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’23.11.20五城目線減便

2023-10-31 23:02:18 | 秋田のいろいろ
2023年10月1日に、恒例の秋田中央交通の路線バスダイヤ改正が、恒例の乗務員不足を理由とする減便をメインとした内容で実施されたばかり。
ところが、10月31日に、公式サイトに「五城目線 ダイヤ改正(減便)のお知らせ(2023年11月20日改正)」がアップされた。「バス乗務員不足のため」としている。
全国的に同様の理由で、定例のダイヤ改正以外の時期に、突発的に減便や路線廃止が行われているとは聞いていたが、秋田でも。
【11月1日画像追加】五城目営業所担当の五城目行き
対象となるのは、新国道・土崎・飯島・追分を経由して、秋田駅西口と五城目バスターミナルを結ぶ路線(系統番号100)。
2023年10月では、時刻の移動だけで減便はなかった。平日10往復、土日祝日6往復の運行。
11月20日からは、平日4往復、土日祝日2往復となる、大幅減便。

現行の五城目線は、平日の1往復を秋田市の臨海営業所が担当し、それ以外は五城目営業所が担当。臨海担当便は減便されないので、五城目側の人員不足が原因と考えられる。
秋田中央交通五城目営業所は、子会社の秋田中央トランスポート(の五城目営業所)が、業務を受託する形。親会社の五城目営業所は、五城目線のみを担当し、子会社の五城目営業所は、周辺市町村のコミュニティーバスやスクールバスを受託運行している。
おそらく、五城目の乗務員は親会社と子会社を掛け持ちしていて、欠員が生じたのだろう。スクールバスなどを運休するわけにはいかないし、五城目線は拘束時間が長い(往復4時間)ので、減便しやすく、減便の“効果”も高いということなのだろう。
【11月3日補足】減便後の五城目側の車両・乗務員の運用としては、土日は1台・1人で回せそう(途中の待機・総拘束時間は長いが)。平日は夕方2便の時間が重なっているため、2台・2人は必要になろう。

減便後は、平日はほぼ毎時1本あったのが、朝1往復、昼1往復(臨海便)、夕方~夜2往復に。土日祝日は朝夕1往復ずつだけになり、昼間はなくなる。
これにより、追分より先の区間で利用する人たちはもちろん不便になるが、新国道経由他系統と重なる秋田市内区間でも、運行間隔が不均一になる。一部の廃止便前後のダイヤを抜き出してみる。
平日下り(秋田駅西口発)
10:35セリオン、11:00五城目、11:20追分
14:00セリオン、14:25五城目、14:55追分
15:20セリオン、15:40五城目、16:05土崎駅
16:50土崎駅、17:15五城目、17:30土崎駅

土日祝下り(秋田駅西口発)
10:20セリオン、11:20五城目、11:50セリオン
12:50セリオン、13:20五城目、13:55飯島

土日祝日上り(秋田駅西口着)
10:03飯島、10:40五城目、11:26セリオン、12:06追分、12:40五城目、13:26セリオン、14:10五城目、14:41追分

と、平日でも1時間近く、土日は1時間半、間隔が空くところが生じる。これから冬にかけ、夕方の帰宅時間帯などが心配になる。せめて秋田市内の営業所担当で、セリオンや土崎駅止まりの代替便を出せばいいのだろうが、その余裕もないということかもしれない。
五城目線の前後に短距離のセリオン線が設定されているところも多いので、土崎の旧道区間以遠ではさらに間隔が空く。

ちなみに、新国道経由の総本数(秋田駅西口~港中央二丁目【8日補足・他経由と重複しないのは、山王二丁目~港中央二丁目】、新港線は除く)は、平日下り39・上り46、土日祝上下とも24。11月20日からは32・40、20となる。


五城目線に限らず、日本各地の減便された路線やバス会社で乗務員が確保でき、元の便数に戻る時は来るのだろうか。そして、他の路線でさらなる減便や廃止が、いつ起きてもおかしくない状態なのだろう。
貨物輸送の維持も大切だけれど、路線バスについても、国全体の問題として真剣に取り組んでもらわないといけない。


※この後、2024年10月の定期ダイヤ改正では、秋田市内の各路線では若干の増便が実施されたが、五城目線は減便されたまま。新国道経由では、五城目線の穴埋めと思われる増便が、土崎駅発着系統を中心にあった。

