タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の裏山

2009年11月26日 | 山歩きから
裏山は紅葉の最盛期です

 今日の裏山、快晴無風。この天気では家にこもっているわけにはいきません。

 そそくさと支度をして裏山、桜尾根を目指しました。



 観察地から見るA山、その頂上から右に降りている尾根が桜尾根、もちろん国土地理院から承認を受けている名前ではありません。私たちの仲間だけに通用する通称です。この尾根をほぼ直答するように道が続いています。



 1年前は踏みあと程度だった道が、今はシッカリとしたトレイルになっています。人が歩けば道はすぐに復旧するのです。見た目より急な道ですが、今日のように晴れると左側から光が射して、明るい気分で高度を上げていくことが出来ます。



 終始森の中の道。ところどころ梢越しに市街地を見下ろすことも出来ますが、展望を楽しむ尾根ではないようです。
 A山は三頭三角点があるだけで写真にも撮れないような平凡な峰です。本当は峰とも見えない、尾根道の単なる高みです。



 紅葉する木はあまり多くはないようですが、緑の中で見る小さな紅葉も悪くないですね。このような小さな紅葉を見ながら歩いてきました。



 今日持って歩いたピッケルです。

 もとはと言えばオーストリア製、ヨーロッパアルプスの氷壁も登ることができる由緒正しいピッケルなのです。しかし、今は雪山を歩くことはありませんから長らくわが家の物置で眠っていたのです。

 今の仕事はつるはし代わりです。裏山の道を補修するために使っています。

 ピッケルは武士の刀と同じです。そのピッケルで裏山の土を叩いていることを知ったら昔の山男はもちろん、このピッケルを製作した職人も涙を流して泣くのではないかと思い、つるはし代わりに使うのをためらったものです。しかし、一度使ってしまえば心理的な抵抗もなくなり今は気軽に使っています。

 型は古くても本物のピッケルですから土の中に石があってもビクともしません。火花は散ることはあってもブレードが欠けることはありません。小型のつるはしとしても最高のもので、裏山の道を修復するのに重宝しています。