5/29 備中松山城への遊歩道を歩きました。この「天守の残る唯一の山城」へは普通は南側の麓から登りますが、今回はヤマイバラを見るために北の吊り橋を渡る遊歩道から登りました。登るといっても、スタート地点は松山城が雲海に浮かぶ写真撮影スポット近辺でもあり、車で延々登ってからの道なので標高差は大きくありません。
5月末、雨上がりの朝6時前
霧であたりが真っ白のため、お城も見えないような・・・冬にはあれほど大行列だったこの場所に、今は誰もいません。日も差さないのでこんなお城の景色でした。
このあたりには野生の猿がいるので、その群れに遭遇すると道を進むことができないので要注意です。
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目指すは臥牛山のヤマイバラ、と吊り橋まで来たところ、期待に反して!一輪しか花がない。
下を覗いて発見したのは
切り取られた幹でした・・・去年の秋には赤い実がたくさん付いていた株があったのに、それも見えません。ジャケツイバラは茂っているのにヤマイバラはどれも切られてしまったのでしょうか・・・
その後、自然が豊かに残されているお城山を歩きました。臥牛山の一番標高の高いのは北側で、そこに初期の山城(大松山城)が築かれていたそうです。その遺構が散見できました。詳しくはこちらの説明の方が確かでしょう。
水場
番所跡
気持ちのいい森の道を通ってたどり着くのは、現在残っている小松山城の裏口のような場所でした。天守閣を眺めるのもそこそこに下って、迫力ある大手櫓門跡に。天守が再興される前の写真や詳細なレポートはこちらで見ることができます。
ここから、ふいご峠方面に更に降りて今年のヤマイバラ見物・・・と思ったら、何といいうことでしょうか、ここでは全くヤマイバラの花を見ることができませんでした。いくら眺めても、カメラでも、双眼鏡でも、道の上にも、ありません。
ということで、大きな目的は果たせないまま、元来た道を帰りました。こんなに気持ちのいい遊歩道なのに、ほとんど人が歩いていないのが残念でした。雲海を撮影のあとには、お城まで歩いて歴史を感じてはいかがかと思いました。