麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ハタラキカタカイカク

2025年01月08日 | 身辺雑記

駅前で待ち合わせをしていて

一人立っていると、

若い二人連れが真横で

仲間を待ちつつ話していた。

「正月は何連休だった?」

「27から10連チャン!」

「ひょ〜。俺元日と2日出て、

3日は休めたけど4、5も仕事」

「ご苦労さん」

「まぁしょーがないけどさ、

困ったのは三賀日のバスがね

特別ダイヤでさぁ、始発が7時半」

と、この調子で会話を再現すると

長〜くなるので要約する。

 

通常6時台からあるバスが

三賀日は7時半までなく、

電車で遠回りする羽目になった。

これも働き方改革の一環かな〜と。

 

それをボロカス言うかと思いきや、

「バスの運転士さんも休みたいよ」

「いつも朝早くから夜遅くまで有難い」

など好意的(?!)に展開していた。

 

恐らく20代か30代前半だろう。

日本の未来は明るいぞ!

と耳をダンボにしながら、

別ルートで行ける人もいれば

難しい人もいたよなぁとも。

 

感心と懸案ないまぜに

しているところへ待ち人着。

彼はスーパーマーケットの

エリアマネージャー。

三賀日、店自体が休みだったそう。

 

 

元日も営業!

が当たり前だったスーパーにも

着実に働き方改革は進んでいるようだ。

(変わらず頑張っているところも

勿論ありますが)。

 

飲み終えた帰りの電車で、

数時間前のダンボの件を反芻。

かの二人が、ではなく一般論として、

顔の見える会話では優等生で、

名無しのネットでは罵詈雑言。

或いは、発信まではしないけれど

ネガティブな声に気安くポチッと

拡散しちゃうことはあるよな〜

なんて、ふと思ったりもした。

 

デジタル音痴なので

SNS上の情報には疎い。

ただ周辺の人間の話のネタモトを

確かめるとXやインスタってことが

少なくない今日この頃ゆえ。

聞く話繋がりで。

どこも人手不足だと皆が言う。

そうなるとルール上は休めるのに

物理的に無理なケースも⋯⋯。

 

また一方で「俺、先月ゼロ休」と

嬉しそうに言う仕事大好き人間も

まだ実際にいたりする。

なにごとも急には変わらない。

が、重心は「休まないのが恰好いい」

から逆側に移っているのは確かだ。

 

働き方改革を推進している方々が

一番働いているなんて笑えない話も

あったりするよーですが

 

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マシュー

2025年01月07日 | スポーツ

箱根駅伝vol.101の熱き闘いから

はや4日が過ぎた。

 

青学は昨年自らが叩き出した

タイムを塗り替えての連覇

復路は駒澤が意地をみせ制した。

(こちらも復路新記録!)

 

國學院は3冠を逃したが、

往路のあの位置からの巻き返しは

(復路に駒を残していたとは言え)

流石の二冠校!!

(出雲と全日本で優勝)

 

24年度は結果、三大駅伝のトップ3を

上記3校で席巻し、違いを見せつけた。

 

我が東洋は、二枚看板を欠くなか

何とか連続シードを20年に伸ばした。

(現在進行形では最長

 

さて、96回大会から優勝

青学と駒澤が分け合っている。

その二強に割って入った國學院は

近年野球でも力をつけて、

今シーズンのドラフトでも

エースピッチャーが指名され、

5年連続でNPBに卒業生を送り込む。

 

弊blog9月16日付の「育成」で触れた

同大の投手シャピロ・マシュー・一郎は

残念ながら指名から漏れた。

 

9.16で詳しく書いたが、

大学での実績は2試合0勝1敗。

アクシデントで高校時代の力を

発揮できなかったわけではなく

国学院栃木高の3年間で、

なんと公式戦の登板ゼロの投手だ。

でありながら、ドラフト会議前に

注目の集まった一人である。

身長191cmの右腕は独立リーグの

富山GRNサンダーバーズに進み、

憧れの「プロ野球」を目指す。

 

大学卒業後の進路でいえば。

我が鉄紺の石田洸介はSUBARUへ。

故障などで発揮しきれなかった

ポテンシャルを爆発させる!

