タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~10月17日

2008年10月17日 | タカの渡り観察
ジリ貧状態の観察が続いています

 今朝の観察地は曇り空、楽に観察できると期待していたのですが、タカが飛び始める時間になると雲が無くなり快晴状態になりました。このところの快晴で少々うんざりしています。
 タカは見えない、珍鳥はもちろん小鳥類の動きも少ない、モズだけが元気に飛び回っている今日の観察地です。

 と言うことでいきなり今日の結果です。

今日の結果

   10月17日   曇のち快晴

     観察者    タカ長  他2名
     観察時間   8:00-15:00

       ノスリ           9
       ハイタカ   東向き   7
       ハイタカ   西向き   3
       ツミ            7

 ご覧のように泣かず飛ばずの状態です。東の情報から考えるともう少しノスリが飛んでも良いのではないかと期待しながら待っているのですが、、、、

 今シーズンはジリ貧状態で終わるのでしょうか?
 疲れも加わってさすがのタカ長も弱音が出てきたようです。

出前自然史博物館の情報です

 タカ長の鳥友からの情報です。今年も出前自然史博物館が開かれます。詳細は後日あらためてお知らせしますが、、、、、

   と き     11月16日(日)   10時30分から16時30分まで
   ところ     広島県民文化センター   第2展示室

 自然史博物館を出前してもらえるのですから有難いような話ですが、よく考えれば広島にこの種の施設が無いから県外の施設の協力を頂いて行わざるを得ない、と言うことでもあります。



 そこで多少あてつけ気味にお隣韓国の施設を紹介します。

 これはプサン市のナクトンガン河口エコセンターの展示です。韓国三大大河、ナクトンガンの河口の状態を立体的に展示しています。人がいるところはまだ水中になるのでしょうか、右に見えているのが河口のアシの根の部分です。その左にかもが泳いでいるところが水面で、その上をカモメが飛んでいます。水中には魚が泳いでいます。三階吹き抜けの部分を使った立体的な展示です。



 慶尚南道のウポ沼にある生態展示館の中です。私が訪ねた日にも先生に連れられた子どもたちが見学に来ていました。



 先生が一生懸命に説明されていますね。このような風景は広島では見ることが出来ません。残念なことです。

 ちなみにこの展示館も新しいもので、2007年10月に私たちが訪ねたとき館長さんから「あなたたちはここを訪れた最初の日本人です」と言われ歓待されました。

 最近この種の環境教育施設が次々に建設されているのは、今月末に慶尚南道のチャンウォン市で行われるラムサール条約締約国会議の開催と関係あることは容易に想像できます。しかし、それとは関係ないところでも例えば群山にも立派な施設がありますし、昨年12月におきた原油流出事故を記念する博物館建設も進んでいます。

 チョッピリ癪な話ですが、この面では日本が負けているような気がしてなりません。

ラムサール条約締約国会議のことは下のサイトをご覧下さい。日本語で見ることが出来ます。

http://japanese.ramsar2008.go.kr/main/