写真展においで下さった皆様、本当にありがとうございました。展示することで反省する点が多々見えてきました。
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ブログの更新が滞って心苦しいのですが、しばらくこの調子が続くかもしれません。(ホームページの書き換え作業に集中しているのですが、素人の独学なのでなかなか進みません。)
さて、そんな中、先日桜が咲き始めた京都を歩いた際、細見美術館で志村ふくみ・志村洋子作品展「しむらの色KYOTO」特別展に立ち寄りました。(5月6日まで)
30数年前、芸術新潮の連載で読んだ草木染の文章で出会って以来、個展の形で作品を見るのは初めてでした。(今回はすぐ隣の京都近代美術館でも工芸展が開かれていて、志村ふくみ作品の展示がありました)。中でも、染め素材に「カラスノエンドウ」と書いてある作品には心惹かれるものがありました。いかにも春らしい、いかにも野の草らしい、カラスノエンドウの色。などなど。もうすぐ90歳、人間国宝にして、優れた文筆家の現在の作品!と思うだけでテンションが上がりました。
化学的に作られた色に囲まれた現代に草木染がどんな意味を持つのか?着物という形は伝統として以上にどれほどの価値を持つのか?興味と疑問を持ち続けたいと思っています。
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