2015年6月23日 岡山県
中国銀行倉敷本町支店
岡山県倉敷市本町(現在、中国銀行倉敷支店倉敷本町出張所として営業中)
第一合同銀行の倉敷支店として,大正11年に竣工したルネサンス風の建物です。総社市出身の薬師寺主計が設計しました。彼は大原美術館や有隣荘など,大原家関連の建物の多くに関わった建築家です。 鉄筋コンクリート造り(一部木造)の2階建てで,屋根は寄棟,小屋組はトラス組です。外壁は御影石洗い出しで仕上げられ,腰壁は御影石貼りになっています。正面に6本,側面に3本の円柱をあしらい,屋根は銅板一文字葺きで,前後の屋根上には3つの屋根窓が設けられています。営業室は2階まで吹き抜けになっており,壁と天井は洗練されたデザインの漆喰レリーフで飾られています。当初の姿から増改築・修理工事を経ておりますが,今日も現役の銀行として使用されており,外観・内部ともに保存状態が良好な建物です。 倉敷市ホームページより
cosmophantom