安上がりなところも「極上」と自負しています。植物を
愛で、自給自足のフラワーアレンジ、そして何かを作る、描くなどです。
極上のひとり遊び
映画「奇跡のリンゴ」観てきました。
リンゴの味のような爽やかな映画でした。
この歳になるとずっしりとした重たさを引きずって、
家路に着くような映画はあまり観たくありません。
現実の世界だけでたくさん、と思ってしまいます。
でもこの映画は、現実のお話ありながら、
ハッピーエンドで気持ちがいいです。
原作も主人公の木村さんの書籍も何冊も読みましたが、
無肥料無農薬のリンゴ栽培に挑んだ木村さんの懸命さと
ご家族やまわりの方々の愛情が、忠実に描かれていると思いました。
また本や、講演会にも行って直接お話もお聞きし、
木村さんのお人柄のイメージのようなものが
なんとなく私の中にできあがっていました。
木村さん役を演じられた阿部サダヲさんは、
外見のイメージは全く違うのに、いくつかのシーンでは
木村さんのお顔がオーバーラップするくらい
木村さんのお人柄を的確に、表現されていると感じました。
菅野美穂さんも、透明感のある美しさで
健気な奥様の役を自然に演じられていました。
そして私の大好きな山崎力さん、木村さんの義父役、
とても重厚な演技と存在感で感動しました。
この方が出演されると映画全体のクォリティーが
何段も上がる気がします。
その他の脇役方のキャスチングも、さりげなく豪華だと思いました。
「泣ける映画」と聞いていたので、
あまのじゃくな私は、ちょっと身構えて臨んだのですが、
いつの間にか、素直に泣ていました。
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