<風船で広げるタイプのステント>
ステントってなに?という質問がありました。
ちょっと絵を作ってみましたよ。
(こんな絵を作ることばかり得意になってきました。だめですねー)
さてステントとは、ステンレスなどの金属でできた小さい網目模様の筒です。
はじめは風船にぎゅっと締め付けた状態で準備されています(風船拡張前)(上図左)。
風船をふくらませるとステントもふくらみます(上図中央)。
その後、風船を抜き取るとステントだけが血管の中に残るわけです(上図右)。
なぜこのようなものが必要かというと、動脈硬化で細くなったところを風船で広げても、支えがないのですぐにしぼんでしまうことがあるためです。
この支えになるのがステントです。
風船だけによる治療に比べ再度細くなる現象(再狭窄:さいきょうさく)が少なくなるのです。
血管が割れてしまったときにもすぐに修復できるのですごくいいのです。
以前これが使えない頃は、「風船で血管の壁が割れて浮いてきたらどうしよう...」と思いながら治療していました。
だから今は夢のようです!
でも欠点もあります。ステントは異物ですから、それに体が反応して血栓(血の塊)ができることがあるのです。
これが原因で急に広げた血管が閉塞する場合がありますので、これを防ぐために予防の薬が必要です。
現在のところ植え込まれたステントは取り出すことはできませんが、以前から体に吸収される材質で出来たステントが研究されており、すでに海外では使われはじめているようです。
どうですか?
ステント、分かりましたか?
ステントってなに?という質問がありました。
ちょっと絵を作ってみましたよ。
(こんな絵を作ることばかり得意になってきました。だめですねー)
さてステントとは、ステンレスなどの金属でできた小さい網目模様の筒です。
はじめは風船にぎゅっと締め付けた状態で準備されています(風船拡張前)(上図左)。
風船をふくらませるとステントもふくらみます(上図中央)。
その後、風船を抜き取るとステントだけが血管の中に残るわけです(上図右)。
なぜこのようなものが必要かというと、動脈硬化で細くなったところを風船で広げても、支えがないのですぐにしぼんでしまうことがあるためです。
この支えになるのがステントです。
風船だけによる治療に比べ再度細くなる現象(再狭窄:さいきょうさく)が少なくなるのです。
血管が割れてしまったときにもすぐに修復できるのですごくいいのです。
以前これが使えない頃は、「風船で血管の壁が割れて浮いてきたらどうしよう...」と思いながら治療していました。
だから今は夢のようです!
でも欠点もあります。ステントは異物ですから、それに体が反応して血栓(血の塊)ができることがあるのです。
これが原因で急に広げた血管が閉塞する場合がありますので、これを防ぐために予防の薬が必要です。
現在のところ植え込まれたステントは取り出すことはできませんが、以前から体に吸収される材質で出来たステントが研究されており、すでに海外では使われはじめているようです。
どうですか?
ステント、分かりましたか?