旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

20190908~10 上川町 ワルプルギスの夜~黒岳テン場二泊三日パート4

2019-09-09 09:09:01 | Weblog



9月9日(月) くもり時々雨


夜が明けても暴風が吹き荒れ、雨はその風に乗ってごくたまに打ち付けてくる程度であったが、
トイレの往復以外、ほとんど外出できない状況だった。

写真の木製の椅子は、飛ばされひっくり返り、私のテントにもたれかけるようにしていたもので、
どうせまたこけてしまうだろうからそのままにしておいたものだ。この写真では伝わらないだろうけど、
この時点ではまだすごい風で、西側(旭岳方面)から雲の大群を引き連れ好き勝手に大暴れしていた。


   

写真はたぶん昼過ぎに撮ったもので、ようやく風が少し収まってから外出する際の様子だ。
今年新調したモンベルのテント、壊れたらシャレにならんかったけど、無傷で持ちこたえてくれた。

時折、テントの床ごと風に持ち上げられるのでガス器具を使うのも危険、手で押さえつけながら
湯を沸かした。


   

晴れ間が多くなったのを見計らい出かけ、桂月岳で少し写真撮影を敢行してみたがすごい風、
ISO感度を上げシャッタースピードを速くしたがおそらくブレブレで、ほとんどが使い物に
ならないかもしれない。

石室のテーブル付近に現れたシマリスちゃん。このリス恐ろしく利口で、「ちょうだい」と
おねだりポーズしたのには驚いたよ。どこで習ったん? でもごめんな、野生動物にエサを
与えてはいけないんだわ。


   

雲の平へ出かけようとして、すぐに曇り込んだので慌てて戻ってきたら、直後に雨が降り出した。
そういう変わりやすい、油断ならない空模様が午後からも続いたのだ。

写真のような色鮮やかなナナカマドも見られたがそれはごく一部で、ほとんどは枯れてちぢれ、
葉を落としていた。残念ながら今年も山上付近の紅葉の出来はあまり良くはなく、この風で
トドメを刺された形だ。


この夜もテントは5張りのみ。ひと気少ないテン場に、風が吹き抜けていた。



コメント
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