広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

工藤パン県外流通品

2020-09-14 23:55:31 | ランチパック
9月10日頃からだろうか、秋田市内のイオン東北の店舗(旧ジャスコサティブランドの「イオン」とマックスバリュ)で、こんな菓子パンが105円で、多少目立つように売られている。
「KUDOPAN」ロゴと、中身の姿が先に目に入ってしまったので、「イギリストースト!」と反応してしまったが…
にぎわい東北 もち食感サンド 山形県産 ラ・フランスジャム 300kcal
イギリストーストによく似た別物。
イオンが展開している、いまいちよく分からない食品シリーズ「にぎわい東北」の1つ。ということで、工藤パンブランドではあるが、イオングループ限定販売品。にぎわい東北のサイトや、折り込みチラシへの掲載なし。
以前から工藤パンが製造する、にぎわい東北商品があったが、お菓子だったので、パンは初か? たけや製パンもがんばれ。

袋の商品名が、イギリストーストは少し小さく斜め書きなのに対し、これは大きく横書き。でも上下の線、英字、裏面全体の表示は、イギリストーストにそっくり。
「もち食感」というのに聞き覚えがあった。2018年頃から、青森県産米「青天の霹靂」の米粉を使った(小麦粉も使用)山型食パン「イギリスブレッド もち食感」 が発売されている。さらに、それを使ったイギリストースト「もち食感 イギリストースト」も一時期発売された。
なお、直接関係ないが、山崎製パンでは、さまざまなパンや菓子で「もち食感」を名乗る商品を出していた。

今回の原材料欄を見ると、6番目に「うるち米粉」があった。青天の霹靂、青森県産米ではないのかもしれないが、米粉入りで「もち食感」なのでしょう。
イギリストーストでも、青森県外産の原料を使ったものはあるので、これがイギリストーストとして売られてもおかしくはない。
中身。ジャムだけが塗られている
一般的なイギリストーストよりも、接着力が強力だったのは、たまたま?
ジャムには果肉などはなく、マーガリンや「ジャリ(グラニュー糖)」なども混ざっていない。

味はおいしかった。もうちょっとジャムがあってもいいとも思うが、これでもラ・フランスの味を楽しめる。
パンの「もち食感」はよく分からないが、通常のイギリストーストと違う気がするが、どこかで食べたことがあるような。どちらかと言えば「軽い」感じかな。好き。

イギリストーストとの区別があいまいで、場合によってはバッタモンと思われかねないが、モノは悪くない。
いつまで売るのか、さらにシリーズが出るのか、相変わらず不明。というか東北各県版の続編を希望。【追記】この1か月ほど後、10月中旬、11月中旬にも、同じものが短期間販売された。


この場を借りて、イオン限定商品ではないようだが、今年夏に秋田市内のイオン(イオン店舗のみ。マックスバリュでは未確認)で短期間だけ購入できた、工藤パン製品も紹介。アマビエ力餅に続き、これも工藤パンの努力とイオンとのつながりの成果か。

秋田で6月下旬に購入。青森では7月以降も売っていたようだ。
りんごのパイ 青森県産りんご入りカスタード風味クリーム 366kcal
青森市のねぶたがにらみをきかせるパッケージ2種類。「2019年ねぶた大賞」受賞作で、1つ作品の違う部分の写真のようだ。明示されていないが中身はどちらも同じ。
「青森県産りんごのシロップ漬けを使用」し、「青森県産りんご1%(製品に占める割合)」。
直径7センチほどのドーム型
見覚えあり。2018年秋に、ヤマザキ系各社の「ぐるり東北味めぐり」シリーズとして発売された「パイまんじゅう」と同じ形。当時も「青森県産りんごカスター」というのがあったが、それは三陸産藻塩を使った345kcalだから、今回と同一ではない。前回も今回も、「名称」欄では「菓子パン」扱い。
カスタードの存在はよく分からない?
2018年もそう感じたが、カスタード感は薄いものの、リンゴはたっぷりでおいしい。硬めの皮も好み。
ねぶた観光や帰省の土産としての購入を狙った(包装も味も値段も日持ちも最適)ものの、コロナでさばけず、秋田のイオンへ回ってきたのかな? 食べられてよかった。
【追記】翌2021年8月にも、秋田市内の店でちらほら見かけた。ツルハドラッグでもひっそりと売られていた。


次はお盆過ぎ購入。
これも帰省土産の余剰分かも。だって秋田で売っても意味があまりない商品。
4種類
味が違う4種類なのだが、包装=透明袋に貼られた円形シールの色や文字は、味に関わらずそれ以上のバリエーションがある。味の識別は、表のシールではできず、中身の色か裏面シールで見分ける。もし売り場でごちゃごちゃにされてしまったら、面倒なことになる。
上の4つは、左上から時計回りに「あべ」「あずましい~」「あんべ!」「こえ~」。そう、方言である。あずましい以外は秋田でも通用するかな。
この商品名は「青森方言焼きドーナツ」。
味は「青森県産りんご」214kcal、「プリン風味」196kcal、「チョコバナナ」196kcal、「紅茶」206kcal。

「青森弁」というものは存在せず、エリアによって津軽弁と南部弁、さらに場合によって下北弁に大別される。
だから「青森方言」という商品名なのだろう。りんごとプリンは津軽弁、紅茶とチョコバナナは南部弁に分け、それぞれの方言のシールを貼っている。味が違っても、単語は共通のようだ。
ちなみに、工藤パンの創業地はむつ市だそうで、そこは下北弁エリアだけど、今回は採用していない。
「津軽弁 気持ちがいい」

「南部弁 疲れた」
小さく共通語訳が書かれる。イラストは、津軽弁がリンゴ、南部弁はニンニクと、それぞれの特産農産物(言葉によって表情が微妙に違う?)。

「あべ」と「あんべ!」
「ついてきて」「行こう」と訳されているが、(方言も訳も)逆でも通用するだろう。秋田でも。

焼きドーナツがブームになって、もう10年くらいだろうか。あまり好きじゃないのですが。
4種とも、普通の焼きドーナツ。どれも開封時に香りが感じられ、特にりんごは強く香った。味はそれなり、甘さがやや強いかな。

なお、工藤パンホームページの今年6月の新商品紹介には、「ヤマザキ 焼きドーナツ(チョコバナナ)」。※最近は、ヤマザキから受託製造する商品も、自社新商品として紹介することがある。
そのチョコバナナにはチョコチップが入っていて、今回のには入っていなかったので別物だが、形は同じようだし、ノウハウが共通なのだろう。

たけやさんでも、秋田弁○○など作れそう。がんばれ。
そして次は工藤パンのどんな商品が秋田で売られるか期待。
コメント (4)
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