 

8期上の東洋大の先輩

「口町ロケット」こと口町亮や

パリ五輪3000M障害8位入賞の

三浦龍司らが所属する強豪。

ニューイヤー駅伝での最高成績は

2022年の準優勝!

今年は5位と気を吐いた。

 

ちなみに6位は住友電工。

「箱根」の解説でもおなじみ

早大卒の渡辺康幸が率い、

短距離のオリンピアン多田修平、

小池祐貴らもいるチームには、

野村昭夢、白石光星らが入社する。

 

ともに青学優勝メンバーで、

野村は56分47秒で山を駆け下りる

驚異的記録で、金栗杯とMVPを

ダブル受賞

これまでの最優秀選手賞「金栗杯」に

今大会から新たに優勝チームの

立役者に贈られるMVPが新設され、

その初代受賞者となった。

 

昭夢の実兄は、東洋大3年次の

箱根9区区間賞の野村峻哉。

4年は65代主将を担ったが怪我に泣き

三大駅伝すべてに出走できず、

安川電機へ。2020年引退。

 

嗚呼、たらればはないけれど、

昭夢にも鉄紺に来て欲しかった

閑話休題。

 

その野村から襷を受けた白石。

初めての箱根は区間9位と

手堅くまとめた。

 

同じ学年ながら、道筋はさまざま。

当たり前だけれど。

 

タイトルとは裏腹に

マシューについて余り書いてない。

書かないでいうと、

『箱根』の回数をvol表記したのを

みたことがないな〜。

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大統領とコバルト

2025年01月05日 | 身辺雑記

世界は一部の権力者に握られていて

大統領が核兵器のボタンを押すと、

⋯⋯的なハナシじゃなくて、

僕がハナタレだった頃の

メンコについて。

 

万が一(?)に備えて、

先にメンコの説明をしておく・・・

 

こどもの遊びで、地域によっては、

めんちとかぱっちんとかとも呼ばれた

厚手の紙製で長方形か円形のカード。

それを地面に置き、他者が別のメンコを

叩きつけてひっくり返すゲーム。

 

ローカルルールは無限だろうが、

僕たちは、ひっくり返せなくても、

相手のめんこの下に自分の札が

挟まると「サバ」と言って、

再度、打つチャンスが与えられた。

 

 

・・・そんなメンコの表には

怪獣やスポーツ選手の絵が描かれ、

裏面はトランプやなにがしかの文字等。

で。

僕たちの中で強いと言われたのが

「大統領」「コバルト」!

今思えば根拠がないのに信じていた。

 

嗚呼、昨今のSNSの情報みたいだ。

⋯⋯ちと違うか。

 

書きながらジワジワ思い出してきたが、

メンコが宝物で、

とはいえ駄菓子屋で貰った

〜絵の具の筆を洗った水が

最終的にたどり着く

あの色の〜チープな箱に入れて、

もし火事になったら持ち出す

一番手だった頃があったな。

 

日々の闘いのなかで、

思い入れのある「エース」は

使って取られたくはないが、

強いから使いたいし⋯⋯。

 

それが返された時には

親が死んでもこれほどは、

というくらいの勢いで

泣いちゃったりしたメンコ。

   

 

徐々に地面にコンクリも現れた時代、

そこでメンコの厚みの部分を削り、

いきにくくしたりもしたぞ。

 

嗚呼もし今やったら、絶対に肩を

「いわして」おわるだろうな〜。

 

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ペガサスプラス〜箱根路の巻

2025年01月04日 | スポーツ

母校・東洋大学の駅伝レース

24-25シーズンを語る

「ペガサスプラス」の最終話。

 

あいだが空いたので書けば、

ナイキのランニングシューズの

モデルのひとつ「ペガサスプラス」。

 

駅伝を闘うランナーたちはギアを

練習や試合によって履き分ける。

鉄紺も使い分ける中の一足

響きが良いのでタイトルに!

 

さて。

101回目の箱根、総合順位は9位。

4校中1校がシード落ちになる

大手町でのデッドヒートの末に

切符を掌中にし、

継続中では最長20年連続シード。

 

熱いレースを振り返りましょう。

 

 

◇看板なき戦い◇

 

石田洸介(4年)の「最後の箱根」での

復活走を、戦前のテレビやネット等は

大いに期待していた。

 

スーパールーキーと称され入学。

期待に応え出雲と全日本で連続区間賞!

