タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ベトナムの旅から~その8

2009年11月13日 | 旅行のことなど
センティ国立公園に到着しました

 台風が接近しているフエを脱出して車で12時間(昼食時間を含む)私たちは無事センティに着きました。



 これで「センティ」と読むようです。私には最初にXがあるとどのように発音してよいのか分かりません。

 センティがベトナムでも有数の探鳥地であることは知っていました。ハノイを流れる紅河の河口にあるので水鳥を見るところ、そしてここがベトナムで最初にラムサール条約に登録されたところは知っていました。しかし、そこは南の国の河口。暑いのが苦手なタカ長はそのため今回の探鳥地には入れていなかったのです。

 そのセンティに台風と言うハプニングがあって訪れることが出来た、と言うわけです。



 私の得ていた情報は古いのでしょうが、センティでは快適な滞在は出来ないようなイメージを持っていました。しかし、行ってみると事情は変わっていました。公園管理事務所関係の建物も宿泊棟も新しく、ここなら何日滞在しても苦にはならないようです。

 行ってみないと分からない、と言えばここが水鳥だけの探鳥地ではないということも分かりました。夕食のときここのレンジャー氏が「昨日はサシバの渡りを記録した」と言っておられました。100羽程度の記録です。
 また後日帰国したあとマーさんからもらって情報でも、このセンティでサシバなどの渡りを記録したそうです。


 ここが私の使った部屋の前。着いたのが19時を過ぎていましたからその日は探鳥は無しです。



 管理事務所の前にはこのような干潟が広がっていました。前夜の到着が夜でしたから初めて目にするセンティの風景です。
 この干潟で朝食前の探鳥。そして近くの小さな食堂で朝食を済ませてからその日の探鳥開始です。



 奥に見える建物が国立公園関係の建物です。ここでは基本的には徒歩で探鳥します。資料によるとこの国立公園の広さは7,100ha、それがどれくらいの広さなのかタカ長には想像できませんが、とにかく広くて歩いて探鳥と言っても片道5~6km歩かないと話にならないようです。



 このような網も仕掛けられていました。伝統的な漁は行われているようです。エビ漁が多くて、貝を採っている人も見ました。センティでは昔ながらの漁民の生活が今も営まれているようです。



 タカ長お気に入りの建物です。作業小屋なのでしょう。

 何となくどこかヨーロッパ的な雰囲気があって、気にいったのです。このような建物は他にもありました。ベトナムがかつてフランスの植民地であったことに関係があるのかも分かりません。と言うのはタカ長の独断で、本当のことは知りません。

 この日、9月30日は曇時々弱雨の天気でした。晴れれば南国の太陽が照りつけて暑いのでしょうが、その日は上の写真のように雨具を着て歩いても苦になりませんでした。南の国にいることさえ忘れさせてくれる天気でした。