第67回大阪杯。
好発はマリアエレーナ。前にいく構えをみせたのはノースブリッジ,マテンロウレオ,ジャックドール,ノースザワールドの4頭。ジャックドールの逃げになり2番手にノースザワールド。2馬身差でマテンロウレオ。2馬身差でダノンザキッド。5番手にノースブリッジとヒシイグアス。この後ろはポタジェ,ヒンドゥタイムズ,ヴェルトライゼンデ,マリアエレーナ,キラーアビリティの順で差がなく続き,ジェラルディーナとスターズオンアースまでは一団。2馬身差でモズベッロとラーグルフ。5馬身差の最後尾にワンダフルタウンという隊列。前半の1000mは58秒9のミドルペース。
3コーナーを回っても逃げたジャックドールの手応えは楽。追っていたノースザワールドの方が押してやっとついていく形になり,その後ろは内にマテンロウレオで外からダノンザキッド。直線に入るとダノンザキッドが単独の2番手に上がりましたが,なかなかジャックドールとの差が詰まりませんでした。この間にスターズオンアースが追ってくるとダノンザキッドの外に。ここからは2頭が並んでジャックドールとの差を詰めていきましたが,どちらも届かず,一杯に逃げ切ったジャックドールが優勝。外のスターズオンアースがハナ差の2着で真中のジャックドールがクビ差で3着。
優勝したジャックドールは札幌記念以来の勝利。重賞は3勝目で大レースは初勝利。デビューしてからずっと2000mのレースだけを走り続けていて,この距離のスペシャリスト。ここは昨秋の天皇賞ほどのメンバーにはなりませんでしたので大レース制覇を達成する絶好のチャンスでした。逃げなくても大丈夫なのですが,逃げて自らペースを作った方がより強さを発揮できる馬だと思います。父はモーリス。d'Orはフランス語で黄金。
騎乗した武豊騎手はジャパンダートダービー以来の大レース制覇。第32回,34回,37回,41回,42回,58回,61回に続き6年ぶりの大阪杯7勝目。管理している藤岡健一調教師は2016年の桜花賞以来となる大レース3勝目。大阪杯は初勝利。
すべての物体corpusに共通すること,これは第二部自然学①補助定理二によりいくつかあると考えなければなりませんが,ここでは考察を容易にするため,そのうちのひとつを抽出して,これをXと仮定しておきます。このときXは,現実的に存在する人間,たとえばAという人間の身体humanum corpusの中にあります。また,Aにとっての外部の物体,たとえばBの中にもあります。こうしたことが現実的に存在するすべての物体に妥当するので,Xはすべての物体に共通するといわれることになります。よってこの場合は,Aの身体の中にあるXは,すべての物体に共通するものであるといういい方ができますし,Bの中にあるXはすべての物体に共通するものであるといういい方もできることになるでしょう。これが第二部定理三七で,すべてのものに共通といわれるときの共通の意味になります。
ところが,第二部定理三八ですべてのものに共通omnibus communiaであるといわれている場合は,このような意味に解することができません。厳密にいえば,すべてのものに共通であるXが観念対象ideatumとしてAの身体の中にも外部の物体であるBの中にもあると解するなら,上述した意味で解することができないわけではありませんが,この定理Propositioは明らかにXが観念対象としてみられているのではなく,Xの観念ideaとしてみられているのですから,この点を重視するなら,上述の意味には解せないのです。なぜなら確かにXはAの身体の中にあるものではあるのですが,だからといって直ちにAの精神mensのうちにXの観念があるということにはならないからです。すでにみたように,このことはAが何らかの外部の物体,たとえばBと関係することによって共通概念notiones communesとしてAの精神のうちに発生することになるからです。よってXは,AがBと関係することによって,もちろんこれはBでなく外部の物体であれば何でもよいのですが,この関係性においてAにもBにも共通であると解さなければなりません。他面からいえば,もしもAの身体が外部の物体と一切の関係をもたない場合には,XがAの身体の中にあるのだとしても,Aの精神のうちにはXの共通概念は存在し得ないのです。そしてその場合には共通とはいえないのです。
