【サイバー攻撃から10日以上経ったのに、gooが完全復旧しません。当ブログの本格更新やコメント対応は、しばらくお待ちください。
NTTドコモさん、gooさん。すぐ直せないにしても、今、どういう状況で、今後どうなりそうなのか、どうして周知してくれないのでしょう。通信会社がそれでいいのですか。gooの今後が不安になります。】
【1月14日追記・1月14日昼過ぎにやっと全面復旧。障害発生中にアップした記事の画像追加・追記等を行い、その後に新たな記事をアップしていくつもりです。】
言葉、日本語の話題。
成人式(今は正確には二十歳の集い)で着る貸衣装のレンタル契約をしたのに、業者の問題により、借りられなくなってしまったというトラブルが2018年に横浜であったが、今回も似たようなのが沖縄県で発生した(2024年末に発覚)。幸い、同業他社の協力で、着られない事態は避けられたようだが。
そのニュースで放送された、関係者のSNSの画面や記者会見での発言で、初めて聞いた、気になる言葉があった。
「成人生(せいじんせい)」
「成人生に迷惑をかける」といった使いかた。
本件では「レンタル契約したお客様」を指すことになるが、言葉としては「成人式に出席する人(たち)」、「成人年齢(今は18歳だけど、ここでは20歳)に達する人(たち)」になりそう。
それって「新成人(しんせいじん)」というのでは?
「新入生」「卒業生」と同じ発想で、「成人生」なのか。【16日・憶測です。何か別の由来があるのかもしれません。ご存知でしたら教えてください。】
ただし、新入生、卒業生は、学校行事における呼称で、呼ばれる対象が園児児童生徒学生。
「成人生」では、学校とは関係ない催しであり、対象は学生とは限らない。だから、個人的には違和感がある。新語なのか???
ネットで「成人生」を検索してみると、多いというほどではないが、使用例はそこそこあった。
【16日追記】X(旧・ツイッター)の投稿を検索できる「Yahoo!リアルタイム検索」で、2025年1月13日(成人の日)23時05分の前24時間での投稿数を検索した。「新成人」6万6794件、「成人生」31件と差は大きい。(以上追記)
「成人生おめでとう」など、ほぼすべてが「新成人」の意味で用いていた。それこそ貸衣装店、それに美容室、飲食店などが「成人生限定プラン」などをやっているものも。
そして、地域的な偏りがある感じ。
沖縄県と、鹿児島県奄美群島(奄美大島や徳之島)で多い。
それ以外の地域でも、東京を含む関東一円、名古屋、長野、金沢、仙台などで散発的に使用例があった。沖縄や奄美出身の人である可能性もあるが、岐阜出身で名古屋周辺在住という若い人も使っていた。
「自分の子が成人生」というのもあったので、必ずしも若者だけが使うわけではない。
奄美の一部では、地元自治体の公式サイト(議事録等)やネットメディアでも「成人生代表のあいさつ」など使用例があった。沖縄県の各自治体やマスコミは、ほぼすべてが「新成人」を使っていて、沖縄では「新成人」が通用しないというわけではないことになる。
明治以降にできた言葉でも、地域によって差異があるものがある。ある種の方言。
通学区域を指す「学区」と「校区」(他にもあるそうだ)、大学の学年次の「○回生」、書店を青森では「本店」とも言うなど。
「成人生」もその1つなのだと思う。
話がそれますが、10年以上前からだと思うが、テレビの出演者が話す言葉で気になっている語がある。「保育園生/幼稚園生」。
保育園/幼稚園に通う子どもを指して、それなりの頻度で耳にする。
正しく、というか昔から一般的に使われて来たのは「保育園児/幼稚園児」。
認定こども園だと「こども園生」「こども園児」だろうか? どちらも聞いたことがない。
誰が使い始めたのかは知らないが、小学生~大学院生までは「○○生」だから、それに揃えてしまうということなのか。
考えてみれば、法律的には小学校に通うのは「児童」だから、「小学児」でもいいのでは、などとよく分からなくなってくるので、慣例的なものもあるのだろう。
ひょっとしたら、「保育園生/幼稚園生」の延長で、「成人生」が広く使われるようになる時が、いつか来るかもしれない。
さらにその延長で、「厄年生/本厄生」「還暦生」「米寿生」「百歳生」などもできたりするかも。
NTTドコモさん、gooさん。すぐ直せないにしても、今、どういう状況で、今後どうなりそうなのか、どうして周知してくれないのでしょう。通信会社がそれでいいのですか。gooの今後が不安になります。】
【1月14日追記・1月14日昼過ぎにやっと全面復旧。障害発生中にアップした記事の画像追加・追記等を行い、その後に新たな記事をアップしていくつもりです。】
言葉、日本語の話題。
成人式(今は正確には二十歳の集い)で着る貸衣装のレンタル契約をしたのに、業者の問題により、借りられなくなってしまったというトラブルが2018年に横浜であったが、今回も似たようなのが沖縄県で発生した(2024年末に発覚)。幸い、同業他社の協力で、着られない事態は避けられたようだが。
そのニュースで放送された、関係者のSNSの画面や記者会見での発言で、初めて聞いた、気になる言葉があった。
「成人生(せいじんせい)」
「成人生に迷惑をかける」といった使いかた。
本件では「レンタル契約したお客様」を指すことになるが、言葉としては「成人式に出席する人(たち)」、「成人年齢(今は18歳だけど、ここでは20歳)に達する人(たち)」になりそう。
それって「新成人(しんせいじん)」というのでは?
