のうちに検診を受けてしまうことにしました。そもそも中止にすると次にいつ検診を受けることができるか決定できない状況でしたから,この日のうちに受けてしまえるなら受けたかったのも事実です。看護師もそれで了解してくれましたので,家族控室の妹を起こし,検診へ向いました。
この日もクリーニングをしただけだったのですが,いつもより出血が多かったとのことでした。クリーニングをすると歯茎が引き締まり,その影響で歯の隙間が大きくなるので,そこをよく磨くようにとの指示を受けました。