🌸「グレート・ジヤーニー」アジア集団1
⛳旧石器時代におけるユーラシアでの集団移動
☆アジア集団の成立史に深く関わるユーラシア大陸全体での集団の移動
*ヨーロッパの現代人の成立
*ポントス・カスピ海草原に興った、ヤムナヤ文化を持つ集団が関与してた
*アジア集団の成り立ちもヤムナヤ文化関係している
☆アフリカをでた集団は中東での1万年もの停滞をへて
*ヨーロッパからシベリアまでの広い地域に拡散した
☆ユーラシア大陸東部への拡散には、北ルートと南ルートがあった
☆南ルートはインドなどの南アジアを通過する経路
*この集団の中から東南アジアヘと進出したグループが現れた
*古代東南アジア狩猟民となる
(彼らはデニソフ人と交雑した可能性がある)
*更に、南に拡散したグループがオーストラリア大陸他に展開した
☆北上したグループは古代東アジア集団を形成した
*北上した古代東アジア集団を代表するゲノム
*中国の田園洞の男性人骨から得られている
☆東アジアの古代ゲノムは、田園洞のものしかない
*そのため、この時期の東アジア集団の拡散の状況を知ることは難しい
*ヒントは、日本の縄文人のゲノムから得ることができる
⛳縄文人のゲノムと東アジア集団
☆日本列島に最初にホモ・サピェンスが到達したのは4万年ほど前
*この時代は旧石器時代として括られている
☆縄文時代
*1万6千年前には、日本列島で土器がつくられている
*それから北部九州に稲作が入る3千年前ごろまでの時代
*縄文時代としている
*この時代に日本列島に居住した人間を、縄文人と呼ぶ
*縄文人は旧石器時代の日本列島集団の直系の子孫と考えられている
*旧石器時代のアジア人のゲノムを知る手がかりとなる
☆日本列島を含む東アジアの現代人、縄文人とゲノムを共有している
*もっとも多くのゲノムを共有するのは日本のァイヌ集団
*次が沖縄の人たちで、そのあとに本州・四国・九州の日本人
*沿海州の先住民や韓国人、台湾の先住民などの東アジアの沿岸地域の集団
*縄文人とゲノムを共有している
*東アジア各地の古代人のゲノムを調べると、縄文人と同じ系統に属する
☆東南アジアから東アジアの海岸線に沿って北上していったグループ
*日本列島に到達したグループがやがて縄文人となった
*そのゲノムが現代日本人に受け継がれた
☆東南アジアを進んだ集団のゲノム、各地域集団に受け継がれた
*其れが、各地域の沿岸集団と縄文人のつながりとなってあらわれている
⛳アジア北上のルート
☆田園洞遺跡の人骨のゲノムと縄文人ゲノムを比較
*56%が共通で、残りの44%が異なるという研究結果がある
*田園洞の集団が大陸の内部を北に進んだ一方
*東アジアの集団はそれとは別の沿岸を北上するルートを進んだ可能性がある
☆縄文人は4万年前以降に東アジアに展開した異なる系統が合流し形成された
*これまでは縄文人の系統を単一のものとしてしか捉えていなかった
☆ユーラシア大陸を北方ルートで拡散した集団と
*東南アジアから北上した集団がバイカル湖周辺で混血した
*古代北ユーラシア集団は、バイカル湖を中心とした地域に
*数千年にわたって居住していたと考えられている
*四万年よりもすこしあとの時代に東アジアの古代人との混血が行われ
*シベリアの各地に拡散した
☆北東シベリアには、現在の東アジア人に近縁な集団が到来
*両者は東アジア集団が優位な形で混合している
*新たに形成された集団が、後の「古代の古シベリア人」となる
*シベリアでの集団の交代は、これで終わりではない
*東アジアから別の集団(新シベリア人)の進入があった
*その集団が現在シベリアに居住するさまざまな集団の祖先になっている
☆最初にシベリアに定着した古代北ユーラシア集団から新シベリア人まで
*そのいずれもが現在のアメリカ大陸先住民の祖先となった
*シベリアの集団の変遷は、アメリカ大陸集団の起源を考える際にも重要
☆複雑な集団の置換
*ユーラシア北部から南北ァメリカ大陸にわたる広大な地域に居住する現代人の
*モザイク状の遺伝的構成を形成する原因となった
(敬称略)
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⛳出典、『人類の起源』
「グレート・ジヤーニー」アジア集団
(『人類の起源』記事他より画像引用)
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