タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~11月10日

2009年11月10日 | タカの渡り観察
2009年秋の調査は本日をもって終了します

 9月1日から始めた今シーズンの調査は11月10日をもって終了します。この間タカ長観察地にお出で頂いたすべての方、またこのブログを訪問していただき陰ながら応援して頂いた方々に心から御礼申し上げます。有難うございました。



 今シーズンは9月25日にハチクマを1400+カウントしたほかサシバやノスリもこれまでの記録を更新し、観察したタカの総数も7000羽を超えました。広島市西部の一見なんでもないような観察地でこれだけの成果をあげることが出来たのは、タカ長観察地にお出で頂いたすべての人たちのご協力があってからだと思っています。



 今季の観察結果は後日あらためて紹介させて頂きます。今しばらくお待ち下さい。


今日の結果

  11月10日    曇のち雨

    観察者    ジューヤク トビ吉 カメ吉 コリ吉
    観察時間   8:00-13:00

      ハイタカ  東向き  3

 雨のため13時に撤収しました。もう少し出て欲しい(特にノスリが)気持ちもありますが、あまりで過ぎると止めにくくなります。この程度の数字、ゼロでなかったの良かったのでしょう。

 観察地の前の止まり木にハイタカの幼鳥が止まりました。カメ吉おじさんの写真が紹介できると嬉しいのですが、、、、、。

今日のタカ長は、、、、

 今日のタカ長は山を歩いてきました。月給をもらって観察しているのだったら、最終日を休むと減給処分になるかも分かりませんね。

 登った山は廿日市市吉和の黒ダキ山。チョッとだけマニアックな山なので一般には知られていないかも分かりません。天気予報も良くなかったので行き先変更も考えたのですが、その東の北広島町の山は騒がしくて行き難いので、予定通り黒ダキ山に登りました。そして予定通り雨に遭って帰りました。



 山歩きの終了近く、細見谷沿いの林道あと、今は荒れてしまって林道の面影も無い道を歩いているときアトリの群に遭いました。足許から、目の前の斜面からたくさんのアトリが次々飛び立っていきました。

 立野野営場に帰ると同時に頭の上を流れていくおびただしい数のアトリを見ました。本当におびただしい数のアトリです。その数は万を超えていることは想像できますが、タカ長もこれほどの群は見たことが無いので、1万なのか2万なのか3万以上いるのか想像できませんでした。

 その群に飛び込んでゆくハイタカも見ました。渡りのハイタカか居つきのハイタカかはまったく分かりませんが、北東方向へ流れていくアトリの群の進行方向から現われたハイタカがその群に飛び込みましたが、狩が成功したかどうかは木の陰になって確認できませんでした。

 運悪く雨、カメラを上に向けると撮影できません。斜め上を飛ぶ群れを何とかカメラに収めたのが上の画像です。

 この群を見ただけで幸せな気分になりました。

 先日の白樺峠のコメントでは10万羽のアトリの群を観察したようですが、広島では万を超えるアトリを観察する機会はあまり無いのではないか、と勝手に想像しています。