2020年、2021年と新型コロナウイルス感染症流行により中止となっていた、秋田竿燈まつり。2022年は、他の多くの夏祭り同様、3年ぶりに開催。
コロナ対策・対応がある程度定着し、伝統や技術の継承と経済効果からも、いつまでも中止はできない【4日追記・そして、一度やると決めたことを急にやめるのも難しい】。だけど、第7波と言われる、これまでになく急激な感染拡大中の今、やっちゃっていいのかなという気もしなくはない。
だから、今年は本番中の会場へは行きません。街なかを流す屋台や、会場から聞こえてくる遠いお囃子を見聞きすると、複雑な気持ちだけど…
今年は全国的には空梅雨で梅雨明けが早かったが、北東北はほぼ平年並み(7月26日、平年-2日)で、降水量は平年の6割強と少なめだったようだ。
【2022年9月2日追記・その後、9月1日に梅雨明け確定値が発表され、関東甲信などは7月下旬へ繰り下げられ、東北は「特定できない」に改められた。】
8月3日以降は、青森から日本海側を南下するように線状降水帯が発生し、秋田県内でも、大館市で氾濫・浸水や奥羽本線の路盤が流出するなど被害が出た。幸い、秋田市は雨が多かっただけで被害はなく、竿燈初日の3日夜には晴れた。最終日6日まで夏らしい天気が続きそう。
週間予報では、来週は7日以降ずっと雨。また心配。
秋田魁新報によれば、今年は62団体238本が出竿(=出場)。コロナ前は70団体以上から280本前後で、参加を見合わせた学校や企業があったとのこと。→町内竿燈は見合わせたところがないように読める【8日追記・いただいたコメントによれば、不参加はいずれも企業団体や学校なので、その理解で合っていそう】。また、学校や企業でも今年も出ている団体も多い。
コロナ対策としては夜の本番では、開始前の「市民パレード」と、終了後の「ふれあい竿燈」は中止され、竿燈を見るだけの形(時間的には例年とさほど変わらない)。演技中の「どっこいしょ」の掛け声は禁止で、CD音源を流す。その他は後述。
夜本番の会場である、竿燈大通りの昼間の風景。
二丁目橋たもとの会場東端
例年通り中央分離帯に有料観覧席が作られているが、2年ぶりなので設置工事は余裕をもって少し早く開始。コロナ対策で席数は約20%削減。
上の写真の那波家の水汲み場跡の小公園には、足踏み式アルコール消毒液が並ぶ。近づくと、消毒するようにという音声が流れる。
秋田市竿燈まつり実行委員会では、来場者に「「マスク着用」と「手指消毒」など基本的な感染対策」への協力を求めている。
だけど、西端・山王十字路は未確認だが、二丁目橋たもとの向かい側や、途中の交差点には消毒液は置かれていなかった。夜になると出てくるのかもしれないが。
当然、
「食べ歩きは控えてください。」
ただし、有料観覧席ので飲食は可能(飲酒は禁止)。また、近くの屋台村のほか、沿道の私有地での出店は、飲食スペースを設けてある所もあるようだ。
見物客の通路兼無料の観覧場所であった、歩道。
歩道の車道寄り(あるいは建物際)では、座りこんだり立ったりして、思い思いに竿燈を見られた。今年は、
車道側に棒でつながったコーンがずらり
毎夜終了後に撤去して、翌日午後早くに並べ直している(バス停や駐車場前は開放して)。過去にはなかったはず、たぶん。
「コロナ感染症対策の為、「歩道に座っての」「立ち止まっての」観覧はご遠慮ください。」
ということは、歩きながら見ることしかできないのか?
