2018年12月の続き。
秋田市中央部、歓楽街・川反の南一帯で、南大通り・(大町)五丁目橋からドン・キホーテ横・山王五丁目交差点へ抜ける「都市計画道路川尻広面線」が造られつつある。うち、五丁目橋から寺町にかけての「横町」は、既存の一方通行の道路が拡幅される。
その区間には、1901(明治34)年に秋田初の百貨店として造られ、秋田県内最古のレンガ造の建物である、国登録有形文化財「旧大島商会」が残っていた。
道路拡張で解体もあり得る事態になったが、所有者が秋田市へ(「建物を」ということでしょう)寄贈。秋田市は、大町一丁目の市有地へ移築して活用することにした。というところまでが2年弱前の話だった。その後。
移築決定後、営業していた生花店が退去・移転。
2019年8月。看板などなくなってすっきりした姿
改めて見ると、小さい。幅9メートル、奥行き7メートル。
営業当時は、向かって右・西面に隣接してプレハブが建っていたのがなくなったので、これまで隠れていた面が姿を現した。
レンガがやや汚れている?
鉄の扉と、レンガが出っ張った柱のようなものが特徴的。

写真はないが、左面もほぼ同じ。2階の鉄の扉がなく、レンガは正面並みにきれい。隠れていた右面は、あまり手入れしていなかったのだろう。
2020年3月
徐々に解体が進んだ。
移転先は、通町の通りから南へ入った、だるままつりの星辻神社の並び。かつて秋田魁新報社本社があった裏側の一角で、サンパティオ大町の裏。
ここしばらく通っていなくて、現在。
こんなに形になっていた!
通らなかった間に、想像以上に工事が進んでいた。
「建築工事の表示」看板は、「まちなか観光案内拠点整備工事」で昨年8月3日から今年10月3日まで。
「構造・規模」欄には、移転前後両方書いてくれていて「木造2階建(大町6-5-7) RC造2階建(大町1-2)」。ということは、以前は木造、移築後は鉄筋コンクリート造で、それにレンガを貼ったような造りなのかな。
ということで、レンガはまだ見当たらなかった。三匹の子豚の家じゃないので、レンガをただ積み上げる単純な構造ではなく、その前の段階なのだろう。
シート越しのシルエットやサイズ感は、移築前と変わらないと思う。場所的にはうまく収まって、ちょうどいいスケール感かな。
北・通町、星辻神社側から
この位置だと、正面が東向きだから、北向きだった移築前から時計回りに90度回転したことになる。
この土地は傾斜があって、道路から遠い奥のほうが高い。その対応はよく分からないが、とりあえず正面は低い道路面と同じレベル。【4日追記・建物が建てられている部分は、道路と同じ高さまで掘り下げられているようだ。そのため後方とは段ができていて、コンクリートの塀のような仕切りがあった。】
敷地と比べるとだいぶ小さい建物なので、どう配置するかと思っていた。中央にどーんかと思ったら、向かって左・南に寄せた位置【3日追記・前は後方へ引っこませるのではなく、道路際2~3メートルってところ?】。後ろも余っていそう。
左はロンド
したがって、南隣は著名なジャズ喫茶「ジャズスポット ロンド」、さらに南隣は秋田の手作り製品を集めた店「秋田贔屓(あきたびいき)【4日追記・8月いっぱいで営業を終了していた!】」、そして地ビール醸造やビアレストランなどの「あくら」の入口。
秋田贔屓が入る和風商家の建物は、わりと最近まで、あくらと同経営の「高堂酒店」の店舗として使われていて、大島商会より少し古い1887年頃築。また、ロンドやあくらも、同じ頃建てた蔵を改装しているそうだ。
というわけで、明治期の建物が連なる一角になりそうで、いいかも。
あくら側から。左奥の青いシートが工事現場
裏の大町通り側から見る。以前「さきがけ大町センター」があった、サンパティオ南隣の駐車場の真後ろに当たる。
奥の高い建物は旭川対岸の秋田中央警察署
右の大きい蔵があくら、その向こう側がロンド。こちら側とは1段低い位置に、大島商会が移設されようとしている。
この市有地には地元商店街による商業施設建設の計画もあったが、どうなっているか。
大島商会が観光案内施設として使われるのなら、大町通りのサンパティオやねぶり流し館と行き来できれば便利だが、段差対応や私有地をまたぐルートを確保する必要がある。どうなるか。
横町通りに大島商会があった頃
現在
横町~寺町のほうは、店が多い五丁目橋寄りは手つかずだが、寺町寄りは移転・建て替えはかなり進み、道路が造られようとしている。→2023年の状況。
※移築の続き。
秋田市中央部、歓楽街・川反の南一帯で、南大通り・(大町)五丁目橋からドン・キホーテ横・山王五丁目交差点へ抜ける「都市計画道路川尻広面線」が造られつつある。うち、五丁目橋から寺町にかけての「横町」は、既存の一方通行の道路が拡幅される。
その区間には、1901(明治34)年に秋田初の百貨店として造られ、秋田県内最古のレンガ造の建物である、国登録有形文化財「旧大島商会」が残っていた。
道路拡張で解体もあり得る事態になったが、所有者が秋田市へ(「建物を」ということでしょう)寄贈。秋田市は、大町一丁目の市有地へ移築して活用することにした。というところまでが2年弱前の話だった。その後。
移築決定後、営業していた生花店が退去・移転。