「新入生」「卒業生」と同じ発想で、「成人生」なのか。【16日・憶測です。何か別の由来があるのかもしれません。ご存知でしたら教えてください。】
ただし、新入生、卒業生は、学校行事における呼称で、呼ばれる対象が園児児童生徒学生。
「成人生」では、学校とは関係ない催しであり、対象は学生とは限らない。だから、個人的には違和感がある。新語なのか???
ネットで「成人生」を検索してみると、多いというほどではないが、使用例はそこそこあった。
【16日追記】X(旧・ツイッター)の投稿を検索できる「Yahoo!リアルタイム検索」で、2025年1月13日(成人の日)23時05分の前24時間での投稿数を検索した。「新成人」6万6794件、「成人生」31件と差は大きい。(以上追記)
「成人生おめでとう」など、ほぼすべてが「新成人」の意味で用いていた。それこそ貸衣装店、それに美容室、飲食店などが「成人生限定プラン」などをやっているものも。
そして、地域的な偏りがある感じ。
沖縄県と、鹿児島県奄美群島(奄美大島や徳之島)で多い。
それ以外の地域でも、東京を含む関東一円、名古屋、長野、金沢、仙台などで散発的に使用例があった。沖縄や奄美出身の人である可能性もあるが、岐阜出身で名古屋周辺在住という若い人も使っていた。
「自分の子が成人生」というのもあったので、必ずしも若者だけが使うわけではない。
奄美の一部では、地元自治体の公式サイト(議事録等)やネットメディアでも「成人生代表のあいさつ」など使用例があった。沖縄県の各自治体やマスコミは、ほぼすべてが「新成人」を使っていて、沖縄では「新成人」が通用しないというわけではないことになる。
明治以降にできた言葉でも、地域によって差異があるものがある。ある種の方言。
通学区域を指す「学区」と「校区」(他にもあるそうだ)、大学の学年次の「○回生」、書店を青森では「本店」とも言うなど。
「成人生」もその1つなのだと思う。
話がそれますが、10年以上前からだと思うが、テレビの出演者が話す言葉で気になっている語がある。「保育園生/幼稚園生」。
保育園/幼稚園に通う子どもを指して、それなりの頻度で耳にする。
正しく、というか昔から一般的に使われて来たのは「保育園児/幼稚園児」。
認定こども園だと「こども園生」「こども園児」だろうか? どちらも聞いたことがない。
誰が使い始めたのかは知らないが、小学生~大学院生までは「○○生」だから、それに揃えてしまうということなのか。
考えてみれば、法律的には小学校に通うのは「児童」だから、「小学児」でもいいのでは、などとよく分からなくなってくるので、慣例的なものもあるのだろう。
ひょっとしたら、「保育園生/幼稚園生」の延長で、「成人生」が広く使われるようになる時が、いつか来るかもしれない。
さらにその延長で、「厄年生/本厄生」「還暦生」「米寿生」「百歳生」などもできたりするかも。
これに不満を抱かないもんか。
懐かしいですね。「今泉本店」を思い出しました。大学生だった当時、てっきり「今泉」という書店の、支店に対する「本店」だと思っていて、「本店=書店」と気づくまで、しばらく時間がかかりました。そんな「今泉本店」も今は思い出の彼方……青森市の「成田本店」はまだ健在のようですが。
ところで「成人生」という言葉、大学時代(80年代前半)の4年間を除きずっと静岡住まいの私、こちらの記事を拝見するまで全く見聞きしたことがありませんでした。やはり地方による違いなんでしょうね。
新成人側が自ら使うこともあります。「女子会」など大人に対して、男子女子を使うのと同じ感じなのか。
それ以前に、「成人生」の「生」には何か別の由来がある可能性もなくはないですが。
>タロー犬さん
今泉本店、まったく同じ思いこみをしていました。
青森にも○○書店はあるので、青森の人は、書店=本店だと、無意識に認識しているのでしょう。
成人生は、沖縄、奄美のほか、関東でちらほら。その他の地域では、ごくごく限られた使用例しかない感じです。秋田でも聞いたことがなかったです。
何年、何十年か後には、伝播していくことがなくはないのかもしれません。