「火の用心」
現在、秋田市内でこんな横断幕が設置されている。年に何度か見る。
これが設置されているということは、「火災予防週間」か何かなんだろうなと、これまで漠然と思っていた。
調べると「春の火災予防運動」の期間中だった。
火災予防運動は、春と秋に1週間ずつ、全国的に行われる。それぞれ「消防記念日を最終日とする一週間」と「119番の日を起点とする一週間」と決まっていて、3月1日から7日まで、11月9日から15日まで。
でも今は4月?!
地域の気候特性に応じて、日程をずらすところもあるそうで、秋田もそうしている。
秋田市役所ホームページには「秋田県の場合、地域の気候特性を考慮し、例年4月の第一日曜日から1週間行われているものです。」「令和2年秋田県春の火災予防運動は4月5日 日曜日から4月11日 土曜日までで秋田市も同様です。」とあった。
ほかにも北海道では4月20日から30日、青森県では4月13日から19日、山形や新潟でも4月に行っているようだ。
雪が融けて山に入るようになった時期の山火事防止ということで、積雪地域では遅らせているのだろうか。秋田では別に山火事予防の運動もやっていたはずだけど。
地域によって「月遅れ」で行われる行事としては、ひなまつり、お盆、ヤマザキ春のパンまつり(北海道)などがある。火災予防運動もそうなのだった!
秋の火災予防運動は、2019年の秋田県では11月3日から9日と約1週間早かった。北海道や青森では10月15日からのようだ。雪が積もる前にということだと思うが、秋田ではたった1週間。意味があるのかな?
全国交通安全運動は、4月6日から15日までで全国統一だそう(統一地方選の年は5月)で、月遅れ火災予防運動の地域では、警察と消防の運動が重なることもある。
交通安全運動では、取り締まりや路上指導が多く行われ、あちこちにのぼり旗が立ち、行われていることを知らされる。
一方、火災予防運動は知らずに終わることも多いかもしれない。交通安全運動に比べると、地味な印象。
数十年前の秋田市では、期間中毎日、朝7時00分から1分間(夜もだっけ?)、各消防署からサイレンが鳴らされて知らされたものだが、いつの間にか鳴らさなくなった。
今は、街頭での視覚的な告知がほとんどのようだ。秋田市の場合、各地域ごとの消防関係の団体単位で行っているらしく、市内でも地域によって違いがある。
周知をほとんど見かけない地域、交通安全運動のような量産品ののぼり旗を立てる地域もあるが、わりと行われているのが、写真のような赤地に白抜きの「火の用心」の横断幕。子どもの頃から見慣れている。ただ、明確に「火災予防運動」と言っていないから、直接的ではない。
「火の用心」幕は、学校のフェンスなどにくくられるのをよく見かけるが、この写真は、楢山の県道28号「刈穂橋東」交差点の地下横断歩道「登町地下道」の階段の柱に設置されるもの。
幹線道路に設置される例は少ないはずだが、場所柄、宣伝効果は大きそう。
歩道からは裏が見える
ほかは竿燈大通りの山王十字路下りバス停前のブロック塀とか、あるいは、
ここ
旭川に架かる五丁目橋下流側の欄干
「火の用心」横断幕は、全国どこにでもあるかと漠然と思っていたが、そうでもないようだ。画像検索しても、あまり出てこない。
東京の浅草仲見世商店街などでは、赤地白抜きを設置しているが、縦横比や書体が違う。赤抜きでなく「火災予防運動実施中」としたものや、名古屋では屋外広告物条例が適用されて設置が面倒というような話もあるらしい。
そして、上の2か所の火の用心、よく見れば微妙に違う。秋田市内に限ってもバリエーションがあるのだった。後日。
【14日追記】芸能人を使った全国共通の火災予防運動のポスターが、秋田市内の消防団の車庫などに貼られていることがあるが、運動期間は全国版のままだった。気の利いた地域では、上貼りするなどしているかもしれない。
今の時期といえば、4月12・13日に秋田市大町の星辻神社で開かれる、「だるまさん」こと「だるま祭り」。
火伏せの意味もあり、期間中に雨が降らない年は火事が多いと言われる。そして、期間中はほぼ毎年、ほんのわずかでも必ず雨が降る。秋田版春の火災予防運動と重なる年もあるのは、偶然だろうか。
しかし今年は、新型コロナウイルスの影響で、だるま祭りは中止(狭い社殿での頒布は“3密”だ)。お持ちのだるまさんは、もう1年お手元に…ということだそうだ。中止になっても両日の天気予報は、今年も雨(雪かも)。【14日追記】予報とジンクスの通り、12日はけっこうな雨が降った。
現在、秋田市内でこんな横断幕が設置されている。年に何度か見る。
これが設置されているということは、「火災予防週間」か何かなんだろうなと、これまで漠然と思っていた。
調べると「春の火災予防運動」の期間中だった。
火災予防運動は、春と秋に1週間ずつ、全国的に行われる。それぞれ「消防記念日を最終日とする一週間」と「119番の日を起点とする一週間」と決まっていて、3月1日から7日まで、11月9日から15日まで。
でも今は4月?!
