🌸トッド理論のあらましを知る3
⛳四類型が互いに影響しあいながら歴史は変容している
☆多様なイデオロギーや思想、文化を生み出していく
☆その変容の過程において、親子関係、兄弟関係のほか
*重要なパラメークとして作用するのが、「識字率」と「出生率」
☆識字率
*トッドは、男性の識字率が50%を超えると社会変革への気運が生まれる
*女性の識字率が50%を超えると出生率が下がり、社会が安定する
*女性の識字率が50%を超えた時点
*トッドは「テイク・オフ」と呼ぶ
☆出生率(合計特殊出生率)
*一人の女性が一生のうちで産む子どもの平均人数
*トッドは、女性の識字率が50%を超えると出産調節が始まり
*出生率が下がる
*女性の識字率と出生率(合計特殊出生率)の相関関係が一致する
☆内婚制共同体家族であるイスラム圏と、
*核家族が崩れたような東南アジアのアノミー家族では
*後者の方が女性識字率が高いのでテイク、オフも早まる
*日本の2015年の出生率は1、45でしたが
*直系家族地域では出生率が総じて低くい
☆日本や韓国やドイツで問題となっている少子高齢化
*家族類型に内在する問題であることがわかる
🌸トッド理論で世界の謎が解ける~人類史のルール~
☆筆者がトッドに興味を持ったのは「集団の無意識」への関心
☆個人は一人ひとりはっきりと覚醒しているが、集団となると
*個人が覚醒しているのとは裏腹に集団は深い眠りに入る
☆資本主義が発展していくと
*眠りは深くなり、集団はそのなかで夢をみる
☆「集団の無意識」を解き明かすには
*こうした夢の形象について考えなければならない
☆トッドの著作をすべて読み、家族類型、女性識字率が
*人類の無意識を解く最も重要なパラメータと意識した
⛳人間は個人の意識だけで生きているのではない
☆人類史を動かしてきたさまざまな集団の無意識に
*個人も強く影響を受けている
*集団の無意識を意識化するのは非常に難しい
☆トッドの家族理論を知ると、歴史の見方も大きく変わる
*ある程度は未来予測も可能になる
☆トッドの家族四類型のチャートを、何度も参照しながら
*本書を読み進めていってください
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