広く浅く

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「さくら」も見てしまう

2023-10-01 22:26:57 | 昔のこと
NHK総合テレビで平日午後に再放送している、昔の連続テレビ小説。「ひらり」は、勢いで最終回(2023年9月1日)まで見てしまった。
9月4日からは「さくら」が始まった。ひらりのおよそ10年後、2002年度前半の作品。当時ちらちらと若干、見ていて、音楽や登場人物に多少おぼえがあったが、思い入れはなく、再放送を見るつもりはなかった。のだが、どんなもんかと少し見てしまったのがいけなかった。また、見続けてしまっている(というかひらりより朝ドラらしくていいかも)。以下、敬称略。
【1日補足・今考えてみれば、主人公は僕と同世代であり、時代設定が2002年当時のリアルタイムなので、親近感を抱いたり、感情移入したりしやすいドラマと言えるかもしれない。】

「さくら」は、ハイビジョン制作となった初の連続テレビ小説作品だそうで、音声もステレオ(どの作品が最初かは不明【1日補足・アナログ放送では、副音声とステレオは両立できなかった。ということは、初のハイビジョン制作となった本作が、初のステレオ作品かもしれない(憶測です)】)。オープニング映像は、実写と絵をCGで重ねたようなもの。そんなわけで、一見、今のドラマと違いは少なく、21年前とは思えないかもしれない。
一方、オープニングの表示はナールなど写研製の文字(下記の通り例外あり)で、これは時代を感じさせる。

いちばん最初に出る「連続テレビ小説」が、ポップ書体系。なんか場違いな気がするし、POP体にしては下手にも見える。縦に文字を並べても一直線に見えないし、「ビ」の濁点が小さすぎる。用途によっては、かわいらしい感じで悪くないかもしれないが。
ニィス製「JTCじゃんけんU」というデジタルフォント。
ニィスフォントシリーズは、2000年代によく使われていたようで、当時はテレビの字幕で多用され、秋田中央交通のバス停表示板でも見られた。「さくら」では、他は写研書体なのに、ここだけあえて使っているのだから、こだわって選んだのだろうが、意図はよく分からない。

連続テレビ小説では、1996年度前期「ひまわり」以降、週(または2週)をセットにしてサブタイトルを付けるようになった。「さくら」では1週単位でことわざが付けられている。その表示。

「クレヨンしんちゃん」のタイトル(=アニメの各話ごとのサブタイトルではなく、作品名そのもの)でも使われる、写研の「ゴカール」。ゴカールは、当初は漢字がないかな文字のみの書体だったが、1997年に漢字も登場。
(再掲)
その他、出演者・スタッフの表示はすべてナール。
ストーリー上、英語のセリフもあり、和訳の字幕がナールで表示。


副音声解説は、初代・関根信昭に代わって、本作から江原正士。えはらでなく「えばら」さんなのを初めて知った。
副音声では、英語のセリフ部分に重ねて、江原さんが和訳を読み上げる。主人公の「もう! 日本人の考えが分からないわ!」みたいなのをけっこう感情を込めていて、ちょっとおもしろい。2021年後期「カムカムエヴリバディ」では、女性のセリフは別の人が担当していたそうだ。


主人公はハワイで生まれ育った日系人・さくら(高野志穂)。岐阜県飛騨高山の中学校に英語指導助手として赴任して、奮闘する日々を描く。
その他出演者は錚々たる面々。ひらりより豪華であり、タイムリーだったり意外な人選も目立つ。
ユニークなところでは小林亜星、ラモス瑠偉、ケント・デリカット。後でKONISHIKIも出るらしい。
鍵本景子は「ひらり」以来、鈴木砂羽は「あぐり(1997年度前半)」以来の出演か。後で「マー姉ちゃん(1979年前半)」主人公の熊谷真実も出てくる。
TBS「さんまのSUPERからくりTV」で活躍したセイン・カミュ、その回答者であった浅田美代子も。浅田さんは歌は下手と言われたけど、演技は上手。
歌手としては、さくらの母役に太田裕美。当時、お名前は知っていたけれど過去の人だと認識していた。一時活動を休止し、再開間もない頃だったようだ。演技としては、まあ…
そして、さくらとともに授業する英語教諭役の野口五郎。クセのある人物を好演している。カラオケで森昌子の「せんせい」を熱唱するシーンがあって、「なかなか歌も上手いな(あ、歌手か)」と思ってしまうほど、しっかりと俳優をしている。なお、野口五郎は岐阜県出身だが飛騨ではなく、由来となった野口五郎岳は飛騨山脈だが、長野県・富山県に位置する。
中曽根正晴校長は江守徹、竹下徹教頭は笹野高史と納得の配役。この2役が、内閣総理大臣経験者と同姓なのは、何か意図があるのか。
そして、さくらの教え子であり下宿先の子には、えなりかずきの弟・江成正元、その姉に、駆け出しの長澤まさみ。

やっぱり最後まで見てしまうのだろうか。
ところで、作中の家庭訪問のシーンで、意味が分からないアイテムが出てきたので、別記事にて

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4 コメント

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曰くの作品 (FMEN)
2023-10-02 01:59:51
1回飛ばしたことばかりネタになる作品。
国会、九州場所で年をまたげば初場所、常会があるから本当に続け見は今回もムリそう。
笹野高史さんは福田パパに似てますが、まさかの竹下をあてがわれましたか。

このあと登場する指揮者の息子はこのあとNHKに運命的なもんを持ってきますね。
本放送舞台次は香川大阪でまた次も香川アジア。
なんかずっと西日本続き、とりわけ四国ばっかですがこのあたりも西日本がずっと続きまくっていたような。
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視聴習慣 (taic02)
2023-10-02 21:56:38
放送されない日が続くと、視聴習慣が薄れてしまって忘れることはありますね。見逃し配信が1週間では短いと思います。

最終回近くになって、1話飛ばして放送しちゃったんでしたね。
小澤征悦さんは中学校の同僚役なので、すでに活躍中です。この後、関わりがどう変わっていくのか、覚えているようで実はほぼ知らなくて、見続けることになりそうです。
2000年代は盛岡の「どんど晴れ」なんかはありました。全般にぱっとしない作品が多かったような気もします。
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トイレ停止中 (松本 穣)
2023-12-13 18:54:01
こんばんは。僕は松本穣と言います。滋賀県の大津市に住んでいます。
「さくら」は面白いですね。見るのが大好きです。頑張って下さい。
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Unknown (taic02)
2023-12-31 17:07:27
見始めると続きが気になってしまうものですが、なかなかおもしろいですよね。
1日3話放送になってしまったのが、少々見づらいですが…
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