それとも、車道際とコーンの間にある数十センチの歩道部分では、止まってもいいってこと? =だとすれば例年通りで、通路と区分を明確にしたことになる。
なお、実行委ホームページでは「歩道では密を避けるため、座り込んでの観覧はお控えください。」とあり、立ち止まることは規制していない。
【4日追記】報道写真を見ると、歩道際で立って見ている人がたくさんいた。つまり、コーンより車道側では止まって見てもよく、単に通路部分との仕切りのようだ。
コロナとは関係ないと思うが、会場内の地下横断歩道に準備されていた、柵と掲示。
「雨天時 地下道 通行禁止」
以前はなかったと思う。濡れて足元が滑って転倒事故にならないように? 今回の天候では、通行止めにならないでしょう。
なお、東端の二丁目橋地下道は、天候に関わらず、本番中は通行止め。
ミルハス建設工事の現地事務所が置かれていた、旧産業会館跡地も、久々に全体(2019年は縮小)が屋台村となった。
この時点では客はまばら
例年なら、地元の人も旅行客も、たくさん歩いたり飲食したりしている時間帯でも、今年はだいぶ少ない。夜はまた違うだろうけど。
実行委では、今年の期間中の人出を100万人と見こんでいるらしい。この手の人出は、カウント方法からしてアヤシイもんだけど、例年だと130万人ほど。そんなに来るかな。結果は追記します。
【5日追記・5日付秋田魁新報より】初日は雨とJR運休の影響もあって、13万人。2019年の初日は35万1千人。「初日の人出を踏まえ、実行委は4日間の人出を70~80万人と見込んでいる。」
【7日追記】無事終了。4日間の人出は78万2千人。前回比4割減。
来年以降、心から安心して開催できるよう願うとともに、まずは第7波が落ち着きますように。
コロナ対策・対応がある程度定着し、伝統や技術の継承と経済効果からも、いつまでも中止はできない【4日追記・そして、一度やると決めたことを急にやめるのも難しい】。だけど、第7波と言われる、これまでになく急激な感染拡大中の今、やっちゃっていいのかなという気もしなくはない。
だから、今年は本番中の会場へは行きません。街なかを流す屋台や、会場から聞こえてくる遠いお囃子を見聞きすると、複雑な気持ちだけど…
今年は
【2022年9月2日追記・その後、9月1日に梅雨明け確定値が発表され、関東甲信などは7月下旬へ繰り下げられ、東北は「特定できない」に改められた。】
8月3日以降は、青森から日本海側を南下するように線状降水帯が発生し、秋田県内でも、大館市で氾濫・浸水や奥羽本線の路盤が流出するなど被害が出た。幸い、秋田市は雨が多かっただけで被害はなく、竿燈初日の3日夜には晴れた。最終日6日まで夏らしい天気が続きそう。
週間予報では、来週は7日以降ずっと雨。また心配。
秋田魁新報によれば、今年は62団体238本が出竿(=出場)。コロナ前は70団体以上から280本前後で、参加を見合わせた学校や企業があったとのこと。→町内竿燈は見合わせたところがないように読める【8日追記・いただいたコメントによれば、不参加はいずれも企業団体や学校なので、その理解で合っていそう】。また、学校や企業でも今年も出ている団体も多い。
コロナ対策としては夜の本番では、開始前の「市民パレード」と、終了後の「ふれあい竿燈」は中止され、竿燈を見るだけの形(時間的には例年とさほど変わらない)。演技中の「どっこいしょ」の掛け声は禁止で、CD音源を流す。その他は後述。
夜本番の会場である、竿燈大通りの昼間の風景。
二丁目橋たもとの会場東端
例年通り中央分離帯に有料観覧席が作られているが、2年ぶりなので設置工事は余裕をもって少し早く開始。コロナ対策で席数は約20%削減。
上の写真の那波家の水汲み場跡の小公園には、足踏み式アルコール消毒液が並ぶ。近づくと、消毒するようにという音声が流れる。
秋田市竿燈まつり実行委員会では、来場者に「「マスク着用」と「手指消毒」など基本的な感染対策」への協力を求めている。
だけど、西端・山王十字路は未確認だが、二丁目橋たもとの向かい側や、途中の交差点には消毒液は置かれていなかった。夜になると出てくるのかもしれないが。
当然、
「食べ歩きは控えてください。」
ただし、有料観覧席ので飲食は可能(飲酒は禁止)。また、近くの屋台村のほか、沿道の私有地での出店は、飲食スペースを設けてある所もあるようだ。
見物客の通路兼無料の観覧場所であった、歩道。
歩道の車道寄り(あるいは建物際)では、座りこんだり立ったりして、思い思いに竿燈を見られた。今年は、
車道側に棒でつながったコーンがずらり
毎夜終了後に撤去して、翌日午後早くに並べ直している(バス停や駐車場前は開放して)。過去にはなかったはず、たぶん。
「コロナ感染症対策の為、「歩道に座っての」「立ち止まっての」観覧はご遠慮ください。」
それとも、
なお、実行委ホームページでは「歩道では密を避けるため、座り込んでの観覧はお控えください。」とあり、立ち止まることは規制していない。
【4日追記】報道写真を見ると、歩道際で立って見ている人がたくさんいた。つまり、コーンより車道側では止まって見てもよく、単に通路部分との仕切りのようだ。
コロナとは関係ないと思うが、会場内の地下横断歩道に準備されていた、柵と掲示。
「雨天時 地下道 通行禁止」
以前はなかったと思う。濡れて足元が滑って転倒事故にならないように? 今回の天候では、通行止めにならないでしょう。
なお、東端の二丁目橋地下道は、天候に関わらず、本番中は通行止め。
ミルハス建設工事の現地事務所が置かれていた、旧産業会館跡地も、久々に全体(2019年は縮小)が屋台村となった。
この時点では客はまばら
例年なら、地元の人も旅行客も、たくさん歩いたり飲食したりしている時間帯でも、今年はだいぶ少ない。夜はまた違うだろうけど。
実行委では、今年の期間中の人出を100万人と見こんでいるらしい。この手の人出は、カウント方法からしてアヤシイもんだけど、例年だと130万人ほど。そんなに来るかな。結果は追記します。
【5日追記・5日付秋田魁新報より】初日は雨とJR運休の影響もあって、13万人。2019年の初日は35万1千人。「初日の人出を踏まえ、実行委は4日間の人出を70~80万人と見込んでいる。」
【7日追記】無事終了。4日間の人出は78万2千人。前回比4割減。
来年以降、心から安心して開催できるよう願うとともに、まずは第7波が落ち着きますように。