脳卒中をやっつけろ!

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英語での講演

2012年02月02日 | 学会/研究会
 ISC 2012に来ています。
 全国の脳卒中治療施設のデータを登録するRESCUE-Japanのデータを投稿したところ、口頭発表(oral presentation)に選ばれました。この学会の口頭発表は1割前後しか通らないそうなので大変名誉なことです。もちろん今回はRESCUE-Japanに参加された皆さんの貴重なデータを集めた全国多施設共同研究ですから採用されたのです。責任重大ですので、気合いを入れて発表したいと思います。
 さて、海外での発表にはやはり英語が大事です。
 英語といえば、このブログでNHKラジオ講座の「実践ビジネス英語」を聞いていることをお知らせしました。かなりレベルの高い講座ですが、現在も聞き続けています。そのためか、聞き取り(listening)が良くなったと感じます。もともと聞き取りを強化するためにこの講座を聞き始めたので、普段の努力が報われつつあるのをうれしく思います。毎日だと自分の進歩になかなか気づきませんが、ふとした時に実感するものです。語学の上達は本当に「継続は力なり」だと再認識しました。
 とはいえ、昨日University of Washingtonで講演をしましたが、なんと1時間のたった一人の講演会でした。日本では毎週のように講演を行っていますが、英語というだけでやはりストレスを感じます。聴衆も基礎研究をメインにする方から血管の治療に詳しい方までおられるということでしたのでなおさらです。しかし今回は、Visiting Professor(客員教授)という称号を頂いたので、頑張らないといけなかったのです。講演自体は問題なく出来ましたが、やはり聞き取りにくい英語で難しいことを質問された方がいました。今回は座長の先生もコメントしてくださっていい感じで終えることが出来ましたが、「質疑応答」は国際的な発表につきものの緊張の瞬間です。皆さんも経験ありますか?
 私はレジデントの頃、相手の質問が聞き取れず、真っ白になったことがありました。そのトラウマがきっかけで英語を勉強しているようなものです。
 明日は無事終わるといいのですが...。
コメント (1)
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