しかし箱根は回避。

以来、故障等あって、休部した時期も。

眠れる獅子がエントリーされたのは1区。

 

私含めて一部が想起した危惧は、

洸介は箱根を走れないのでは?

「うちは石田〜梅崎でロケットスタート」

と他校を牽制しつつ、当日変更で

別のランナーを入れるのではと。 

 

区間エントリー前の予想は・・・

新エースに成長したキャプテン

梅崎蓮(4年)を花の2区、

3区に昨年快走した小林亮太(4年)、

4区に石田、そして5区には

1年ながら適性ありと言われる松井海斗。

・・・しかし石田がトップ配置。

何かあったのでは、との想起。

 

案の定、石田は当日エントリー変更。

しかもここに小林を投入。

確かに全日本では1区8位だったが⋯。

さらには、なんと

花の2区、梅崎→緒方澪那斗(3年)

山登り5区、松井→宮崎優(1年)に。

 

24年度の鉄紺ルーキーは、

松井はじめ宮崎、内堀勇、迎暖人ら

豊作なのだが中でも期待の高かった

松井までが離脱

 

つまり、石田、梅崎、松井という

往路の看板3枚なく闘うことに!

 

◇それでも1秒を削り出す◇

 

号砲。

手負いの東洋は一時19位という

絶望的なポジションも⋯⋯。

 

それでも当日変更で3区を担った

1年生の迎が個人8位、続く4区は

昨年10区区間賞の岸本遼太郎(3年)が

3番目の時計で総合9位に押し上げる。

5区宮崎も踏ん張って、

シード権内で芦ノ湖に飛び込んだ。

 

◇まさに全員駅伝◇

 

恐らく酒井監督の想定にはない

異次元のオーダーで戦った箱根。

復路も二枚替えで、

補欠6人を使い切る「全員駅伝」

 

昨年も山を下った西村真周(3年)、

今季の出雲と全日本を駆けた

濱中尊(2年)から変わった

ルーキー内堀が7区。

8区の数少ない予定通りの

オーダー変更で網本佳悟(3年)、

9区吉田周(4年)は昨年同区間7位、

アンカーは初の箱根路となる

蓮根大河(2年)という布陣。

 

復路はどの区間もシード権を争う

肉体的にも精神的にもタフなレース。

もちろん他校にもアクシデントは

あったことでしょう。

それも含めて「駅伝」なのだ。

 

 

あらためて青山学院大学

総合および往路優勝(連覇)

おめでとうございます。

駒澤大学、復路優勝おめでとう。

  

 

さてさて。

我が東洋、次回の箱根は予選なし。

あわせて出雲の出場権も得た。

全日本は予選会からだが、

来季も1秒を削り出す走りで前へ

 

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ぶらり刈谷

2025年01月02日 | 身辺雑記

 

愛知県刈谷市。

豊田自動織機、トヨタ紡織、トヨタ車体、

デンソー、アイシン、愛知製鋼、

ジェイテクトといった巨大企業がある街。

人口約15万人で県10番目の規模。

 

なるほど税収はありそうだ。

街は整備されていて、

JR「刈谷駅」南口を出るとすぐに

商業施設「みなくる刈谷」が、

その隣に総合文化センター

「アイリス」があり、

名鉄「刈谷市駅」までの間に

市役所、保険所、交流センター、

科学館、美術館、総合病院などが

まとまってある。

 

12月31日附の弊blogで

稲沢市のスポーツについて触れたが

刈谷はレベチ

 

バスケ男子:

シーホース三河(B1)

同女子:

トヨタ紡織サンシャインラビッツ 、

デンソーアイリス(ともにWリーグ)

ラグビー:

トヨタヴェルブリッツ(リーグワン)

バレーボール女子:

クインシーズ刈谷(SV)

ハンドボール男子:

トヨタ車体BRAVE KINGS (リーグH)

 

日本最高峰のリーグに参戦している

チームだけでもこれだけあるのは、

なかなか凄い

 