地域の気候特性に応じて、日程をずらすところもあるそうで、秋田もそうしている。
秋田市役所ホームページには「秋田県の場合、地域の気候特性を考慮し、例年4月の第一日曜日から1週間行われているものです。」「令和2年秋田県春の火災予防運動は4月5日 日曜日から4月11日 土曜日までで秋田市も同様です。」とあった。
ほかにも北海道では4月20日から30日、青森県では4月13日から19日、山形や新潟でも4月に行っているようだ。
雪が融けて山に入るようになった時期の山火事防止ということで、積雪地域では遅らせているのだろうか。秋田では別に山火事予防の運動もやっていたはずだけど。
地域によって「月遅れ」で行われる行事としては、ひなまつり、お盆、ヤマザキ春のパンまつり(北海道)などがある。火災予防運動もそうなのだった!
秋の火災予防運動は、2019年の秋田県では11月3日から9日と約1週間早かった。北海道や青森では10月15日からのようだ。雪が積もる前にということだと思うが、秋田ではたった1週間。意味があるのかな?
全国交通安全運動は、4月6日から15日までで全国統一だそう(統一地方選の年は5月)で、月遅れ火災予防運動の地域では、警察と消防の運動が重なることもある。
交通安全運動では、取り締まりや路上指導が多く行われ、あちこちにのぼり旗が立ち、行われていることを知らされる。
一方、火災予防運動は知らずに終わることも多いかもしれない。交通安全運動に比べると、地味な印象。
数十年前の秋田市では、期間中毎日、朝7時00分から1分間(夜もだっけ?)、各消防署からサイレンが鳴らされて知らされたものだが、いつの間にか鳴らさなくなった。
今は、街頭での視覚的な告知がほとんどのようだ。秋田市の場合、各地域ごとの消防関係の団体単位で行っているらしく、市内でも地域によって違いがある。
周知をほとんど見かけない地域、交通安全運動のような量産品ののぼり旗を立てる地域もあるが、わりと行われているのが、写真のような赤地に白抜きの「火の用心」の横断幕。子どもの頃から見慣れている。ただ、明確に「火災予防運動」と言っていないから、直接的ではない。
「火の用心」幕は、学校のフェンスなどにくくられるのをよく見かけるが、この写真は、楢山の県道28号「刈穂橋東」交差点の地下横断歩道「登町地下道」の階段の柱に設置されるもの。
幹線道路に設置される例は少ないはずだが、場所柄、宣伝効果は大きそう。
歩道からは裏が見える
ほかは竿燈大通りの山王十字路下りバス停前のブロック塀とか、あるいは、
ここ
旭川に架かる五丁目橋下流側の欄干
「火の用心」横断幕は、全国どこにでもあるかと漠然と思っていたが、そうでもないようだ。画像検索しても、あまり出てこない。
東京の浅草仲見世商店街などでは、赤地白抜きを設置しているが、縦横比や書体が違う。赤抜きでなく「火災予防運動実施中」としたものや、名古屋では屋外広告物条例が適用されて設置が面倒というような話もあるらしい。
そして、上の2か所の火の用心、よく見れば微妙に違う。秋田市内に限ってもバリエーションがあるのだった。後日。
【14日追記】芸能人を使った全国共通の火災予防運動のポスターが、秋田市内の消防団の車庫などに貼られていることがあるが、運動期間は全国版のままだった。気の利いた地域では、上貼りするなどしているかもしれない。
