🌸新政府を自在に操った勝海舟
⛳勝海舟の素直なふりの裏の野望
☆幕末から明治にかけて活躍した主役の一人に勝海舟
*彼は幕臣の家に生まれたが、少年時代は困窮した生活を送る
*それが、二千石の大名にまで上り詰めた
☆勝は、敵対関係にあった坂本龍馬や西郷降盛を心酔させた
*彼らの心をとらえたのは、勝の新時代の国家ビジョン
*勝は敵さえ丸め込むほどのクセ者だった
☆勝は江戸城無血開城を成功させた立役者だ
☆勝は、幕府の幕引きを担当した
*人々から「主家を売った男」「戦もできない腰抜け」と
*椰楡されることも多かった
☆ 一筋縄ではいかない勝
*何の策略もなくあっさりと降伏するはずがない
*素直に降伏するように見せかけて
*その裏では手練手管を使ったしかけを施していた
⛳勝は、相手を翻弄しつつ実権は握る
☆江戸総攻撃を防ぐために勝は西郷と面会した
☆新政府軍の要求
*将軍慶喜の身柄引き渡しと江戸城の明け渡し
*武器や軍艦の没収など厳しいものだった
*勝が即座に了承したのは江戸城の明け渡しだけだった
☆面会に臨むにあたり
*勝は幾重にも周到な計略を張り巡らせた
*慶喜を上野の寛永寺に謹慎させる
*これで敵意のないポーズをつくり
*水戸での隠居を認めさせようという狙いだった
*慶喜をイギリスヘ亡命させる了承までとりつけた
☆イギリス公使パークスは勝の思惑通りに
*彼らが内戦を望まないことや
*服従の意思を示している慶喜を殺すことは
*国際法にも反していることなどを西郷に伝えた
☆後ろ盾だと思っていたパークスが
*徳川擁護の発言をしたのだから
*西郷は動揺したに違いない
☆敗軍の代表でありながら交渉の主導権は勝が握った
⛳勝は、江戸城明け渡しでゲリラ戦を画策していた
☆慶喜は水戸で隠居、武器の引き渡しにも猶予が与えられた
☆江戸は不穏な状態にあるからと、勝が西郷を説き伏せた
*武器を手放してしまっては暴徒を抑えられない
☆要求に従う素振りを見せつつ
*完全な武装解除は先延ばしにした
*西郷が要求していた無条件降伏は、なし崩しになった
☆勝は交渉が決裂した場合の手も打っていた
*火消しや博徒が江戸の町に火を放ち
*ゲリラ戦を展開する手はずを整えていた
☆戦火を交えることなく城は明け渡された
☆江戸城の明け渡しは徳川の完全な敗北に見えるが
*新政府側を手玉にとって操った勝の勝利だった
☆江戸での市街戦ともなれば
*多くの住民の生命と財産を危険にさらされる
*江戸はまさに、勝に救われた
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