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とき)
2023-11-01 17:41:03
減便も9月でなくこの時期からはびっくりでした。一気に減りましたね。
拘束時間が長いのもやはりネックになりやすいんでしょう。
バス運転手問題が悩ましいものです。
返信する
緊急減便 (taic02)
2023-11-01 18:19:11
それだけ切迫した状況なのでしょうね。
定例改正ですでにかなり減らされているだけに、これ以上となれば、影響は小さくないでしょう。
バス事業者や県・市町村レベルでどうこうできる状態ではなくなってしまっています。物流が滞るのも困りますが、もっと路線バスのことも考えてほしいです。
返信する
Unknown (777)
2023-11-01 23:24:48
エリアタクシー事業が
本格的に決まったようですね
https://www.city.akita.lg.jp/kurashi/kotsu/1007422/1007423/1010308/1040336.html
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大量減便後の車両転属はありか (網地 耕部、)
2023-11-03 19:08:20
2023年11月20日(月)出発分より、五城目線が大幅減便するダイヤ改編が行われる影響によって、一部の五城目営業所配置の車両の置き換えは、発生するのでしょうか。

今のところ、後部に五城目ローカルの広告を掲載する車両は五城目に居残りとかはありそうだが、一方でその広告が掲載しない289、14-17、15-13は転属の可能性はありそうですが、果たしてどうなるのでしょうか。

今回は、臨海営業所への転属も思案を入れてです。
返信する
コメントありがとうございます (taic02)
2023-11-03 21:46:25
>777さん
市議への説明と秋田市地域公共交通協議会が行われたようですね。
結局、南部地区でも具体的な開始日は未定で、2024年夏以降の開始ということのようです。

>網地 耕部、さん
減便後は、平日でも2台あれば回せてしまいます。減便がいつまで続くのかにもよりますが、余剰車の秋田市内への転属はあるでしょう。
減便の分、混雑は増すはずですから、大型車は残すべきだと思います。
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Unknown (りお)
2023-11-08 21:38:57
人員不足解消のためにこれから採用を進めるにしても、大型2種免許を持っていなければ免許取得からになりますからね。しばらく時間はかかりそうです。
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いつになるやら (taic02)
2023-11-08 22:45:03
大型2種免許をすでに持っている人が、トラックの待遇が良いところに流れてしまうという現状もあるようです。
福祉や教育分野でもそうですが、国全体で待遇改善が必要だと思います。実現するにしても、さらに時間がかかるでしょうけれど。
返信する
余剰車 転属 その後 (網地 耕部、)
2023-11-23 17:24:00
>余剰車の秋田市内への転属はあるでしょう。

今週月曜日より、元々は五城目営業所に配属されていた車両のうちの数台が、秋田市内にトレードされているのを確認しました。

臨海営業所へ
289(後部のアイフルホームの広告はそのまま。それにより、五城目の車両からアイフルホームが消滅。)
<転属後の運用状況(系統番号のみ)>
昨日…210、110
本日…207

11-79(後部窓のステッカー広告がビアイジに変更。14-17から移行で、今まで付いてたキンスケヤは前者にトレード。)
<転属後の運用状況(系統番号のみ)>
昨日…712と駅西口着後のその直後の便
本日…確認なし

14-40(転属だった場合後部のキンスケヤの広告は剥がされてるが、そのままの場合は残留か。)
<転属後の運用状況(系統番号のみ)>
昨日・本日…未確認

秋田営業所へ
15-13(2022年3月以来に、本営業所へ返り咲き)
<転属後の運用状況(系統番号のみ)>
昨日…未確認。

残留
14-12
14-17
16-05

これにより、中交五城目営業所に在籍する車両は、3台になった模様です(14-40次第では、もう1台も追加となる)。
返信する
1513号車について (taic02)
2023-11-24 17:43:15
1513号車が「運用されたこと」は未確認のようですが、それでも「秋田営業所へ転属した」ことは事実なのですか? とすればその根拠は?
その点を明確にしていただかないと、まぎらわしく、誤解を呼びますよ。
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1513号車 (網地 耕部、)
2023-11-27 16:29:00
15-13も、結局のところ、臨海営業所に転属になっていました。

先週土曜日に追分線(西口9:50→到着12:06)の運用に入ってたのを確認しました。


どうも、失礼致しました。
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