今の時期といえば、4月12・13日に秋田市大町の星辻神社で開かれる、「だるまさん」こと「だるま祭り」。
火伏せの意味もあり、期間中に雨が降らない年は火事が多いと言われる。そして、期間中はほぼ毎年、ほんのわずかでも必ず雨が降る。秋田版春の火災予防運動と重なる年もあるのは、偶然だろうか。
しかし今年は、新型コロナウイルスの影響で、だるま祭りは中止(狭い社殿での頒布は“3密”だ)。お持ちのだるまさんは、もう1年お手元に…ということだそうだ。中止になっても両日の天気予報は、今年も雨(雪かも)。【14日追記】予報とジンクスの通り、12日はけっこうな雨が降った。
今日開催予定の千秋公園の桜祭はぎりぎりで中止になりました。
全国のお祭り、イベント中止寂しいものがありますが、これ以上感染者が増えたら困るしイベントが原因になると問題になるし
早くコロナが終息して欲しいものです。
お身体ご自愛ください。
タイトルは地上波では「人食いアメーバの恐怖」と言う題名でした。
どんな隙間でも音も無くすり抜けて近づき気が付いたときにはお終いという恐怖感は今の新型肺炎と似ています。
竿燈も雄物川花火大会も早く中止の決断をした方が良いと思うのですが・・。
青森のねぶた祭りをいち早く中止の決断したのは見事でした。
だるまさんを心待ちにする市民は多いですが、あの並び方と売り方では、さすがに今は無理ですね…
弘前や角館と違って、千秋公園レベルの桜(失礼)なら、座り込み・飲食を禁止をすれば問題ないかなと思っていましたが、甘い考えかもしれません。
首都圏などと秋田では状況が違い、同じことをする必要はないですが、それが過剰とも言い切れなくなっています。
ときさんはじめ、皆様もどうぞご無事でお大事に。
>あんなかさん
1958年のアメリカ映画ですか。
つい数か月前は中国国内のことだと思っていたのに、3か月程度でこうなりましたからね。
ペストとかスペイン風邪とか歴史上の話が、21世紀版で再現され、自分がその中に置かれかけているという、不思議な現実感を覚えています。
ウイルスの存在が知られ、検査技術が確立されていても、結局は接触を避けるという原始的な方法がいちばん確実なのは、自然には太刀打ちできないことを思い知らされます。
竿燈の中止はほぼ確実のようですが、中止の意向とか方針という言葉でちびちびと小出しにして、なかなか踏ん切れないでいるように感じます。手続きがあって、経済面ではマイナスになるのは分かるけれど、この状態では大規模イベントは無理なのに。
中小規模のイベントはどうするか、いつ決めるのか、関係者はとても悩んでいると思います。
昨年、ローソンで自動車税の納付をすると抽選でポイントがもらえるキャンペーンをやっていたのですが、秋田県は期間から外れてしまい対象外だったのを思い出しました。
竿燈まつりはとうとう中止になりましたが、大曲の花火は中止の決定を6月に入ってからするそうで、かなり悠長だなと思っています。このご時世、前倒して中止を発表しても誰もなにも言わないと思うのですが。
農繁期を避けて遅らせたという説があるらしいです。
中止は個々で検討して決定するべきですが、この感染状況が夏までに収まるはずがなく、全国から集客する大規模イベントなら、開催が無理なのは自明ですよね。会議でも異議なし全会一致でしょうし。
経済的打撃は甚大でしょうし、来年以降のことはまだ考えられないと思いますが、6月まで1か月以上も悩むのは無駄そうですね。