駅前で待ち合わせをしていて
一人立っていると、
若い二人連れが真横で
仲間を待ちつつ話していた。
「正月は何連休だった?」
「27から10連チャン!」
「ひょ〜。俺元日と2日出て、
3日は休めたけど4、5も仕事」
「ご苦労さん」
「まぁしょーがないけどさ、
困ったのは三賀日のバスがね
特別ダイヤでさぁ、始発が7時半」
と、この調子で会話を再現すると
長〜くなるので要約する。
通常6時台からあるバスが
三賀日は7時半までなく、
電車で遠回りする羽目になった。
これも働き方改革の一環かな〜と。
それをボロカス言うかと思いきや、
「バスの運転士さんも休みたいよ」
「いつも朝早くから夜遅くまで有難い」
など好意的(?!)に展開していた。
恐らく20代か30代前半だろう。
日本の未来は明るいぞ!
と耳をダンボにしながら、
別ルートで行ける人もいれば
難しい人もいたよなぁとも。
感心と懸案ないまぜに
しているところへ待ち人着。
彼はスーパーマーケットの
エリアマネージャー。
三賀日、店自体が休みだったそう。
元日も営業!
が当たり前だったスーパーにも
着実に働き方改革は進んでいるようだ。
(変わらず頑張っているところも
勿論ありますが)。
飲み終えた帰りの電車で、
数時間前のダンボの件を反芻。
かの二人が、ではなく一般論として、
顔の見える会話では優等生で、
名無しのネットでは罵詈雑言。
或いは、発信まではしないけれど
ネガティブな声に気安くポチッと
拡散しちゃうことはあるよな〜
なんて、ふと思ったりもした。
デジタル音痴なので
SNS上の情報には疎い。
ただ周辺の人間の話のネタモトを
確かめるとXやインスタってことが
少なくない今日この頃ゆえ。
聞く話繋がりで。
どこも人手不足だと皆が言う。
そうなるとルール上は休めるのに
物理的に無理なケースも⋯⋯。
また一方で「俺、先月ゼロ休」と
嬉しそうに言う仕事大好き人間も
まだ実際にいたりする。
なにごとも急には変わらない。
が、重心は「休まないのが恰好いい」
から逆側に移っているのは確かだ。
働き方改革を推進している方々が
一番働いているなんて笑えない話も
あったりするよーですが