クリスマスツリーと言えば、モミやドイツトウヒの名前が思い浮かびますが、違いは全くわかりません。今年公園のドイツトウヒを見て、にわかに興味を持ちました。短く細い葉のついた枝が・・・なんて可愛いのでしょう!
今年リースに使ったドイツトウヒの実(球果)
この公園にはもう一種類トウヒ属の木のトウヒ(エゾマツの変種)があるらしく、球果が全く違います。
(幼木と大木では樹形が違うのかもしれないのでこれが何か、確認できていません。)
この端正な枝と葉の美しいこと。観察ポイント。葉の断面の形・葉の付け根の葉枕・枝の毛の有無・枝の色・葉の長さ・樹形など。と教えてもらいましたが、見れば見るほどわからなくなりました。見分けるのは無理です。
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モミの木とはマツ科モミ属の樹木のこと。日本には5種が自生し、ウラジロモミ・モミ・シラビソ・オオシラビソが日本固有。トドマツは北海道からサハリンに分布。モコモコとした葉のつき方がとても可愛い。クリスマスツリーにピッタリの木のように見えますが、平地ではほとんどお目にかかれません。
今年7月20日、四国の瓶ヶ森で見たウラジロモミ。モミ属の針葉は、厚みがありません。
立山から届いたオオシラビソの球果。モミ属の木の実は、このようにばらばらになって落ちるので、ツリーなどに飾る事はできません。
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クリスマスの木、その昔は街角で売っていたのを買って飾り付けをしたらしいです。それが何の木だったのか?多分地方によって違うのだと思いますが、このあたりでは一番普通に山にはえている針葉樹で樹形がそれらしい「ネズミサシ」(別名モロ、ムロ)ではないかという話を聞きました。コニファー類がここ数十年で急速に出回って、ゴールドクレストがクリスマスツリーとして一般的になるなど、時代の流れを感じます。