最近気になる俳優の一人に利重剛がいる。(以下文中敬称略)
コマーシャルで目にすることが多く、でもそれは上半身ばかり鍛えて「どうする?」と聞かれるよーなメインな役処ではない【*1】。
例えば佐藤浩市演じる幹事さんに、ずっと独身だったゴロウちゃんにやっと相手がみつかり…と祝われる「キリン一番絞り」鯛の塩釜焼き編の、友人のゴロウちゃんその人の役だったり、三井不動産販売の第11代リハウスガール夏帆ちゃんのシリーズ【*2】のお父さん役だったり、ややもすると見逃すほどの写りっぷりなのだが・・・その余りに自然な“居方”が僕を捕らえて放さない!

*1=昨日、そのCMクルーが次シリーズのロケハンでうちの小屋
を見に来たので例にしました。
*2=去っていく家に忘れものをしたと戻ってきて「お世話になりま
した」と頭を下げる、あのシリーズです。妹の「犬飼いたい」も話の
軸になってます。
名前を聞いて「ああ」と思った人も多いことでしょう。
俳優として活躍する一方・・・(というか、ファンサイトによれば上記のような俳優業もその資金集めのひとつとか)・・・映画監督として89年『ZAZIE』でデビュー、3作目の中谷美紀・永瀬正敏主演『BeRLiN』で日本映画監督協会新人賞を受賞するなど、高い評価を得ている。(『BeRLiN』は僕の好きな映画の上位に長い間座っている一本だ

)
またプライベートでいえば今の奥様はプリンセスプリンセスのキーボードだった今野登茂子。元の奥様は小説家・鷺沢萌(故人)。彼女に負けず劣らず、彼も文才に長けていて、エッセイストとして日本文学新人賞に輝いている。前述の2本の映画の脚本も担当。その他多くのシナリオを手がけてもいるのだが・・・なんつったってお母さんが、金八先生のシナリオで知られる小山内美江子なのだナ。
で、その母の書いた『父母の誤算』(81)での鮮烈な俳優デビュー(しかも主演)が、僕には今なお印象的で、だから画面の隅にひょっこり顔を出してもきっと目が行ってしまうのダ。さらに続編の『親と子の誤算』(82)でも主演を演じるが、翌年の、主題歌が『蒼いフォトグラフ』、挿入歌は出演もした大塚ガリバー『人間の駱駝』というドラマも歌も大ヒット
『青が散る』
では一転脇役に転じ、むしろその凄さを見せつける!
主演の石黒賢・二谷友里恵がド素人なのをはじめ、佐藤浩市、遠藤憲一、清水善三ら荒削りな役者ばかりの、だけれどそれが見事な「青春群像劇」になっちゃったわけで、その意味での製作サイドの狙いは抜群だった
(ほかでは川上麻衣子、村田雄浩あたりも芝居上手部門担当でした)
冒頭のCMでの佐藤-利重。すでに二十数年も前に競演してたのね。
ああ、だんだん思い出してきたが『青が散る』はドラマの面白さ以外にも、石黒がプロテニスプレーヤーJr、二谷が二谷英明・白川由美の娘、さらには三国連太郎の息子の佐藤、デ杯選手の孫の清水……そして脚本家の息子の利重とⅡ世タレントだらけってのも話題になったよなあ。
なんだか話が逸れてきた?
ほかにも最近はCMオンリーの感じな相築あいこも気になるのだが、長くなったので、それはまた次の機会に・・・

コマーシャルで目にすることが多く、でもそれは上半身ばかり鍛えて「どうする?」と聞かれるよーなメインな役処ではない【*1】。
例えば佐藤浩市演じる幹事さんに、ずっと独身だったゴロウちゃんにやっと相手がみつかり…と祝われる「キリン一番絞り」鯛の塩釜焼き編の、友人のゴロウちゃんその人の役だったり、三井不動産販売の第11代リハウスガール夏帆ちゃんのシリーズ【*2】のお父さん役だったり、ややもすると見逃すほどの写りっぷりなのだが・・・その余りに自然な“居方”が僕を捕らえて放さない!

*1=昨日、そのCMクルーが次シリーズのロケハンでうちの小屋
を見に来たので例にしました。
*2=去っていく家に忘れものをしたと戻ってきて「お世話になりま
した」と頭を下げる、あのシリーズです。妹の「犬飼いたい」も話の
軸になってます。
名前を聞いて「ああ」と思った人も多いことでしょう。
俳優として活躍する一方・・・(というか、ファンサイトによれば上記のような俳優業もその資金集めのひとつとか)・・・映画監督として89年『ZAZIE』でデビュー、3作目の中谷美紀・永瀬正敏主演『BeRLiN』で日本映画監督協会新人賞を受賞するなど、高い評価を得ている。(『BeRLiN』は僕の好きな映画の上位に長い間座っている一本だ



またプライベートでいえば今の奥様はプリンセスプリンセスのキーボードだった今野登茂子。元の奥様は小説家・鷺沢萌(故人)。彼女に負けず劣らず、彼も文才に長けていて、エッセイストとして日本文学新人賞に輝いている。前述の2本の映画の脚本も担当。その他多くのシナリオを手がけてもいるのだが・・・なんつったってお母さんが、金八先生のシナリオで知られる小山内美江子なのだナ。
で、その母の書いた『父母の誤算』(81)での鮮烈な俳優デビュー(しかも主演)が、僕には今なお印象的で、だから画面の隅にひょっこり顔を出してもきっと目が行ってしまうのダ。さらに続編の『親と子の誤算』(82)でも主演を演じるが、翌年の、主題歌が『蒼いフォトグラフ』、挿入歌は出演もした大塚ガリバー『人間の駱駝』というドラマも歌も大ヒット


主演の石黒賢・二谷友里恵がド素人なのをはじめ、佐藤浩市、遠藤憲一、清水善三ら荒削りな役者ばかりの、だけれどそれが見事な「青春群像劇」になっちゃったわけで、その意味での製作サイドの狙いは抜群だった

(ほかでは川上麻衣子、村田雄浩あたりも芝居上手部門担当でした)
冒頭のCMでの佐藤-利重。すでに二十数年も前に競演してたのね。
ああ、だんだん思い出してきたが『青が散る』はドラマの面白さ以外にも、石黒がプロテニスプレーヤーJr、二谷が二谷英明・白川由美の娘、さらには三国連太郎の息子の佐藤、デ杯選手の孫の清水……そして脚本家の息子の利重とⅡ世タレントだらけってのも話題になったよなあ。
なんだか話が逸れてきた?
ほかにも最近はCMオンリーの感じな相築あいこも気になるのだが、長くなったので、それはまた次の機会に・・・
