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血管の壁を判定する方法

2016年07月18日 | 脳梗塞
血管の壁を判定する一般的な検査法は、超音波検査です(エコー検査とも呼ばれます)。
首のところにゼリーのようなものを塗って、プローブというものをあてて検査を行います。この検査法は体に害がない(無侵襲)とされています。
しかし得られる情報は多く、血管の壁の性状、つまり血管の壁が分厚くなって盛り上がっている場合には、その厚みだけでなく、信号強度から血管壁の固さもわかるのです。ちなみに、この盛り上がりの部分のことを「プラーク」といいます。
もちろんその中の血液の流れの速さも分かります。

クリニックの外来でも行われるこの検査法ですが、一つポイントがあります。
それは「もっとも危険な柔らかいプラークほど見逃されやすい」ということです。
どういうことかというと、柔らかいプラークはエコーで黒く見えるので、普通に超音波を当てるだけでは、見逃されてしまうのです。
それを防ぐために、血流に色を付けます。そうすると色が付かない部分がある=柔らかいプラークがある、ということが分かるわけです。
ですから頚動脈の超音波(エコー)検査を受ける場合には、カラードップラーという血流に色を付ける機能のある機械かどうか、確認すると良いと思います。
コメント (4)
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