🌸最近、数年進行している「悪い円安」
☆数年、日本円の為替レートに大きな変動が見られない
☆現実には実質的な円安が進行中
☆日本人の購買力は年々低下している
☆物価の違いを考慮すると日本円は1970年代の水準
☆取引レート1ドル=250円程度の円安状態である
⛳為替レートは物価水準で変化する(購買力平価)
☆現実の為替レートは、物価だけでは決まらない
*投機的な需要や通貨全体の信頼度
*輸出入に伴う実需などさまざまな要因で決まる
☆何らかの理由で為替レートが大きく変動しないこともある
☆今の日本円はまさにそうした状況
⛳通常、為替が円安になれば
☆輸出金額が増えるので海外に製品を販売する企業は有利になる
☆輸入金額も増えるので輸入する企業にとっては不利になる
*円安で増加した仕入れコストを製品価格に転嫁すれば
*消費者は同じものをより高い値段で購入しなければならない
☆為替が変動しなくても
*日本の物価が横ばい、海外の物価が上昇した場合
*為替が安くなったことと似たようなことになるはず
*しかし数年、日本円の為替レートに大きな変動が見られない
⛳為替水準は70年代半ばと同水準
☆実質実効為替レート
*物価の違いを考慮した日本円の各国通貨に対する為替レート
*現在の為替水準は70年代半ばとほぼ同水準
*1ドル=360円の固定レートが崩れ、円高が進んでいた時期
(当時の為替レートは1ドル=200円台)
☆日本人の実質的な購買力は、1ドル200円の水準まで低下した
*75年時点における日本人の平均所得はアメリカ人の約6割
*その後、日本人の所得が上がってアメリカと同水準になった
*90年代以降、再び下落
*現在はやはりアメリカ人の6割程度
☆当時と比較しグローバル化で、価格低下が進行する等、環境は異なる
*しかし70年代に近い水準まで日本が貧しくなったのも事実だ
⛳本来、日本、デフレなら円の価値が高まり本来円高になる
☆為替が円高になることで物価の違いが調整される
☆それが機能せず、内外価格差で、円安になっているのが現実
☆価格差は日本の国力低下を反映したものなのだ
☆ここから円高が一気に進み、物価が調整されるとは考えにくい
☆為替がいつ動きだすのかは誰にも分からないので断言はできない
*輸入コストの増大によって経済格差を実感する流れが続くだろう
☆次に為替が動きだすのは
*日本経済のファンダメンタルズ一段悪化したタイミングである
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、「ニューズウィーク」
最近数年進行している「悪い円安」
(「ニューズウィーク」記事より画像引用)