これはキクイモモドキ。初夏から次々に花を咲かせます。コスモスほど風情もなく、花の時期が長いので飽きるなあ、と思いながらよく見てびっくり(*_*;咲き進むと花の中央が変化するのです。外側から順に中央に向かって筒状花が咲いていく様子が良くわかります。
これを見て、最近読んだ『博士の愛した数式』の中の「神の手帳」という言葉を思い浮かべました。神様の手帳に書かれた、人間には計り知れない緻密で壮大なこの世の法則、普段気が付かないものの奥に秘められている計算しつくされた秩序、そんなものの存在を感じさせてもらいました。
『博士の愛した数式』は、「愛した」というところがポイント。限りなく純粋で心温まる小説です。まだの方はぜひどうぞ。