改めて見ると、小さい。幅9メートル、奥行き7メートル。
営業当時は、向かって右・西面に隣接してプレハブが建っていたのがなくなったので、これまで隠れていた面が姿を現した。

鉄の扉と、レンガが出っ張った柱のようなものが特徴的。

写真はないが、左面もほぼ同じ。2階の鉄の扉がなく、レンガは正面並みにきれい。隠れていた右面は、あまり手入れしていなかったのだろう。

徐々に解体が進んだ。
移転先は、通町の通りから南へ入った、だるままつりの星辻神社の並び。かつて秋田魁新報社本社があった裏側の一角で、サンパティオ大町の裏。
ここしばらく通っていなくて、現在。

通らなかった間に、想像以上に工事が進んでいた。
「建築工事の表示」看板は、「まちなか観光案内拠点整備工事」で昨年8月3日から今年10月3日まで。
「構造・規模」欄には、移転前後両方書いてくれていて「木造2階建(大町6-5-7) RC造2階建(大町1-2)」。ということは、以前は木造、移築後は鉄筋コンクリート造で、それにレンガを貼ったような造りなのかな。
ということで、レンガはまだ見当たらなかった。三匹の子豚の家じゃないので、レンガをただ積み上げる単純な構造ではなく、その前の段階なのだろう。
シート越しのシルエットやサイズ感は、移築前と変わらないと思う。場所的にはうまく収まって、ちょうどいいスケール感かな。

この位置だと、正面が東向きだから、北向きだった移築前から時計回りに90度回転したことになる。
この土地は傾斜があって、道路から遠い奥のほうが高い。その対応はよく分からないが、とりあえず正面は低い道路面と同じレベル。【4日追記・建物が建てられている部分は、道路と同じ高さまで掘り下げられているようだ。そのため後方とは段ができていて、コンクリートの塀のような仕切りがあった。】
敷地と比べるとだいぶ小さい建物なので、どう配置するかと思っていた。中央にどーんかと思ったら、向かって左・南に寄せた位置【3日追記・前は後方へ引っこませるのではなく、道路際2~3メートルってところ?】。後ろも余っていそう。

したがって、南隣は著名なジャズ喫茶「ジャズスポット ロンド」、さらに南隣は秋田の手作り製品を集めた店「秋田贔屓(あきたびいき)【4日追記・8月いっぱいで営業を終了していた!】」、そして地ビール醸造やビアレストランなどの「あくら」の入口。
秋田贔屓が入る和風商家の建物は、わりと最近まで、あくらと同経営の「高堂酒店」の店舗として使われていて、大島商会より少し古い1887年頃築。また、ロンドやあくらも、同じ頃建てた蔵を改装しているそうだ。
というわけで、明治期の建物が連なる一角になりそうで、いいかも。

裏の大町通り側から見る。以前「さきがけ大町センター」があった、サンパティオ南隣の駐車場の真後ろに当たる。

右の大きい蔵があくら、その向こう側がロンド。こちら側とは1段低い位置に、大島商会が移設されようとしている。
この市有地には地元商店街による商業施設建設の計画もあったが、どうなっているか。
大島商会が観光案内施設として使われるのなら、大町通りのサンパティオやねぶり流し館と行き来できれば便利だが、段差対応や私有地をまたぐルートを確保する必要がある。どうなるか。


横町~寺町のほうは、店が多い五丁目橋寄りは手つかずだが、寺町寄りは移転・建て替えはかなり進み、道路が造られようとしている。→2023年の状況。
※移築の続き。