『かごめかごめ』を
純然たるわらべうたと捉える以外に
歌の裏側に様々な意味をみる向きあり。
その解釈は沢山あって怖いものも多い。
そう思うと、あのゆっくりした曲調も
なんだか怖く聞こえてくるから不思議。
『ロンドン橋』もだ。
こちらはマザー・グースの一編で、
英国古来の童謡だけれど、
1000以上あるとも言われる中には
ビビるものも少なくない。
マザー・グース自体がまず怖い
天災等で何度も落ちた「ロンドン橋」に
人柱が用いられ、それに選ばれる歌♫
という説と、この遊びで
両サイドから落ちる腕の輪に囚われる
あの感覚があいまって……
実際には、幼い当時の僅かな怖れ
(無自覚なそれともいえる)に
アガサ・クリスティの
『そして誰もいなくなった』や
ヴァン・ダイン『僧正殺人事件』など
のちに読んでから怖くなったのか。
日本では横溝正史などを。
以上、前段。
かごめかごめの後ろの正面、
ロンドン橋が落ちて捕まるのも、
たまたまのタイミングだけれど。
不祥事におけるトップ辞任も
当人の起こした場合は別にして、
その時に「だった」ことも多々ある。
それでも責任は取らないとならない。
そんな場合に脳裡に
♪夜明けの晩に 鶴と亀が滑った〜
とイ短調が流れるのかしら?
あるメディアを安易に思ってではなく
相対として。
昨日、ドロケイのことを綴ったりして、
なんだか浮かんだ些事。