下は、ウェーブスタジアム刈谷

(刈谷市総合運動公園)での

豊田自動織機シャトルズ愛知の

試合を伝える駅の横断幕。

略称「S愛知」はラグビーチームで

リーグワン・ディビジョン2。

 

 

ちなみに刈谷総合運動公園は、

ウェーブ(陸上競技など)のほか

ウイングアリーナ(体育館)、

グリーングランド(サッカー専用)

からなり、サッカーは天然芝と人工芝、

ともに大人1面少年用2面ずつ。

 

上述したように各種スポーツに

注力した街ながら、とりわけ

「サッカーのまち」とされている。

⋯⋯この件は長くなるから省きます。

 

アレ?

余り「ぶらり」になってないな。

 

 

市役所近くで見かけた自販機。

二代目藩主・水野忠清のラッピング。

ということは他のバージョンも

きっとあるのだろう。

 

名古屋城の武将隊は有名だが、

織田、豊臣、徳川を生んだ地域ゆえ

この手の町おこしが盛んな「中京」。

ここでは「刈谷城盛り上げ隊」が

活動中!

 

 

お寿司目当てで訪れた刈谷。

なんでも神谷姓が多いのも特色の一つ。

かつての演劇仲間で、

今は老舗の三代目・神谷武志とパチリ。

 

その、名店幸寿司の

オリジナルの日本酒。

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幸寿司

2025年01月01日 | 身辺雑記

あけましておめでとうございます。

 

  

 

新年さいしょなので、

幸せ+寿司(ハレの料理

というお題で。

 

 

おそらく「幸寿司」というお店は

日本中にたくさんあるだろう。

私の知るのは、愛知県刈谷市に。

 

70年を超える老舗で、けれど

店構えは超おしゃれな和モダン

建物だけでなく、三代目は

ワインソムリエの資格者で

店の奥にワインセラーを置き、

葡萄酒と合う寿司の提供も

日々研鑽している。

 

さらにデザートも季節を意識し、

独創でつくりあげ、

ランチにセットされちゃう。

なのに1500円(平日のみ)

 

現在の店構えになったのは35年前。

昨今珍しくなくなったデザインも

当時はまさに新しく、

1925年創刊の専門誌「新建築」でも

早々に取り上げられていた。

 

1階はカウンター席、寄席

(小上がりの畳敷きに

座すかたちと、テーブル椅子の

2タイプ)に個室、さらに2階には

最大80名の座敷もある。

 

その階段は刀を振るのに充分な

昔の幅があるから

『蒲田行進曲』の階段落ちも可能。

 

 

寄席はあえて並行を嫌った造りで、

天井の灯りは「ねぶた」をイメージ。

刈谷には津軽の大祭に似た

220年続く万燈祭(まんどまつり)が

あるけれど、関連があるかは

確かめていない。

 

写真の格子の向こうにカウンター。

三間はあろう分厚い一枚板の中に

二代目の大将と三代目若大将が立つ。

 

トイレにも趣向があって。

鹿威しみたいな竹から流れ落ちる

手洗いで、男性小便器内には

葉が敷き詰められていた。

 

 

と書いても書いてもキリがない

もう、ほぼ「料亭」です。

 

「幸寿司」の物語は

表の戸を開けた瞬間から始まる。

薄明かりの石畳のアプローチが

非日常に誘い、食のワクワク感を

醸成されて席へ⋯⋯。

 

まぁ、百聞は一見に如かず。

刈谷にお越しの折は、

いや名古屋や豊橋あたりから

足を運んでも損はありません。

 

 

2025。昨年以上にヘビーな年に

なりそうですが、

一人ひとりは元気で行きたいもの。

 

今年も宜しくお願いいたします。

 

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織田信長像

2024年12月31日 | 身辺雑記

 

昨日書いたように、

愛知県清須市の清州城へ。

まず甦った天守閣のある

清洲古城跡公園を愛で、

五条川沿いにJRの線路をくぐり

清州公園へ。

 

 

信長と濃姫の像とご対面。

(一枚目と同じ銅像)

 

そうそう。

昨日、清須駅は無人と記したけれど、

そのホームの看板の、駅名下に

「愛知県稲沢市」と括弧書きがあり

頭の隅に引っかかっていた。

 

清須観光(?)後に稲沢駅でも下車。

そしたら謎が解けました。

品川駅が港区にあるように、

西枇杷島町、清洲町、新川町が合併し

2005年に誕生した清須市ですが、

駅は稲沢市のすみっこに位置!

