みなさん、こんにちは!
久しぶりに脳動脈瘤のお話に戻りたいと思います。
さて以前、脳動脈瘤に対するフローダイバーター Pipelineの初期治療成績を紹介しました。
これは大型・巨大脳動脈瘤が対象でしたが、今回は小型脳動脈瘤が対象です。
まず最初に紹介するのは12ミリ以下の内頚動脈または椎骨動脈を対象とした米国の研究(Premier study)です。
上の表に示すように、このサイズの動脈瘤に対する治療成績は良好でした。
特に、治療合併症とされる「治療1年以内の対象血管領域の脳梗塞/出血または神経学的死亡」が2.1%という低い数値だったことが注目されます。
それまでの報告では10ミリ以下のサイズでも合併症率は5%前後とされていましたので、半分以下になっています。
小型動脈瘤に対するフローダイバーター留置が、より安全な治療になってきているのです。
この良好な結果をもとに、日本でもフローダイバーター Pipelineの適応が、従来の10ミリ以上から5ミリ以上に拡大されました。
また対象血管も内頚動脈だけでなく、椎骨動脈も対象となっています。
徐々に適応が広がるこの治療。
もう少し長期的にはどんな結果なのでしょうか?
気になるところです。
久しぶりに脳動脈瘤のお話に戻りたいと思います。
さて以前、脳動脈瘤に対するフローダイバーター Pipelineの初期治療成績を紹介しました。
これは大型・巨大脳動脈瘤が対象でしたが、今回は小型脳動脈瘤が対象です。
まず最初に紹介するのは12ミリ以下の内頚動脈または椎骨動脈を対象とした米国の研究(Premier study)です。
上の表に示すように、このサイズの動脈瘤に対する治療成績は良好でした。
特に、治療合併症とされる「治療1年以内の対象血管領域の脳梗塞/出血または神経学的死亡」が2.1%という低い数値だったことが注目されます。
それまでの報告では10ミリ以下のサイズでも合併症率は5%前後とされていましたので、半分以下になっています。
小型動脈瘤に対するフローダイバーター留置が、より安全な治療になってきているのです。
この良好な結果をもとに、日本でもフローダイバーター Pipelineの適応が、従来の10ミリ以上から5ミリ以上に拡大されました。
また対象血管も内頚動脈だけでなく、椎骨動脈も対象となっています。
徐々に適応が広がるこの治療。
もう少し長期的にはどんな結果なのでしょうか?
気になるところです。