書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

○脱法詐欺。

2019年04月08日 17時34分59秒 | 意識論関連
後天的に形質が変異するとしても その変異は先天的可能性を持っていなければ起きないのであって エピジェネティクスなどと称して「遺伝的性質に依らない変異」などというものは有り得ない

ヒトが極端に寒い環境下におかれた場合に 末梢の先端の血流量から減らすことで体幹の臓器の損傷を防げることが生存にとって有利に働くとしても それは別に「生存のために意識的且つ合理的に選択した」わけではなく あくまで末梢の血流量から減る性質を持った個体が生き残り そうでない性質を持った個体が死滅した結果でしかなく 目的選択可能性が介在する余地はない

後天的変異であっても先天的変異可能性を予め持っていないことには起きるわけがなく たとえ特定環境下でしか発現しない性質であるとしても それは個体の選択とは無関係がなく あくまで先天的変異可能性の範疇に過ぎず 「遺伝的性質に依らない変異」などというものは有り得ず 誰の努力も合理的選択可能性も介在する余地はない

生存にとって有利に働く性質を持っているとしても それは生存にとって有利に働く性質を持っていなかった個体の死滅による「結果」であって 目的意識に基づいて合理的に選択したわけではないからである

生物学者達は論理的思考の出来ないバカが多過ぎるので 何が何でも生物の全てには個体の努力や合理的選択可能性が存在することにしようとしたがるが ヒト以外の意識の中に合理的選択可能性などというものが存在する証拠はない

ヒト以外の生物における変異や進化というものには目的意識的な選択可能性など存在する余地はなく

むしろヒトは意識的目的選択可能性を獲得した結果として 遺伝的進化に依存しなくなり ここ百万年ヒトは遺伝的には進化をしなくなったのである

 ◇

生物学者に限らず 哲学者やマスコミ大衆の多くは あたかも生物の全てが先天的に常に正しい結果しかもたらさないものであるかのように錯覚することで 気分的に安心満足感に溺れて思考停止に陥ることを望み 論理的客観性に基づいた自発的思考を放棄しようとするのである

論理的に深く追求することを面倒臭がり 目先の気分的満足感が得られる短絡的帰結を鵜呑みにして思考停止に陥ろうとする

そういう欠陥が ヒト全般に普遍的に見られるのである

こうした先天的欠陥に起因する間違った認識(錯覚)に陥らないために 科学や哲学という論理検証が必要なのであって 現在の哲学界や生物学界は科学や哲学を逸脱した大衆迎合にしかなっておらず 極めて社会的に無責任な税金の無駄遣いになっているのである

科学や哲学という論理的思考は 真理を求めることであり これが社会の根幹となす安全性に寄与するからこそ 社会的に意味があるのであって

論理的思考の成立していない科学者や哲学者などというのは社会のダニも同然である

京大学長の山際寿一や松沢哲郎がどんなに「ヒトの先天的習性から人間性を立証できる」と言い張っても バカな大衆マスコミのご機嫌取りにはなっても ヒトという種の生物の危険性の反証には一切ならない

大衆からどんなに人気を得て文化功労賞を獲得しても 科学的価値が存在する証明には一切ならず むしろ大衆迎合を目的として科学的真理を放棄したオカルトであり 脱法詐欺とも言えるものである



Ende;
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