昨日はAcute Stroke セミナーを岐阜市で開催しました。
この会は当科の岩間教授と先日紹介した田辺三菱製薬の山口さんと相談して企画したものです。
Acute Strokeというのは「脳卒中急性期」を意味します。
「脳梗塞急性期にフォーカスを当てて、全国のトップクラスの先生を招いてその最先端を勉強する」というのが会の主旨です。
今回は聖マリアンナ医科大学東横病院の植田敏浩先生と、広南病院脳血管内科の古井英介先生のお二人をお招きしました。
このお二人は私がこれまで学会や講演会でご一緒させて頂いたことがあり、そのご講演が素晴らしいので是非一度お招きしたかった先生方です。
またお二人は数年前に横浜医療センターで一緒に仕事されていたということですが、現在はそれぞれが有名ドクターとして活躍しておられるのです。
植田先生には血管内治療としての立場から、古井先生には血管内治療も手がける内科医の視点からお話しいただきました。
お二人のご講演の後は、高山赤十字病院 林 克彦先生、村上記念病院 石澤錠二先生、土岐市立総合病院の北島英臣先生、当科の榎本由貴子先生にお願いしてパネルディスカッションを行いました。
会場はほぼ満席で非常に有意義な討論が行われました。
また岩間教授には「岐阜県全体の医療体制」という大きな視点からの座長コメントを頂き、非常に良くまとまった会になりました。皆さん、ありがとうございました。
今回のご講演とパネルディスカッションを通してある程度分かったことがあります。
それは血管内治療医、内科医、ともに多くの症例を経験して行くと、脳の太く重要な血管である内頸動脈や脳底動脈はtPA静注療法を行っても再開通する確率が低そうであることです。
つまりこれらの場所がつまった患者さんはtPAの点滴だけでは治療成績が悪いため、カテーテル治療による救済が必要であるという印象でした。
今年の日本脳神経血管内治療学会の「tPAの今」という企画で私たちは全国アンケート調査をしていますが、その結果が今回の印象と一致していれば、前向き調査できっちりと確認する必要がありそうです。
植田先生と古井先生には貴重なご経験をお話しいただき、本当に参考になりました。心より御礼申し上げたいと思います。
こういった会や全国学会を通して、日本の脳梗塞急性期治療が少しでも発展すれば、こんなにうれしいことはありません。
本会を主催していただいた田辺三菱製薬の方々に御礼申し上げます。
登録調査開始がいよいよ近づいてきましたので、そろそろ本腰を入れなくてはいけません。
当科のメンバーと詰めの作業をはじめます。
みなさん、応援をお願いします!
この会は当科の岩間教授と先日紹介した田辺三菱製薬の山口さんと相談して企画したものです。
Acute Strokeというのは「脳卒中急性期」を意味します。
「脳梗塞急性期にフォーカスを当てて、全国のトップクラスの先生を招いてその最先端を勉強する」というのが会の主旨です。
今回は聖マリアンナ医科大学東横病院の植田敏浩先生と、広南病院脳血管内科の古井英介先生のお二人をお招きしました。
このお二人は私がこれまで学会や講演会でご一緒させて頂いたことがあり、そのご講演が素晴らしいので是非一度お招きしたかった先生方です。
またお二人は数年前に横浜医療センターで一緒に仕事されていたということですが、現在はそれぞれが有名ドクターとして活躍しておられるのです。
植田先生には血管内治療としての立場から、古井先生には血管内治療も手がける内科医の視点からお話しいただきました。
お二人のご講演の後は、高山赤十字病院 林 克彦先生、村上記念病院 石澤錠二先生、土岐市立総合病院の北島英臣先生、当科の榎本由貴子先生にお願いしてパネルディスカッションを行いました。
会場はほぼ満席で非常に有意義な討論が行われました。
また岩間教授には「岐阜県全体の医療体制」という大きな視点からの座長コメントを頂き、非常に良くまとまった会になりました。皆さん、ありがとうございました。
今回のご講演とパネルディスカッションを通してある程度分かったことがあります。
それは血管内治療医、内科医、ともに多くの症例を経験して行くと、脳の太く重要な血管である内頸動脈や脳底動脈はtPA静注療法を行っても再開通する確率が低そうであることです。
つまりこれらの場所がつまった患者さんはtPAの点滴だけでは治療成績が悪いため、カテーテル治療による救済が必要であるという印象でした。
今年の日本脳神経血管内治療学会の「tPAの今」という企画で私たちは全国アンケート調査をしていますが、その結果が今回の印象と一致していれば、前向き調査できっちりと確認する必要がありそうです。
植田先生と古井先生には貴重なご経験をお話しいただき、本当に参考になりました。心より御礼申し上げたいと思います。
こういった会や全国学会を通して、日本の脳梗塞急性期治療が少しでも発展すれば、こんなにうれしいことはありません。
本会を主催していただいた田辺三菱製薬の方々に御礼申し上げます。
登録調査開始がいよいよ近づいてきましたので、そろそろ本腰を入れなくてはいけません。
当科のメンバーと詰めの作業をはじめます。
みなさん、応援をお願いします!