 

 

さて、そんな稲沢市は

スポーツで盛り上がっていました。

 

SVリーグの名古屋ウルフドッグスの

ホームタウンであり、

そのホームコートのエントリオが

駅前に堂々とそびえている。

 

豊田合成記念体育館エントリオが

正式名称で、2019年まで

男子バレー・ウルフドッグスは

「豊田合成トレフェルサ」だった。

 

 

ハンドボール・リーグHの

豊田合成ブルーファルコン名古屋、

バスケットボール・B3の

豊田合成スコーピオンズの

フランチャイズとしても機能する。

寒風吹きすさんでいたので

写真はなし

 

 

お城も体育館も立派だった。

一方で、清須駅にほど近い場所の

朽ちた飲食店が痛々しかった

国内総生産では辛うじて3位ながら、

国民1人あたりの名目国内総生産は

韓国の一つ下の22位となった

我が国の「現実」と言えなくもない。

 

かつて信長の治めたまちに限らず、

日出る国の、今。

大晦日、こんな一文で終わるのは

寂しいけれど⋯⋯。

 

 

さて2025年はどんな一年になるかしら。

みなさま良いお年をお迎えください。

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清州城

2024年12月30日 | 身辺雑記

いわずとしれた英傑・織田信長公の

天下取りの出発点となった清州城!

 

 

1582年、本能寺の変ののち

織田後継問題を柴田勝家、羽柴秀吉ら

家臣で催した「清州会議」も有名。

映画にもなったし。

 

で、僅かにややこしいのは

城は「清州」、城の在る市は「清須」。

 

そんな城を再建整備したのが、

1989年の旧・清洲町町制100周年。

鉄筋コンクリート造の模擬天守だ。

 

ちょっと切ないのは

城跡が分断されていること。

鉄道が、かつての平城を横断し、

東海道本線以南の清洲公園に

信長の銅像が、

同以北の清洲古城跡公園に

清洲城跡顕彰碑がある。

天守はこちら側。

 

まぁこの似た名前の公園も

ややこしいっちゃぁややこしい

 

前口上が、清洲会議には出ず

委任した徳川家康が築いた

江戸幕府ほど長くなったけれど。

清須駅は無人。

「改札を出たら細い道を右折」と

小さく書いてあり、駅を出ると

人ひとり通るのがやっとの

本当に細い路地があった。

 

見逃しそうな案内は、

まるでオリエンテーリングの

チェックポイントみたいに、

城への道中にも目立たないよう

配置されていた。

 

 

そしてついにたどり着いたのだが、

なんと年末は閉まっていたよ

 

まぁ、姿を生で拝むのが目的で。

あるいはその道すがらが楽しいので

残念ではなかった。

 

一等最初の写真を撮った真後ろには、

「清洲ふるさとのやかた」。

こちらは改修工事中!

こういうのに当たるのが

堪らなく嬉しかったりする

 

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ペロブスカイト

2024年12月29日 | 身辺雑記

早川徳次が東京の本所で

ベルトのバックル製造を始め、

金属製繰出鉛筆

いわゆる「シャープペン」が

アメリカで爆発的ヒットしたのは

1915年。まだ大正期のことだ。

関東大震災で被災し、大阪に移転、

早川金属工業研究所を設立する。

その後、改組を何度かしながらも

社名は「早川」を冠したまま、

1963年、太陽電池の量産を開始。

世界初となるターンテーブル式の

電子レンジを開発したのは66年。

それらのブランド名「シャープ」を

ようやく社名にしたのは1970年。

ワープロ「書院」は79年発売。

しかし2016年、台湾の「鴻海」の

門下にくだった。

 

 

「目のつけどころがシャープでしょ」

のキャッチコピーが印象深い

企業の歴史を長々語ったが⋯⋯。

拠点工場だった堺の一部を

セキスイに売却という報道を

数日前に目にした。

 

積水化学工業はそこに

ペロブスカイト構造の

太陽電池工場を造るという。

 

ソーラー住宅の最多建設棟数の

世界記録として『ギネス2014』に

掲載された、あのセキスイが!

