(東赤石山のタカネバラの描写は、去年のYUKIさんの記事がとても丁寧です。)
・・・・・・・・・
今回の登山、ミスターSは夏の本格登山に向けた練習がてら、つきあってくれました。どうしても早朝出発できなかったため、出発は9:19筏津。急斜面、沢沿い、吊り橋、ごろ石など足元の変化にとんだ険しい道を登りました。前半調子に乗って飛ばし過ぎたかもしれません。山荘に出る少し前までずっと水音が聞こえて、日差しを遮る森の中です。道はマークがあるので迷うことはありませんでした。
12:09最初のタカネバラに出会って、30分後に山荘着。昼食。晴れたり小雨になったり。険しい山の姿。
オトメシャジン
13:15山頂を目指して出発。14:05山頂。
背は高くなっていませんがゴヨウマツがたくさん自生していました。短い葉がきれいです。コメツガ、ウラジロモミ、ヒノキの仲間など、普段見ることのない針葉樹に高山を実感しました。
ヒメコブトリハダゴケという地衣類の模様
つぼみは濃い紫のシコクギボウシ
ナガバシュロソウ
ヤマアジサイ。山の上ではピンクが多く、途中の山道では水色をよく目にしました。
・・・・写真を撮る気力がだんだんなくなってきました。
私たちより元気な年配のグループが岩場を縦走するのを横目で見ながら、無理をしないで来た道を帰りました。15:00山荘の下の分岐点。帰り道では、足元がおぼつかなくなり滑ったり転んだり・・・要するに疲れてしまって、無言でそろりそろりと歩きました。次第に日も傾いて「カナカナカナカナ・・・」とヒグラシの声が物悲しく響きます。
分岐から3時間30分18:30登山口着。日が長い7月だからできたことで、秋になったら今回のような遅いスタートは禁物でしょう。標高差1000メートル余り、三瓶山に次いで今年わずか二回目の無謀な山歩き、何とか無事帰りました。もちろん、数日間体中が痛みました。四国でタカネバラを見るのは楽ではありませんでした。