OTさんの質問にお答えします。
発症後6時間を過ぎると、もう普通の点滴しかできないというのが一般的な常識です。
しかし私たちはこの時間制限にも挑戦しています。
以前にお話しした脳梗塞の最も鋭敏な検出法はMRIの拡散強調画像です。
6時間を超えた症例でもこの検査で脳梗塞が広い範囲でなければ治療のチャンスがあるはずです。
実際これまでの私たちの経験では、どうやらこの考えは正しいようで、良くなる患者さんが多く存在します。
人の体は一人一人違う。
だから「脳の血管が詰まる」という状態でも、どのぐらい脳の血流が残っているか、脳梗塞になるまでどのぐらいかかるかというのは、一人一人違うのです。
このため私たちは「6時間を過ぎた症例」「発症時刻不明な症例」に対して、MRIで脳梗塞がないか狭い範囲の場合に血栓溶解療法(この場合はカテーテルを用いる方法です)を行う臨床研究を、当院の倫理委員会に申請中です。
おそらくは効果がある、私たちはそう考えていますが、ひょっとしたら運が良かっただけかもしれません。
まず承認後に少数例治療してみて、もし効果があるようなら継続していこうと思います。
前にも紹介したうちのチームの榎本先生がプロトコールを作ってくれていますよ!(写真 真ん中)
発症後6時間を過ぎると、もう普通の点滴しかできないというのが一般的な常識です。
しかし私たちはこの時間制限にも挑戦しています。
以前にお話しした脳梗塞の最も鋭敏な検出法はMRIの拡散強調画像です。
6時間を超えた症例でもこの検査で脳梗塞が広い範囲でなければ治療のチャンスがあるはずです。
実際これまでの私たちの経験では、どうやらこの考えは正しいようで、良くなる患者さんが多く存在します。
人の体は一人一人違う。
だから「脳の血管が詰まる」という状態でも、どのぐらい脳の血流が残っているか、脳梗塞になるまでどのぐらいかかるかというのは、一人一人違うのです。
このため私たちは「6時間を過ぎた症例」「発症時刻不明な症例」に対して、MRIで脳梗塞がないか狭い範囲の場合に血栓溶解療法(この場合はカテーテルを用いる方法です)を行う臨床研究を、当院の倫理委員会に申請中です。
おそらくは効果がある、私たちはそう考えていますが、ひょっとしたら運が良かっただけかもしれません。
まず承認後に少数例治療してみて、もし効果があるようなら継続していこうと思います。
前にも紹介したうちのチームの榎本先生がプロトコールを作ってくれていますよ!(写真 真ん中)