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「柑橘類と文明」




柑橘類の花も実も大好きな私にとって、とても楽しい書籍でした。
レモンやオレンジの話の舞台は、食べ物も風景も大好きなイタリアです。
まるで、オレンジやレモンの歴史やエピソードをを求めて
イタリアを旅しているような、読み終わるのが
もったいないような感じでした。
シチリア島では、レモンが一年のうち9ヶ月間も
収穫できるなんて驚きです。
一本の木で年に600~1000個も採れるそうです。
そんなにひっきりなしに花が咲いてレモンが採れたら夢のようで、
シチリア島に住みたくなります。
でも、シチリア島はマフィア発祥の地........
そしてレモンとマフィアには深い関係が........。
確か映画の「ゴット・ファザー」もシチリア島が舞台.......。
私は血がいっぱい出る映画が苦手なので観てないですが........。
印象的でおもしろかったのが、実のならない柑橘類の解決策として、
「斧を担いだ男を二人、木に近づかせ、一人に
『この木は切ろう』と言わせる。もう一人が切らないでくれと頼む。
そうしたら最初の男は、『だがこの木には実がならない』と言い、
もう一人は『今年はなる。ならなかったら好きにすればいい』と
答えなくてはならない』
これを実行することで、ちゃんと実をつけるようになるそうです。
やっぱり、植物は人の話をちゃんと聞いているのですね........。















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