タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~10月14日

2008年10月14日 | タカの渡り観察
今はもう秋

   今はもう秋
          誰もいない海
   知らん顔して
          人がゆきすぎても

 トワエモアが歌ってヒットした「誰もいない海」の冒頭の部分です。今日のタカ長観察地はこの歌の雰囲気どおり、誰もいない観察地と言いかえればピッタリでした。



 雲が厚くて風はなし、このような日にはなかなか飛んでくれません。黒いものが視野に入って、ハッと思ってみると名も知らない虫。今日はこの虫が特に多いように感じたのはタカが少なかったからでしょうか???





 朝観察地に着いたらエゾビタキが2羽観察の周りを飛び回っていました。その時は写真を撮る気はまったく無かったのですが、何時まで待ってもタカが現れないのでノビタキを撮りました。その後エゾビタキは現れなかったので、今日のところは撮り逃がしです。またチャンスがあるかどうか???

 まいど人様にお見せできるような写真ではありませんが、3万円で釣りが来る高級カメラ+手持ち撮影の参考として、文字通りご笑覧ください。

今日の結果

   10月14日   曇

     観察者    タカ長
     観察時間   8:00-16:00

       ノスリ            8
       ハイタカ   東向き   10
       ハイタカ   西向き    2
       ツミ             1

 数は少ないのですが東向きハイタカがトップになりました。ここにも季節の移ろいを感じます。



 今日の観察地は午前中を中心に厚い雲に覆われ、まったくの無風状態でした。そのような中でもノスリが2羽、そしてまた1羽まったく羽ばたかないで帆翔して高度を上げ、やがて雲の中に消えていきました。

 このような日でも上昇気流はあるのですね。今日のような日には、いかにも重そうに羽ばたいて渡っていくノスリやハチクマをよく目にしましたが、まったく羽ばたかないで高度を上げることも出来るのですね。

 上昇気流の起き方も、私たちの感覚とはずれているように思いました。

 天気の悪い日はタカは渡らないと考えている人こそ、今日のタカ長観察地に来てノスリの渡りを見て欲しかった、と感じています。