 

中国最古の兵法書『孫子』

「勝者の戦は、積水を千仞の谿に

決するがごときは、形なり」から

社名をとったセキスイが!!

 

さて、灰チタン石を意味する

「ペロブスカイト」は最近、

同じ構造を持つ物質全般を

指すようになったそうだ。

 

今年も「天変地異」に多く見舞われ、

それは当たり前だが、

日本に限らず円い地球に起きていて。

温暖化の影響が大なわけである。

 

カーボンニュートラル必至。

奇しくも、グループスローガン

「世界にまた新しい世界を」を

制定したのがギネス掲載の2014年。

 

そんなセキスイに期待する。

折り曲げや歪みにも強い

「ペロブスカイト」は

建物の窓や外壁に利用可能。

 

住宅、高機能プラスチックス、

環境・ライフライン、メディカル

4カンパニー制。

住宅部門のキャッチコピーは

「家に帰れば、積水ハウス」

本当に、お願いします。

 

ついでといってはなんだが

今年はJPに敗れ連覇を逃した

セキスイの女子陸上部。

来年のクイーンズ駅伝での

雪辱にも期待

とくに鉄紺OG佐藤早也伽

完全復活を!!

 

あ。

ニューイヤーまで、あと3日。

箱根号砲まで4日だよ。

2025はどんなドラマが

 

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地球岬

2024年12月28日 | 身辺雑記

 

「これ、あげる」と渡されたのは、

〈げんこつパイ〉という名のお土産。

「さっき貰ったやつだけど」と鞄から。

どうやら頂き物のお裾分けのようで。

こちらも深追いせず「ありがとう」

とポッケに入れた。

 

いわば向かう側と帰る側が路上で

すれ違いざまに短い情報共有を

立ち話した、その終わり際に

「あ、そうだ」と手渡された。

 

席についてポッケから取り出す。

てのひらサイズのその作り手は

〈菓子工房モン・パリ〉。

ひっくり返すと、

〈北海道室蘭市御前水町〉。

 

 

室蘭は鉄鋼の街。

新日鉄(現在はいま話題の日本製鐵)

があって、同社の野球部は名門だった。

都市対抗出場18回で最高成績は準優勝!

日本選手権にも11回出場し、4強!!

 

中日・谷木(外野手、1973 - 80)

西武・三井(投手、2001 - 09)など

プロ野球に多くの選手を輩出。

と、野球好きならスラスラ出てくる。

 

旅を愛する、あるいは地理が得意なら

地球岬と即答するに決まっている。

(冒頭の写真

 

しかし。

御前水に反応するのは果たして。

そう書く筆者は

↑この絵文字ほどの衝撃を

げんこつパイの裏面から受けた

 

中2のクラスに転校してきたのが、

室蘭は御前水中の「蘭子」だった。

なにしろ45年ほどの過去だから、

忘却のかなたにあったけれど、

透明の包みに白インクで記された

昨年12月末現在1168人の暮らす

北緯42度19分東経141度0分の

町の名前から、一気に200万都市

(1980年頃は。今は約155万人)の

川崎市の北部に位置する柿生の

小高い丘の古い校舎の2階の端の

2年8組の教室に、飛んだ。

 

御前水という響きも善い。

ただ彼女の母校は18年前に

成徳中学校と統合され、

市立星蘭中学校になっていた。

これまた美しい名前にしたな〜

 

ちなみに星蘭中は隣町の母恋に建つ。

「ぼこい」と読むがこれも

 

話が前後するが、新日鉄室蘭は現在、

日本製鉄室蘭シャークスとして活動。

その公式noteから引用すれば

「日本製鉄室蘭製鉄所の硬式野球部

というより、製鉄所を中心とする

室蘭の街のチームのほうが、

近い気がします」とのこと。

 

ああ、蘭子は今どこで何をしているだろう。

蘭子の親友で、オフコースが好きだった

三浦さんは? オイラと文通していたことを

覚えているだろうか?

 

室蘭には一度も行ったことがないのたが、

まんじゅうひとつから随分長くなった。

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