簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

バスの発進

2011-03-16 | Weblog
 バス停でバスが乗客を乗せ終わり、方向指示器を出して発進しようとしている。
ハンドルを切り、車をジリジリと少しずつ前に寄せながら間隙を窺ったり、席横の小窓から白い手袋を
差し出して停止を促したり、ミラーを睨めじっと後続の車が途切れるのを待つたり等、バスのドライバーの
対応は様々だ。

 道路交通法ではこのようにバスが発進しようとしている場合、「(前文略)後方の車はその発進を
妨げてはいけない」事になっている。
しかし、見ていると素直に道を譲るドライバーは意外と少ない。
譲るどころか、猛スピードで横を駆け抜けて行く。
そうかと思うと、動き始めたバスを、中央線をはみ出して追い越していく、そんなドライバーを見かける
事もしばしば有る。

 そんなわけで、バス停からの発進はなかなかままならない。
こんな事が積み重なって、バスの正常な運行に支障を来たしているのかも知れない。

 制限速度で走るバスの後は、そのスピードがもどかしく、時には流れに乗って走ってくれと言いたくなる
ようなことも有る。
加えて大きな車体が目の前に有れば前方への視界も悪いから、その直後を走るのが嫌な気持ちは解らぬ
でもない。

 しかし、市街地の朝の道路は渋滞していることが多い。
無理やり、強引にバスの前に出たからと言って、その先がスイスイと走れるわけでもない。
それに朝は殆どのバス停でお客を拾うから、多くの場合先のバス停に停まるまで我慢すれば済む事である。
これだけのことすら我慢が出来ないせっかちなドライバーは意外と多い。






【写真は本文とは無関係】



にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする