重井病院の屋上にツメレンゲを植える行事に参加しました。倉敷の美観地区の古い民家の取り壊しの際に、屋根の上に生えていたツメレンゲを保護したものでした。すごい量です。
古い町並みを歩くと、住む人もなく崩れそうな家の屋根にはツメレンゲがあるのは定番です。倉敷、下津井、玉島、西大寺・・・
亙を固定する時に土を使ってある、古い造りの屋根が歳月を経てツメレンゲの住処になります。けれどいずれはこのような家も取り壊されていく運命にあり、それと共にツメレンゲは町から姿を消すことになります。もとどおり河原や石垣で細々と生き残るのでしょうか。植物と人間の関わりが如実に現れている例ですね。
・・・・・・・
庭の方には、去年の倉敷自然史博物館祭りの岡大資源植物科学研究所のコーナーでもらったツメレンゲの苗を石の間に植えあります。(3/15)
水遣り不要で夏も元気ないわゆる多肉植物です。花が咲いた枝は枯れて、根元から新しい株が出てくるので、毎年花をつけることはないそうです。
子株ができています。なかなかキレイなので、他の多肉植物も含めて、石垣を多肉地帯にしたいと思っています。市内にはいなくなったというクロツバメシジミが来ることがあるかも。