ここは岡山市街を一望できる丘に作られた植物園です。
入り口から奥へ奥へと登っていく構造です。枝垂桜が濃い影を作っていました。
この時期、大きなパラグアイオニバスが話題になります。子どもの葉っぱが生き物みたいでした(多重露出)。
どんどん上り詰めていくと、昭和39年5月開園の石碑。その奥に一本松古墳(前方後円墳)があります。
古墳の周りをぐるりと歩きました。マツ、モミジ、ツツジ類の林の中でアジサイの水色がすがすがしく見えました。
古墳の上には、強い日差しの中アザミがポツリポツリと咲いていました。
古墳の後円部分の頂上には対戦中に砲台が据えられていたということで、石室のあたりが低くくぼんでいました。そこに、このあたりのノイバラが3種(ノイバラ、テリハノイバラ、ミヤコイバラ)とも、小さな株で繁っていました。整備されているので、このノイバラたちが伸びて花を咲かせることはないでしょう。静まり返った、寂しい古墳の上にはヨウシュヤマゴボウの花が咲き始めていて、ヒョウモンチョウが飛んでいました。上の写真は、そこから下りている時、つまり古墳の前方部分から岡山市街方面が見渡せる並木です。
今回は撮影が主目的。同時にマツ科やスギ科の珍しい樹木を見たいと思って入園時にリストをもらい場所を確認して周ったものの、やはり十分見ることはできませんでした。「二兎を追うもの・・・」になってしまいました。次回はマツ科20種類、きっちり教えてもらおうと思いました。上は、園内にたくさんあるセコイア。