![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/fa/023b35517208fc7adb44d407558f8344.jpg)
当科の陰山先生がイカナゴの釘煮と佃煮を作ってくれました。
向かって左が釘煮、右が佃煮です。
私は釘煮は知らなかったのでいまいちイメージがわきませんでしたが、こうして比較するととても良く分かります。
釘煮は少し硬くてまさに曲がった釘のような感じです。
今回は釘煮の方が美味しい、と感じました。
陰山先生は脊髄手術だけでなく、釣りの方も凄腕のようです。
でも煮物までうまいとは知りませんでした。
プロ顔負けの腕前に感服です。
ごちそうさまでした。
向かって左が釘煮、右が佃煮です。
私は釘煮は知らなかったのでいまいちイメージがわきませんでしたが、こうして比較するととても良く分かります。
釘煮は少し硬くてまさに曲がった釘のような感じです。
今回は釘煮の方が美味しい、と感じました。
陰山先生は脊髄手術だけでなく、釣りの方も凄腕のようです。
でも煮物までうまいとは知りませんでした。
プロ顔負けの腕前に感服です。
ごちそうさまでした。
ご自分で作ったんですかねぇ?
奥さんが作ったんじゃ…。
「本当に美味しそうですねェ~」
お写真を拝見していると、
手を伸ばせばそのままいただけそうな気がして・・・(笑)。
★ 「いかなご」(2014年3月19日)に掲載された白川 学 先生のご実家の
「いかなごの釘煮の巻き寿司」も、
今回の陰山博人先生の「いかなごの釘煮と佃煮」も、
きっと、ご飯との組み合わせが絶妙であるにちがいありません。
また、お酒の肴として最高(!)・・・であった記憶が甦ります(笑)。
もう数十年も昔ですが、阪急沿線「西灘」(現在の王子公園)と「夙川」近くに
暮らした学生時代、
須磨の友人がお土産にくれた「いかなごの釘煮」の美味しかったこと!
「家庭の味」という言葉がぴったりの、噛むごとにほっこりとした味が忘れられません。
★ 「いかなご」に記されていたように、
「いかなごの佃煮を食べると春が来たなあー、って感じです」
という感覚が、懐かしく想い起こされます。
・・・まさに「兵庫の春の風物詩」ですねェ。
*
今や「いかなごのくぎ煮文学賞」(いかなごのくぎ煮振興協会・株式会社伍魚福)
なるものも設けられ、
毎年、全国の老若男女から1000編を超える作品(短歌・川柳・俳句・エッセイ)が
寄せられるとのこと。
第1回「いかなごのくぎ煮文学賞」グランプリ受賞者のエッセイに綴られた
川柳と短歌から――
妻の炊く 釘煮の匂い ああ春だ
寒戻る 街に釘煮の 香の匂ふ
釘煮炊く 妻の昼食 係りぼく
春便り 釘煮が運ぶ 妻の味
釘煮です お隣へ先ず ご挨拶
被災地の 便り釘煮の 礼のTEL
釘煮炊く妻の体力畏るべし ジム通いする伊達にはあらず
また、今年第3回の準グランプリ作品――
くぎ煮とは 語れば長い おぼろ月
についての特別審査委員長・三田 完 氏の講評は、
「それぞれの家庭にあるくぎ煮の味、それを作るひとの心遣い、そして、食べる
家族の表情・・・。たしかに、くぎ煮とは一言で語り尽くせない食文化だと
思います。くぎ煮の奥深さに、「朧月」(春の夜の、ほのかにかすんだ月)
という季題が見事にマッチしました。」
というものです。
他にも多くの受賞作品が、祖父母・両親への感謝をはじめ、「いかなごの釘煮」を
題材として「家庭の味」「家族への愛」を謳っているのが印象的です。
作品にも、講評にも、「いかなごの釘煮」という食文化の魅力が余すところなく
語られているように思われたものですから、僭越ながら、ここに引用させて
いただきました。
*
改めて、吉村先生による「いかなごの釘煮」の記事/写真に、気持ちもほっこり・・・
<美味しく>拝見しています。
兵庫医科大学病院脳神経外科の<家庭的な雰囲気>が伝わってくるような、
「兵庫の春の風物詩」のエピソードから、
先生方の「チーム医療」の熱く温かい連繋力を想起しないではいられません。
今日の日もまた、一刻を争う「まったなし」の治療現場において、
気持ちの通い合った「チーム医療」が展開されますように。
そして、おひとりおひとりの患者さんが、ご家族とご一緒に「いかなごの釘煮」を
味わうことができますように――。