好発はマリアエレーナ。前にいく構えをみせたのはノースブリッジ,マテンロウレオ,ジャックドール,ノースザワールドの4頭。ジャックドールの逃げになり2番手にノースザワールド。2馬身差でマテンロウレオ。2馬身差でダノンザキッド。5番手にノースブリッジとヒシイグアス。この後ろはポタジェ,ヒンドゥタイムズ,ヴェルトライゼンデ,マリアエレーナ,キラーアビリティの順で差がなく続き,ジェラルディーナとスターズオンアースまでは一団。2馬身差でモズベッロとラーグルフ。5馬身差の最後尾にワンダフルタウンという隊列。前半の1000mは58秒9のミドルペース。
3コーナーを回っても逃げたジャックドールの手応えは楽。追っていたノースザワールドの方が押してやっとついていく形になり,その後ろは内にマテンロウレオで外からダノンザキッド。直線に入るとダノンザキッドが単独の2番手に上がりましたが,なかなかジャックドールとの差が詰まりませんでした。この間にスターズオンアースが追ってくるとダノンザキッドの外に。ここからは2頭が並んでジャックドールとの差を詰めていきましたが,どちらも届かず,一杯に逃げ切ったジャックドールが優勝。外のスターズオンアースがハナ差の2着で真中のジャックドールがクビ差で3着。
優勝したジャックドールは札幌記念以来の勝利。重賞は3勝目で大レースは初勝利。デビューしてからずっと2000mのレースだけを走り続けていて,この距離のスペシャリスト。ここは昨秋の天皇賞ほどのメンバーにはなりませんでしたので大レース制覇を達成する絶好のチャンスでした。逃げなくても大丈夫なのですが,逃げて自らペースを作った方がより強さを発揮できる馬だと思います。父はモーリス。d'Orはフランス語で黄金。
騎乗した武豊騎手はジャパンダートダービー以来の大レース制覇。第32回,34回,37回,41回,42回,58回,61回に続き6年ぶりの大阪杯7勝目。管理している藤岡健一調教師は2016年の桜花賞以来となる大レース3勝目。大阪杯は初勝利。
すべての物体corpusに共通すること,これは第二部自然学①補助定理二によりいくつかあると考えなければなりませんが,ここでは考察を容易にするため,そのうちのひとつを抽出して,これをXと仮定しておきます。このときXは,現実的に存在する人間,たとえばAという人間の身体humanum corpusの中にあります。また,Aにとっての外部の物体,たとえばBの中にもあります。こうしたことが現実的に存在するすべての物体に妥当するので,Xはすべての物体に共通するといわれることになります。よってこの場合は,Aの身体の中にあるXは,すべての物体に共通するものであるといういい方ができますし,Bの中にあるXはすべての物体に共通するものであるといういい方もできることになるでしょう。これが第二部定理三七で,すべてのものに共通といわれるときの共通の意味になります。
ところが,第二部定理三八ですべてのものに共通omnibus communiaであるといわれている場合は,このような意味に解することができません。厳密にいえば,すべてのものに共通であるXが観念対象ideatumとしてAの身体の中にも外部の物体であるBの中にもあると解するなら,上述した意味で解することができないわけではありませんが,この定理Propositioは明らかにXが観念対象としてみられているのではなく,Xの観念ideaとしてみられているのですから,この点を重視するなら,上述の意味には解せないのです。なぜなら確かにXはAの身体の中にあるものではあるのですが,だからといって直ちにAの精神mensのうちにXの観念があるということにはならないからです。すでにみたように,このことはAが何らかの外部の物体,たとえばBと関係することによって共通概念notiones communesとしてAの精神のうちに発生することになるからです。よってXは,AがBと関係することによって,もちろんこれはBでなく外部の物体であれば何でもよいのですが,この関係性においてAにもBにも共通であると解さなければなりません。他面からいえば,もしもAの身体が外部の物体と一切の関係をもたない場合には,XがAの身体の中にあるのだとしても,Aの精神のうちにはXの共通概念は存在し得ないのです。そしてその場合には共通とはいえないのです。
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