2001年度の262億通をピークに
近年はその半数以下になった
国内郵便。
それに伴って切手類を販売する
コンビニ等も減少しているそうだ。
ポストも減っていて、
また月の投函数が30通以下の
「腹ぺこポスト」が全体の25%あり、
さらに削減される方向だ。
そういえばポストに集荷に来る
普通のバンもちょいちょい見る。
赤いポストカラーじゃない
〇△運送と社名のある白やグレー。
コスト削減にも尽力が続く中、
切手代は上がり、高いから郵便は減り、
減るから⋯⋯ってスパイラル
書く機会がないと、頭語と結語
(拝啓で始まれば敬具で終わる、
前略には草々など)も使わない。
メールのやりとりの文末に
〈高橋拝〉と打ったら、
その返信の本題のあとに
「珍しいお名前ですね、
何とお読みするのですか?」と
若い方から尋ねられたが、
彼に常識がないのではなく、
ある世代からは普通なのかも⋯⋯。
中坊のとき転出した級友との
手紙のやりとりの中に
By the Wayとあり、
英語がからっきしのあたしは
何のこっちゃと辞書を引いた。
当時はスマホなどなく
Siriに尋ねることもできず。
(ま、未だに尋ねずにいるが)
で、それが「ところで」「さて」など
話の切替だと知った。
要はきっかけがないとって話。
ブログタイトル「穴賢」は
「あなかしこ」と読み、
意味は「恐れ多く存じます」。
敬意を表し、手紙文の終わりに
多くは女性が用い、その際は
漢字ではなく平仮名だ。
あなかしこ。
何とも雅な薫りが漂うけれど、
アラカン世代の私も
実をいえばそんな手紙を
ついぞ貰ったことはない。
草々はあるけれど⋯⋯。
そうそう、
「匆々」に一時期ハマッて、
よく使ってたっけたな〜
過ぎてしまったが
4月20日が郵政記念日だった。
明治4年3月1日、飛脚制度に代わり
郵便制度が始まったことに因むそう。
旧暦のその日が新暦では4.20。
そんなこんなで書いてみた。
恐惶謹言。