岡山県北東部西粟倉村の中でも、最も北に位置する若杉天然林を訪ねました。手持ちの地図に記載がなく、メジャーな観光スポットとして認識していなかった場所でしたが、天然林の広がる素晴らしい森があることをブログのご縁で教えていただき、即実現しました。
高速道路のおかげで、2時間で若杉天然林の駐車場着、夜10時・・・(ミスターSと利害関係が一致するのがこの時間・・・2年前の瓶ヶ森を思い出します)クマに注意の看板!整備された駐車場のテーブルで遅い食事。吉井川源流のせせらぎと、風に揺れる杉木立のざわめきが暗闇から聞こえます。どこでも泊まれる仕様の車のおかげで、希少な体験だこと・・・
朝日が差し込む杉林・・・6時過ぎ、初めの車が到着。バードウォッチングのようです。以後少しずつ車が増えていきました。
中国自然歩道に沿って峠を回り、下側の若杉自然研究路を通るルートを歩きました。
「若杉天然林は、明治維新後官林として管理され、大正7年に西粟倉村に払い下げられ・・・・江戸幕府の御林山のころ、杉林が度々伐採され、タタラ製鉄用の炭のためにナラ類が伐採されていることから、全く人手の加わっていない原生林ではありませんが・・・・中国地方でも代表的な固有の植生を残した場所である・・・」というような説明が要所要所で見られ、主な樹木には名札がつけられています。道が周囲の環境を取り入れながら程よく整備され、高低差が少なく、かなりゆっくり歩いても3時間のみちのりでした。遊歩道とはいえ、滑りやすいのでトレッキングシューズをお勧めします。
オオイタヤメイゲツ
トチノキ
ツルアジサイ(名札の後ろのツル、直径7センチはありそうです。ブナを登って茂ってました)
(ブナの若い実)
水の流れに沿って歩く場所があるのも魅力でした。地面から響くカエルのような声、姿は見えません。
若杉峠の展望台は、バードウォッチングの絶好のポイントらしく、観察していた方からオオルリの姿を望遠鏡で見せていただくことができました。
癒しの森
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降りてくるとバスも着いていて、山歩きのグループでにぎわっていました。