鹿児島県の洋館②
旧島津家吉野殖林所(磯工芸館)2017
鹿児島県鹿児島市吉野町
もと吉田村にあって島津家吉野殖林所として建築された。寄棟造の本屋正面に独特の意匠になるベランダやムクリ屋根の玄関ポーチがつく。
現在は島津薩摩切子ギャラリーショップ磯工芸館として利用されている。
もっと写真を見る
旧鹿児島紡績所技術館(重要文化財・世界遺産)
鹿児島県鹿児島市吉野町
1867年(慶応3年)、洋式紡績工場の技術者宿舎として建てられ、通称異人館と呼ばれた。薩摩藩最後の藩主、12代島津忠義がイギリスから紡績機械を輸入して日本初の洋式紡績所を設け、技術指導を受けるために招いたイギリス人技師ら7名の宿舎として建設されました。当時の鹿児島には初めての2階建て洋館で、技師の帰国後に勃発した西南戦争の際では傷病者の救護施設にも使われますが1897年(明治30年)に閉鎖されました。洋風和モダン!イギリスで設計され、日本の寸尺の技術で建てられた。当時の日本には無い多面形のポーチは八角形の半分が表に出され、4面にはバルコニー、窓は全て透明のガラスが張られています。周囲は回廊となっており、内装も豪華で天井や内壁にもクロスが張られ、お洒落な照明器具が設置されています。外壁には白いペンキが塗られ、開口部はアーチ型が採用されていますが、屋根の小屋組は全て尺貫法の寸法が用いられ、洋風ながらもどことなく和のたたずまいを感じさせてくれます。
もっと写真を見る
旧島津家芹ヶ野鉱業所2016
鹿児島県鹿児島市吉野町
もと串木野村にあった島津家の金鉱山事務所。寄棟造の2階建本屋に片入母屋屋根の玄関及びムクリ屋根の張出し部がつく。外壁は下見板貼りとし、2階正面に連続アーチで構成されるベランダを設けるなど洋風の外観に、和風の屋根をかけた独特の形態を保つ。
もっと写真を見る
旧島津家吉野殖林所(磯工芸館)2016
鹿児島県鹿児島市吉野町
もと吉田村にあって島津家吉野殖林所として建築された。寄棟造の本屋正面に独特の意匠になるベランダやムクリ屋根の玄関ポーチがつく。
もっと写真を見る
cosmophantom
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます